2018年12月07日
大晦日の恒例行事【除夜の鐘】のあれこれ
知っていますか?
【除夜の鐘】の雑学
「除夜」の意味は?
大晦日の夜を「除夜」と言いますが、この「除夜」には、どのような意味があるのでしょうか?
一説には、その昔「歳神様(トシガミサマ)」という穀物の神様を迎えるのに一晩中起きていなければならないという風習があり、これが「夜がない日=除夜」の由来になったと言われています。
また「除」という言葉には、古いものを捨てて新しいものを迎えるという意味があり、ここから「除の日の夜=除夜」になったとも言われています。
108回鐘を突く理由は?
「108の煩悩を払うため」という説が有名ですが、そもそも煩悩の数はどうして108なのでしょうか?
この疑問の答えとして、仏教の「六根(ろっこん)」が元になっているという説が知られています。
六根とは、
①【視覚】
②【聴覚】
③【嗅覚】
④【味覚】
⑤【触覚】
⑥【意識】
という、人が持つ6つの感覚を指す言葉。
煩悩は、この六根が受け取る
①【気持ちが良い】
②【気持ちが悪い】
③【どちらでもない】
という、3つの状態を
①【きれい(清い)】
と
②【きたない】
を意味する「浄(じょう)」「染(せん)」の2種類に分類し、さらに
①【前世】
②【今世】
③【来世】
という、3つの時間軸により拡張した数
(6×3×2×3=108)
であると言われています。
何時まで鐘を突くの?
新年を迎えても突いているお寺もあれば、大晦日の間に突き終えるお寺もあり、各所でルールは異なります。
有名な京都の知恩院では、
大晦日の夜10時過ぎから鐘を突き始め
年が明ける頃には突き終えます。
「大鐘楼」と呼ばれる
高さ、3.3メートル
重さ、約70トン
の巨大な鐘を僧侶が17人がかりで鳴らすのですが、その豪快な様子をひと目見ようと大勢の見物客が訪れることで有名です。
人が多すぎて鐘を鳴らす様子を実際に目にするのも難しいくらいですが、その心の底まで響いてくるような大きくて厳かな鐘の音は、まさに「一聞の価値あり」と言えるでしょう。
ちょっと前に小耳に挟んだ話なので、紹介してみました。(笑)
今では、大晦日でも夜ふかしはしないで、早く寝てしまいますね。(笑)
午前0時の時報と共に、
地元の氏神様に
1年を無事に過ごせた事の御礼と新たな1年の祈祷をして来ます。
三ヶ日の内に出来れば、熱田神宮にでも行って来たいですね?
それでは、また。
Posted at 2018/12/07 16:21:38 | |
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