ワイパー振動の対策
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
「断熱吸音は効果大!ワイパー振動は効果無い!」
HA36Sの持病なのか個体差なのか何なのかはわっかんないのだけれど、当方のワイパー、終端部分で止まる・動き出す際の振動が室内に伝達されるというありがたくないサービスを提供してくる。
具体的に言うと、それらの振動が何故か
手元のハンドル、そして足元のアクセル・ブレーキに伝わり見事にその挙動を伝えてくれるというもの。手足で感じる骨伝導スピーカー。
い、いらねぇ……
さて本題
ワイパーアームの下には空間があるらしく、そこに断熱材を仕込んだりできるらしい。
ダッシュボード裏とボンネット裏の施工で満足してるので、これ以上の遮音吸音は一旦は求めていなかったものの、ボンネットで使った余り材が他に使い道も無さそうだった事と、厚みのある材料なので、先のワイパー振動を抑制してくれるのではないかと期待してた事でGOサイン。
カテゴライズは制震の意味で【補強】
キャップを外してナットを外してアームを引き抜けば第一段階お手軽完了。
元に戻す用にマーカーする前例があったけど、面倒なので省き、それっぽく納めてみたけど何とかなったのでお好みで。
2
ボンネットを開いて左右のアームに被る黒樹脂カバーを外す。
アーム内側の爪部分は手前から垂れてU字を描いて奥で返しを作り、引き抜き防止に貢献しているので、画像を一例として、鋏の先をテコして少しずつ引き抜いていく。
アームの外側の爪は少し捻りながら引っ張るだけ。
3
奥にも爪が二本あり、真っ直ぐ生えてる側を軸に回転させてから引き抜く。
力尽くでやると壊れる。壊れた。
4
後はプッシュピンを取るだけ……ですが再利用は出来ません。
【エーモン】『1931 プッシュリベット』
HA12S時代の余りで何とか復旧。
持ってない人は施工前に買いに走りましょう。
指先でつつくだけで画像のように三段階で駄目になります、ポケモンか。退化してるけど。
マジで一本も再利用できません。なんでじゃい。
5
オープン、思ったよりかなりスペースあり。
補強もほぼ無し、そして薄い。おもしれー車。
6
運転席側にモーター、助手席側には庇の付いた某か。
最初はエアバッグ関係かと思ってビビっておりましたが、関係無さそうなので庇を撤去。
やっぱ全然関係なかった。
7
外気モードにすると出てくる風はここから入れてるのだろうか。それくらいしか思い付かないけど、知ってる人いたら教えてほしい。
写真はスマホを穴に突っ込んで上向きで撮影したものダッタハズ。スカスカの吸音スポンジが見えます。
8
カバーの助手席側にはエプトシーラーらしきものが、運転席側には何故か無し。
元々無いのか忘れなのか少し気になる
9
ワイパー根本を支えている助手席側のボルトのゴムがズレていたのでラバープロテクタントの上、正しい位置に復旧。
支障あるようにも見えないし、直してもなにも変わらなかった案の定でした。
10
雨水が入ってくる部分なので妙に汚い。
パーツクリーナーで脱脂洗浄して、ラバー関係は全部プロテクタントしました。
11
さて施工
右上から時計回りに
・ボンネットの余り(スポンジ+アルミ
・【3M】『99』
・【KURE】『グリースメイトペースト』
・【日東】『レジェトレックス』
そんな装備で大丈夫だ問題ない。
12
ワイパー根本にはグリスの塗り直し。
時前情報がほぼ無く手探りだったので
必要そーな場所に必要そーなモノを使う
「兎に角やれば~見切り発車編~」撮影開始。
今、こうして見返すと
やらんでいい場所にやらんでもいい事してる気がする。時間を気にしていたのは確かにそう。
13
段差で支障が出そうな場所は何枚か重ねて嵩を揃えておきます。張り方は下手から上手へ、水が下の材料に潜らぬように。
当初は気付かなかったけど、物凄い水の通り道。なので、もう少しやり方を考えるべきだったのだけれど、気付く頃にはほぼ終わっていたというアフターカーニバル。
14
レジェトレックスは中央に写っているトンネルの下に貼ってみたけど無意味
クッション材に期待するのみ。
この時のワタクシよ、なんで貼った。
マジで、なんでソコを選んだのか覚えてない。
15
【Nitto】『アルミ ガラスクロステープ』
端部で雨が入りそうな場所には気休め程度に蓋をする。
16
奥の方はカバーを被せた時、ガラスとの取り合いでゴム部品が止水してくれると期待して何もせず。
左右の端も、水の跡を鑑みるにカバーの誘導で側板の外側へ流れるようなので、手前の端だけを塞ぐようにした。
これで水は空間の底へと流れ、左右端の穴へと流れていく。
甘かったのは底の、中央から左右への道が凸凹であり、僅かながら水溜まりを許してしまう構造になっていること。
これに関しては、太陽光で容易に蒸発する箇所と言えるので、許容範囲内とした。
17
振動はワイパーの部分の話だと思い込んでいたせいもあり、モーター側はあろうことか
「モーターとるのめんどい」と元凶を避ける施工を実行。過去の自らを処さねばならない。
18
なんだかんだのBefore~After
仕上がりには満足しております。
なお
「やっぱり、今回も駄目だったよ」
ワイパー振動は今日も元気にオーディオの低音共振に負けじと暴れております。それ以上気を高めるな。
吸音効果は、ダッシュボードとボンネットを施工済みだったので
『効果は有るだろうけど実感はできない』
という困った結果になってしまった。
19
おまけ
ドライブ中に楽しくなる音や振動、感覚はあるけどワイパーブレードの挙動を感じて悦に浸れる人は果たしているのか。
もしかしたら運転に貢献してくれる可能性もあったりなんかするのか。
高橋涼介の口から
「旧世代でスカスカのハチロクだからこそワイパーブレードの振動を荷重移動に使えたのさ」
とか聞いたことない。聞きたくもないけど。
と言うよりも、この症状HA36S以外にあるんだろうか。少なくともHA12Sでは感じることはなかったし、普通に欠陥では。
HA36S、おもしれー車。
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