2013年10月13日
ブレーキをパッと離して曲がる
僕基本的に何でも自己流なので、正しいか正しくないかよく分かってないことが多いです。
いろんな勘違いが爆発だったり…。
最近になって初めて発見したことが周りでは常識だったり…。
というわけでみなさん僕の話は話半分で聞かなければいけません(笑)
受け売りを話してるだけよりは、ちょっとだけいいかな?と…^^;
さて尊敬しているタツゥさんのブログに興味深い話題がありました。
「ハンドルだけで横Gを上げるような走り方」
これ一時期、こだわって練習していた時期がありました。
古くを遡るとスターレット暴走時代(笑)に、曲がらない、曲がらない、ブレーキ残しても曲がらない、どうにも曲がらないスターレットを唯一それなりに曲げるための乗り方として練習していたものです。
タカスサーキットの2コーナーとゲッチャンコーナー、グリップエンドコーナーの3箇所は、クルマによっては、減速のためのブレーキを一瞬しか踏まない方が多いかと思います。
理由はブレーキを踏み続けると速度が落ちすぎるからです、それだけです。
でも減速せずに通過出来るクルマも多くはないと思います。
微妙なコーナーですね。コース作った人えらいです。
とくにゲッチャンコーナーとグリップエンドコーナーは2回連続の左コーナーということで、そういう意味では共通点があります。
ところが3年くらい前ですか…初心者から始めた僕がようやく1分10秒を切れるようになった頃、「ゲッチャンコーナーで出来ることが、グリップエンドコーナーだと出来ない」と思い始めたことがありました。
というかグリップエンドコーナーは僕にとっては鬼門で、基本的には頻繁にスピンします。
とにかくスピンします。アクセル踏む前に情けなくスピンするので泣けてきます。
まぁスピンはいいのですけど、ときどき逆に「曲がれない」ことがあります。
速度が高すぎるわけでもないし、自分ではいつもと違う操作をしているようには思えないのに、クルマの挙動がぜんぜん違う…ヨーイングが出ない…。
そういうことが起きることが、ときどき、あります。なんで?
悩みに悩んで発見した原因のひとつは「ブレーキの踏み込みが、自分が思っているより浅い場合があること」でした。
走り方をいろいろ試しているときは、ブレーキの"詰め"に余裕を持たせる傾向になります。
余裕を持たせる=弱いブレーキで時間をかけて減速する、ですから、前荷重の絶対量が少なくなります(=後ろ荷重の抜ける量が少なくなります)。
自分でそれと分かっていれば調整が効くのですけど…いつもと同じという前提で運転操作していると、いつもと同じ挙動になってくれないので困惑してしまう、という寸法でした。
で、それが分かっても、もうひとつ、何かが足りません…。
無意識で全開で走ると簡単にスピンしてしまうのに、意識的に「曲げるぞ、曲げるぞ」と思って運転操作をすると、うまく曲がらない。
これ、結局は「一瞬ふわっとなる感覚に集中しながらスライド気味に曲がる」という、なんとも曖昧な感覚を頼りに走ることでしか解決できませんでした。
僕に限って言えば、2コーナーとゲッチャンコーナーとグリップエンドコーナーはほとんどブレーキを残しません。
「まったく残さない」というと語弊があって…ブレーキをまったく残さずに「パッ」っと離して曲がろうとするとそのままスピンしてしまうので、調整します。
結果、「ほとんど残さない」くらいの感じになります。
その他のコーナーは十分な減速を必要とするので、減速しながらアレしてコレして…という感じになるので、残します。
前置きがずいぶん長くなりましたが、グリップエンドコーナーでスピンするときにやっていること、それが「ブレーキをパっと離して曲がる」です。
ところが単にブレーキをパっと離して、直後に素早くハンドルを切り込むだけでは、スピンするくらいのヨーイングは得られません。
自分ではそうやっているつもりです。
でも、ゲッチャンコーナーとグリップエンドコーナーの挙動が一致しないことがある…。
違いはシフトチェンジとの関係にあって、「ゲッチャンコーナーはエンジン回転をレブに当てたまま入るが、グリップエンドコーナーはヒール&トゥを伴う」ということでした。
あっ…もちろん僕の場合ですよ…^^;
グリップエンドコーナーはその性質上、ヒール&トゥを完全に終えるより早い段階でハンドルを切り始めなくてはいけません。
なぜならブレーキを踏み始める位置が、ハンドルを切り始める直前にあるからです。
それより早くても遅くてもタイムが落ちますから仕方ありません(涙)
まずブレーキを踏んで減速します、ところがブレーキは一瞬しか必要ありませんので、急いでシフトダウンを終わらせないといけません。
ブレーキを踏んだ直後にクラッチを踏み、次の瞬間には「ブレーキを離し始めながら」同時にアクセルペダルを押しこんでいきます。
足首が大変な角度になります…。
さらにこの時点でハンドルを切っていないと曲がれないので同時にハンドルも切り始めます。
アクセルはコンマ数秒ほど煽り続けていないとエンジンが目標回転数まで上がりません、足の側面でアクセルを煽り続けながら、クルマの挙動に合わせてブレーキを抜いていきます。
ちなみに僕のクルマのシートはフルバケのくせにサイドサポートがずいぶん低く(おかげで乗り降り楽勝です!)、右足が支えられないので、この時点でひざをドアの内張りに押し付けて支えます。
アクセルを煽り続ける足に角度的な影響が出ないように気をつけます。
同時にシフトノブを3速から2速に入れます。
エンジン回転数が十分に上がったところでブレーキ→アクセルの順に完全にペダルから足を離し、クラッチを繋ぎます。
ブレーキを踏み始めてからこの瞬間までが大体ですけど2秒前後、そのコンマ数秒後にクリッピングポイントを迎えます。
…という関係上、どうしてもヒール&トゥを完遂することだけで集中力を使ってしまうので、ハンドルを切り込んでいく量とタイミングが適当になりがちです。
また、ブレーキを離していく量とタイミングも適当になりがちです。
ぜんぶ同時にこなそうと、何度も何度も何度も何度も練習してるんですが、今はまだ成功率が1/3くらいです…。
タイムをコンスタントに刻みたい場合はブレーキの踏み込みをギリギリのところまで弱くして、約2秒のブレーキ操作を3秒くらいに伸ばして余裕を確保します。
グリップエンドコーナーをうまく曲がれないのが「集中力をハンドルとブレーキに十分に割り振れていないのが原因」だと気づき始めたとき、「じゃあ具体的にどういう操作が必要なのか」と探り始めました。
ひとつ分かったことは、ブレーキをパっと離して曲がるとき、ハンドルを本格的に切り始める時点ですでにいくらかロールしている、ということです。
この時点でまったくロールしていない場合、クルマはうまく曲がろうとしてくれません。
ブレーキは「パッ」と離しますが、ブレーキを離すより前に、ハンドル操作である程度の「溜め」を作ります。
感覚的には、アウト側タイヤの「溜め」あるいはアウト側スプリングの「溜め」という感じです。
その状態でブレーキを「パッ」と完全に離し、直後にハンドルをぐいっと一気に切り込みます(このタイミングが合うかどうかが非常に重要)。
そうすれば、見事にスピンしま……………いやスピンしたらだめじゃん(汗)
スピンは困るので、やりすぎないように調整します。
(=ブレーキを「パッ」と離すのではなく、ほんのわずかに残してから離す)
イメージとしては、コーナーの内側にクルマの鼻っ面を突き刺す勢いで、あるいはリヤタイヤを遠心力でコーナー外側に吹っ飛ばす勢いでやるとうまく行きます。
ああ僕の場合ですけど(汗)
ていうかやりすぎるとテールスライドしてスピンしますけど(汗)
以上すべて僕のクルマの場合ですので、よく分かってないですし、話半分で…。
ただ、ブレーキをパッと離して曲がる=曲げ力100%だとすると、ブレーキを少しだけ残して曲がる=曲げ力80%くらい、ブレーキをだらだら残して曲がる=曲げ力60%くらい、という印象が、僕の中には、あります。
みなさま長文失礼しました。
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Posted at
2013/10/13 20:55:56
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