約一ヶ月に渡って少しづつの進捗をブログにてUPしてきましたがだいぶネタもまとまり、デジカメで撮影した写真がメインでのご紹介をしようと思います。
最初は「どれに付ける」と明言していなかった為か、8のマフラーだと思ってた方も多かったようで。
実際に製作、取り付けする車は
「GX100 後期クレスタ」
となっております。
8のマフラーは左右出しで面倒なのでそのうち作ります笑
製作工程の紹介ではかなり写真枚数が多くなっておりPCかスマホ閲覧必須になっておりますがお付き合いよろしくお願い申し上げます。
尚、部品の製作に関しては過去ブログで紹介しているのでメインはタイコが完成してからの話からになり、 この作業は先日の土曜に行った作業がメインとなっています。
仕事は休みだったのですがまとまった作業時間が欲しかったので作業しに行ったのです。
タイコ、出口の製作に関しては過去ブログを参照くださいませ。
「
今日の進捗」
これが完成したタイコ。
スタンダードなオーバルタイコにスラッシュカットの外カールで純正社外のような地味なスタイリングを目指しました。
若干下向きにしてあるのもポイントでとにかく地味さを大事にしています。
んでもってサウンドは・・・みたいな。
よくある例えで言えば
「あのメガネ娘、メガネを外すと・・・」なんてのがありますが
「メガネを外すとまたメガネ!メガネでも安全ゴーグルを着用しよう!基本を見直し安全作業、今日も一日無災害!」
中身は今まで蓄積したノウハウが突っ込まれてるので紹介できません。
普通マフラーを作るとなると現車合わせが基本ですが、都合上現車合わせで製作できないので純正マフラーで型を起こしてそれに合わせて作成します。
純正マフラーをスクラップから拾ってきた板の上で基本となるポイントを拾ってあげます。
だいたい大事なポイントを拾うとこんな感じになります。
型の上にフランジが置いてありますがタイコの高さを調整するためです。
尚この型は人生ゲームのボードにも早変わりします。
スリッパみたいなオープンカー
(別売り)を用意していただければ
2度楽しめます。
ステーの位置関係などは非常に大事なので忘れずに拾っておきましょう。
車体に合わせたタイトな作りは純正マフラーの型では難しいですがこの型があればもう何度でも現車合わせすることなくマフラーを作ることができます。
メインパイプの作成にあたっては薄いパイプを曲げられるベンダーが無いのでパイプを角度切りして繋ぐ事によって曲げパイプを製作します。
だいたい8個で90度になるように細切れを用意しました。
キテレツ大百科のお料理行進曲で言うところの
「♪さぁ勇気を出し みじん切りだ包丁 タマネギ目にしみても 涙こらえて~♪」
は
「♪さぁ勇気を出し 角度切りだパイプ 粉塵目にしみても 涙こらえて~♪」
こういう場合は安全ゴーグルの使用が効果的です。
ぜひ習慣化し、事故を未然に防ぐ事が良い環境を作り出す第一歩であります。
それを前回のブログで紹介したように裏ガスを流して溶接します。
今回は薄いということと裏波出すということで溶加棒は入れずナメ付けで溶接です。なんとなく棒を入れた方が安心な気がしますがなんらかの力が加わった場合、溶接が切れる前にパイプが曲がると思うのでこれで十分かと思います。
ある程度の曲げパイプは用意してあとは少し足したりして微調整します。
作成したタイコを型に乗せてパイピングの製作開始です。
ここからが結構時間かかりました。
チリが合わない所もありますのでうまくお茶を濁すの難しいところです。
ある程度の曲げパイプを作る、微調整の分のパイプを合わせて溶接、
それを仮付けして次の曲げを作るを繰り返します。
一気に仮付けで進行して一気に溶接だと歪んで形や長さが変わってしまう可能性があるのである程度は分割して進めます。
だいぶ形になってきました。
この溶接が残ってる部分のチリ合わせが非常に苦労しました。
角度パイプを複数個使い、チリが合うとこを探します。
合えばOK全自動、溶接して固めます。
パイピングがおおむね完成しました。
純正マフラーと比べて見てもそう大差はなさそうです。
真ん中らへんの曲げ部が少し妙な形になっているのがおわかりでしょうか?
これはチリ合わせが失敗した例です。
少し純正より上に上がる感じになっています。
多少は上に上がった方が地上高が稼げるので結果オーライですが場合によっては余裕が無くなってしまう事も考えられます。
この辺でまったく余裕が無くなってしまい写真が全然ありません笑
フランジ部も取り付けてパイピングの製作は終了です。
次はマフラーステーなんですが時間がかなり押してしまったのでやっつけで作ってしまいました。
本当は無駄に曲げた丸棒で凝り凝りなステーを構成しようとおもってたのですが。
アングルも磨く時間が無く梨地のままです。
後ろはもっと横着してしまいました爆
結構ダサいです爆
後は純正マフラーに付いているバランサーを付けるステーを製作して(写真無し)一度完成です。
この後は仕上げなのですがすべてバフ研磨の予定だったのですがこれも時間の関係で酸洗い、タイコのみバフ研磨にして洗浄し、
これで本当の完成となります。
では完成したマフラーをご覧いただきたい。
オールステンレス製ファクトリースペックマフラー。
今までの自作マフラーとは一歩違う、商品として成り立つクォリティで製作しました。
もう自作マフラーとは呼ばせません。
パイプは酸洗い仕上げですが光沢も程々に残っており結果的に良い仕上がりになったのではないかと思います。
本体裏側。 出口の振れ止めと輪留めに万一ヒットしても逃げるよう、ステーを追加しました。
これが純正マフラーに付いているバランサーを取り付けるステー。
社外品では付いていないですが純正マフラーを意識して製作したので今回はこちらも用意しました。
マフラーハンガーはコストを抑えたUボルトの改造品。
2本使う事により剛性を保っています。
今回のマフラー製作で譲れなかったポイント
スラッシュカットの外カールテール。
水平より上に向くとやんちゃなイメージになりますが。
若干下向きにすることにより一昔前の純正マフラーを意識した形状となっております。
といった内容となっております。
フィッティング、サウンドはまだ未確認ですので装着したらまた
その2点のご報告をさせていただきます。
非常に長くなってしまいましたが最後まで目を通していただきありがとうございます。
以上、マフラー製作工程の報告でした。
Posted at 2013/07/15 23:17:36 | |
トラックバック(0) | 日記