
GT300ストリートVer.企画も第2章に入ろうとしています。
そしてお気付きの方もいらっしゃると思いますが、タイトル写真とブログタイトルも変更させていただきました。
クルマは完成してしまえば終わりではない。パーツを付けることがチューニングでは無い。と思っています。そして、なぜ莫大な費用を掛けてGT300ストリートVer.を製作したのか?それは自分のワガママも若干ありますが、本当のデータを自分で確かめたかったことにあります。
なかなか難しい?何言っているんだ?意味がわからない??かと思いますが、私のような仕事をしていると、ついあの時取材したことは本当なのだろうか?雑誌を読んでいても、これウソだろ~?なんて思うことが多々あります。
その雑誌や記事はその程度のレベルで良いのか?とか、以前はこのように言われていたけど、実際はどぉなのだろう?という部分を自分の目で確かめて見たかった。というのが、GT300ストリートVer.を製作した目的でもあります。
もちろん、このような手の込んだクルマを誰もが作れるわけではないでしょう。しかし、本物を知らなければ、本当にそれが正しいのか?ということを断言することはできません。そして正しい方向性がわからなければ、良い方向に持って行くこともできません。色々な部分で本物を知っているからこそ、良い方向に持って行くことができると思っています。
このGT300レビンを製作し、そして走らせて、まず5つの定説を否定することになりました。
まず1つ目。
『ボディ補強を施したクルマは曲がらない。』→大ウソ
一体誰がそんなことを言ったのか?
そんなことを我が物顔で言うチューナーさんがたくさんいます。
現在でもそう思っている方もいるでしょう(爆!)
でもさっ、良く考えてみると、だったらパイプフレームを使ったGTカーやF1なんかはどぉなっちゃうのよ??
って、感じですよね(笑)
そして2つ目。
『ボディ補強を施したクルマは乗り心地が悪い。』→ウソ
確かにボディを硬くすれば逃げが無くなるわけだから、振動の吸収がモロに来そうな気がしますが、レーシング界のようにボディ剛性をサスペンションの1部として考え、タイヤ面圧に対してボディと足回りでタイヤ面を合わせる。という方向性でサスペンションをセットアップすれば、むしろそこら辺を走っているチューニングカーよりも全然乗り心地が良いのです。
そして3つ目。
『ボディ補強をすれば、ボディの耐久性が落ちる。』→大ウソ
こんなこと言う人は、チューニングショップ失格ですよ(爆)
だって、単純にスポット溶接を増やすだけで、1つあたりの溶接に掛かる負担が分散されるわけだから、むしろボディは長持ちするでしょう。
もちろんボディが硬くなった分、タイヤ面圧に対してサスペンションをセットアップする。ということが大前提になりますが・・・。
そして4つ目。
『ボディ補強を行なうと、直ぐに錆が出る。』→大ウソ
本当に・・・・・・もぉ死んで下さい!!
ウチのレビンは、溶接を行なってから1年以上経過してますが、錆び1つありませんよ。もちろん溶接後は錆び止め処理も行ってますが・・・。ただし溶接の際、酸化しているのは事実ですから、メーカー生産時の溶接よりも錆が早く出てくるのは間違い無いでしょう。引き続き、錆びに対してのデータ取りを行なうことにして行きましょう。
そして5つ目。
『ハイパワーFFは曲がらない。』→大ウソ
こんなこと言っている人は、作ったことも無いのでしょう(笑)
GT300ストリートVer.は、ラインをトレースするように、美しく曲がって行きますよ。一体何馬力まで、扱うことができるのかテストしてみたいと思っています。
ホントね、思い込みが激しい。というか、何となくそうだと思うが、次第にそうだ。となってしまったのかはわからないけど、こう言うのって、言葉で対向しても権威のある人には歯が立たないんだよね。だから、自分でテストを行って証明してみたかったんです。だって、どんなに権威のあるひとが「こうだ。」と言い切っても、実際作って証明した人には勝てませんからね。
こんなことにムキになっているのも変かも知れませんが、誰かが証明しなければ間違った定説を変えることはできませんからね!!
『百聞は一見にしかず』
正しく、テストを行い証明した人が勝ちなんです♪
Posted at 2007/11/27 00:44:45 | |
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