翌年の2010年は、スーパー耐久レースに参戦しました。エアジャッキに、クイックチャージャー。チューニングの世界とは全てが違いました。レギュレーション的に、交換できるパーツが限られていたため、多くは純正部品を使用してましたね。街乗りのストリートカーであれば、7年、8年持つようなハブベアリングが、たった数時間で壊れてしまう。レースだから、タイムアタックの様なクーリングラップなんてものも無い。壊れては改善の繰り返しで、チューニングの世界には無いノウハウを習得できた様な気がしました。速さを追求するだけでは無く、性能を持続させるノウハウ。それは愛車を長く乗り続けるための「消耗部品の延命」にもつながるような気がします。