OBDIIコネクターにELM327アダプタを差して診断アプリ Motor Data OBDを使う
目的
修理・故障・メンテナンス
作業
DIY
難易度
初級
作業時間
30分以内
1
先日の車速信号トラブルの際、OBD2コネクターにELM327アダプタなる中華デバイスを差し、スマホに診断アプリ「Motor Data OBD」をインストールしてエラーの内容や車の状態を確認しました。
結局このトラブルは自力では解決出来なかったのですが、なかなか面白い経験でした。
というわけで、使い方の概要を記録しておきます。
まずはアマゾン等でELM327アダプタを入手します。
私はAmtakeという会社のWi-fiモデルを購入しました。
他にもBluetooth版とか似たような外観の製品とか多数あり、何が本家で何がパクリかサッパリわからないのですが、とりあえずこの製品がこの時ベストセラーとなっていたので。
車両に取り付けたらスマホのWi-fi接続先をこのELM327アダプタに指定します。
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後でも先でもいいのですが、スマホにMotor Data OBDをインストールします。
Google Playで検索するとすぐに見つかります。
インストールするだけならタダなので気軽に行きます。
(同時に似たようなアプリもたくさんヒットします。世の中色々あるんですねぇ。)
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ホーム画面で「プロフィール」をタップすると、プロフィールの画面に変わります。
初期状態では当然何もないので「プロフィール追加+」をタップします。
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ここからプロフィールはプロファイルに変わりますw
ちゃんと元からアルテッツアが選択できるのが素晴らしいです。
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肝となる「診断プロトコル」は「自動選択」で大丈夫です。
(ドロップダウンで「バージョン1」=「TOYOTAのための1プロトコル改作」を選択しても良いみたいです。)
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一通り選択したら「保存」をタップします。
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一旦ホーム画面に戻り、「設定」をタップしてこの画面に移動します。
私の使うELM327アダプタはWi-fiモデルなので、接続タイプは「Wi-Fi」を選択します。
もちろん、Bluetoothのアダプタの方は「Bluetooth」を選択してください。(って私は試してないですが。)
その他の項目は特に触らなくても大丈夫だったと思います。
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そのまま「接続する」をタップすると車両側コンピューターへの接続が始まります。
だいたい2~3分かかるみたいです。
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これが接続(スキャン?)が完了したところ。
ECUだけでなくエアバッグコンピュータ、ブレーキコンピュータ(ABSコンピュータ)の3つを検出できています。
ただしここから先、実際のデータを読み取ろうとするのであれば、有料プラグインを購入する必要があります。
ここまではタダ、ここからは有料ってことですが、ここまで進められたのであれば有料プラグインを購入した後に「あれ?オラの車では繋がらないっぺ?」となる懸念は小さいでしょう。
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ということでホーム画面の「有料プラグイン」をタップし、Toyota (Lexus)用プラグイン 1.490円を選択します。
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金を払います。
アプリ上から金が払えるんです。
スバラシくもありし、オソロシくもある世の中です…。
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ここまで済ませると、エンジン、ブレーキ、エアバッグの各コンピュータのデータが読み取れます。
アプリの振る舞いというか画面構成によく分からんところもありますが、まぁフィーリングでいろいろ操作しております。(適当)
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これはエンジン(ECU)のエラーを確認した様子です。
この時は憎きP0500が出ています。
ここで「削除」をタップすれば、エラーをリセットすることもできます。
「保存」タップすると、…なんかログでも保存してくれるのでしょう。使ってないのでわかりませんけど…。
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これはエンジン関係のパラメーターをリアルタイムで見ている様子です。
回転数とか吸気温度とか出てますね。
P0500エラーを解消してもらった後の様子なので、ちゃんと速度も52km/hと出てます。ヨシヨシ。
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これはABSコンピュータから4輪についている各スピードセンサーの信号を見ている様子です。
ちゃんと仕事してくれています。ヨシヨシ。
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さて、走行中に各パラメーターを見た目良く表示させたいならば、断然こちらの「Torque Pro」に軍配が上がります。(アルの場合は最初の設定が面倒ですが。)
しかし、どうもTorque ProはECUしか接続できないようです。(たぶん)
それに対し、「Motor Data OBD」はECUのほかにABSとエアバッグのコンピュータにも接続できるので、診断目的ならこちらに軍配が上がります。
まぁここまでのドタバタの中でTorque Proも購入してしまったので、また適当に遊んでみることにしましょう。
ともあれ自分の知らない間に世の中はスマホと中華デバイスを核として素人でも色々なことが出来る時代になっているんだなぁ、と思いましたわ。
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