技術センターに行って来ました♪
和光ケミカルさんと言うと、街の整備工場からトップクラスのワークスチームまで製品が使用されているのはご存知のことと思います。GT300ストリートVer.でも車両の製作当初からお世話になっているメーカーさんで、GT300ストリートVer.には、エンジン&ミッションオイル。それから評判のブレーキ&パーツクリーナーやラスペネ、それからエンジンの組み上げに必要なエンジン組み付けペーストやネジタイト。それから導通不良を復活させる接点復活剤やボルトの焼付け防止するスレッドコンパウンドといったケミカル類も使用させていただいてます。
それから・・・・・・あまり大きな声では言えませんが、製作当初からエンジンオイルの成分分析と言った技術的なサポートも行っていただいてます。
オイルの成分分析??なんじゃそりゃ?
という方もいらっしゃると思いますが、実際に使用し抜き取ったオイルをサンプルとして和光ケミカルさんの技術センターに送り、ガソリン希釈による希釈率の計測やオイルの粘度の計測。それから肉眼では見えない金属片の分析などを行っていただいておりました。
エンジンチューンは、エンジンを組み上げるエンジンチューナーさんやコンピュータを使いセッティングを行うチューナーさんによって、チューニング方法やチューニング理論は様々です。ですから、使用するエンジンオイルも実際使用しているエンジンやセッティングに合っているかどうかは、このような分析を行わなくては解らないのです。
例えばWRCやスーパー耐久などではミスファイヤーリングシステムを使っている車両もあります。このようなシステムを使用すると当然エンジンオイル内にガソリンが入り、オイルの粘度を下げてしまったり、エンジンオイルの引火温度も低くなってしまいます。ちなみにエンジンオイルの引火温度は、新油で4輪用オイルの場合は約230度だそうです。またエンジンチューナーによっては、ピストンクリアランスを広くするチューナーもおりますし、逆に狭くするチューナーさんもいらっしゃるそうです。これによりエンジンオイルのガソリン希釈率も変わって来てしまいますし、継続的に成分分析を行うことによりオイル内に浮遊する金属粉の元素を割り出すことにより、どの部品が消耗しているのかが解るそうです。ちなみにこのような金属片を割り出していく機械にはプラズマが使用されており、約6000度の高温で金属を焼くことで、金属が発する光の色で元素を割り出していくそうです。
はい・・・・・・今日は凄い計測器をたくさん見せていただきました。
オイル関しても色々と説明していただき、オイルの粘度をテストする機械もじっくり見させていただきました。とは言え、科学が全くダメダメなオイラにはおもいっきり???マークが付いてしまう内容です(滝汗)
本日は、特別に新入社員の河村クンも同行させていただきました。なかなかお目にかかれない計測器を前に2人してハァハァしてしまいました。それから今回からミッションオイルを市販のWR8140G(SAE80-140)からテスト品の試作品を使わせていただくことになりました。ちなみにこちらのオイルは、スーパー耐久シリーズに参戦するFF車に使用しテストを行われていたミッションオイルで、市販車ベースのチューニングカーで是非ともテストを行っていただきたい。というご要望もあり、今回から使用することになったわけです。
ちなみにGT300ストリートVer.には、今後ボメックスで発売を予定しているレーシングクーラントも使用していたり。ちなみに高速道路のそこそこ(スピード表記は出来ません)のスピードで巡航して73度、渋滞にはまっても82度というデータが取れています。もちろんこれには市販のローテンプサーモ(開弁温度68度)を使用しているのでこのようなデータが取れているのですが・・・・・・今のところ不具合も無く、良いデータが取れているので発売は近いのかな??
本日の模様は4月15日発売のCARBOY誌に掲載しますので、興味のある人は読んで下さい!!
ちなみにエンジンオイルなんて、安いオイルを短いサイクルで交換すれば・・・と思っている方もいらっしゃると思いますが、考え方がガラリと変わりますよ。特にターボ車オーナーの方は必見ですので、是非期待して下さい。
Posted at 2009/03/19 02:52:14 | |
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チューニング | 日記