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aki@rsのブログ一覧

2015年05月31日 イイね!

無知の知

クルマのことを完全に理解してる人っているんでしょうか。
クルマって難しいです。
そもそも材料を理解するだけでも死ぬほど大変なのに、それが部品になると思うともっと大変ですね、さらに製品になったクルマに働くメカニズムを全て理解しようと思うと気が遠くなります。
人の一生はあまりに短い。

「サーキット走行をするようになってから、一般道を飛ばさなくなった」という声をよく聞きます。
クルマをコントロールすることの難しさを感じたからですね。
サーキット走行を重ねて、まじめに練習していくと、技術としては確実に上達していきます。
にも関わらず以前より一般道を飛ばさなくなる、公道が危険だと感じるようになる、というのは「どこからどこまでがコントロールできる範囲で、どこからどこまでがコントロールできない範囲なのか」ということを、以前よりもはっきりと把握できるようになったということですね。

何かを理解していく過程とは、自分が「何を理解していないのか」を認識していく過程でもある。
ということを、感じる機会が増えました。

クルマは難しい、それは確かに難しいのですが、ひとつひとつのメカニズム自体はそれほど難しくないと思うことも多いです。
もちろん理解困難なものもたくさんあるでしょう、でも同じくたくさんのものが、思ったよりは難しくないものだな、と。
十分な基礎を学んだうえで、十分な説明を受け、十分に理解のための努力をすればなんとか理解することが出来る、いったん理解してしまえば「な~んだ、こんな簡単なことだったんだ」と。
そう思う機会って意外と多いんじゃないかと思います。

ただ、尋常じゃなく量が多い。種類が多い。
「十分な基礎」なんて…普通そんなもんありませんよ…。
なにかひとつの要素を理解するために必要な基礎知識、というのがあったとして、それは普通に義務教育のレベルかもしれませんし、あるいは東大物理の入試に出てくるレベルかもしれません。
専門家から見れば東大入試の問題だって「こども(高校生)のレベル」です、分かってて当然の基礎知識ですね。
こないだバネのこと調べてましたが、物理の試験の難しさにびっくりしました。
ひとつ分かんないからその部分の基礎を調べて、さらにそれが分かんないから、さらにその基礎を調べていかないと理解できません。
僕は今年で32歳ですが、分野によっては18歳かそこらの子供に完敗してしまうのだと、改めてそう思うとちょっと恥ずかしいです。
でもそれが当たり前の現実ですね。

まだ理解してないことが多すぎです。
理解するために必要となる知識が多すぎる。
それに対して、人間に与えられた時間が短すぎる。
だからこそ面白いという見方も出来ますけどね。

インターネットを見ていると「オレは分かってる」みたいな感じのブログを見かける機会が多いですが、僕は何にも分かってません…。
プロドライバーが「まだまだ、もっと上達しなきゃ」と言ってる一方、公道を無茶なスピードで飛ばしていくドライバーもいます。
その中で、サーキット走行を経験し、一般道では飛ばさなくるドライバーもいます。

何かを理解していく過程とは、自分が「何を理解していないのか」を認識していく過程でもあるということを、感じる機会が増えました。
昔は分からなかったことです。
昔は本当に何も分かってなかったから。
今も分かってないけど…。

自分が「何を理解していないのか」が少しずつ明らかになるにつれて、そのとき初めて「ぼんやりして見えていなかった全体像」が見えてくるのだと、そう感じることが出来るようになってから、なにか自分の立ち位置のようなものが変わった気がします。




















軽井沢行けなかったので独り言書いてます^^;
Posted at 2015/05/31 21:45:30 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2015年05月24日 イイね!

上がある幸せ

相変わらず何だかんだと忙しいのですが少しずつ落ち着き始めてきたので、時間を見つけてロードスターの軽量化をしています。
気温がずいぶん上がってきましたが、この期に及んでNB最速をあきらめていません(苦笑)
来月くらいにはサーキット行けるはず…きっと…。

というわけで、最近はNBのレコードが更新されてないかハラハラしながらタカスサーキットのHPをチェックしたりしてます(笑)
現時点、タカス新コースにおけるNBロードスターの最速タイムは、旧コースのレコードホルダーでもあるロドリゲスくんが昨年7月に出した1分8秒3。
僕のベストが11月に出した1分9秒2。
あと1秒が遠い…^^;

タカスサーキットのHPでは、イベントリザルトやフリー走行ランキングをこまめに掲載してくれています。
先日更新された5月中間集計を見てみると、並み居るスポーツカーを押しのけて、ロードスターが3台もランクインしているようです。ご立派!
うち2台がNBロードスターで、それぞれ1分10秒3と1分10秒8となっていますね。
ぬおお10秒台が2台も…。

これは、僕の脅威とならないうちに早めに潰しt……いやいや何でもないです(笑)

1~4月までの集計ではNBではあまり良い記録が出てないみたいなので、まぁそんなところかな、と思っていたのですが、先日行われたディレッツァアタック'15というイベントのリザルトを見てみると、なんとロードスターが4台も載っています…!
詳しい型式までは分かりませんが、10秒台が2台、そして一番速いところでは1分9秒8が出ています。
やばいぞ、うかうかしてたらNB最速どころか、他の人にまで抜かれちゃうのでは(涙)

でもとりあえず、11月時点より1秒速く走れば、一瞬だけでもNB最速が取り戻せます。
理屈的にはS字でコンマ5秒、最終コーナでコンマ5秒速く走れるはずなので、足して1秒でめでたしめでたし…ってそんな上手くいくかバカ!(苦笑)
タイヤ新品にしたし、結構な軽量化も出来てるので、その分でいくらかはカバー出来るのではと思っています。
NB2RS専用の補強類とかもじゃんじゃん撤去して(笑)、すでに助手席やカーペットもありません(笑)
あとは、気温が低ければね~^^;

なんにせよ、目標を立てて頑張れるのって楽しいです。
今より上があることの喜び。上を目指せる幸せ。
上達できなくなったら楽しくないので、まだまだ上がある、楽しめる余地がたくさん残ってる、っていうのは幸せなことですね。
頑張ってNB最速とるぞ~^^

…ってその前に、また数ヶ月のブランクできちゃったので、勘を取り戻すことから始めないとなぁ~(苦笑)
Posted at 2015/05/24 22:25:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2015年05月15日 イイね!

車高バランスとフロント荷重/リヤ荷重




えーっと…








ここのところに重りをつけたら…









たぶん「こてっ」って倒れちゃうけど、







それを、大体このへん?を中心とした回転運動だとみなしたとき、







そこにはモーメントが発生していることになるので、







距離×力(重さ)が、回転中心まわりに働くことになるわけか…。








でもこれが左右にあれば回転しないわけで、

………ん?

でも回転しなくても、重りがくっついてる以上は、モーメントは発生するよなぁ?







このへんが回転中心と考えたとき、重りがくっついてれば、モーメントは発生するので…。

えっとどうなるんだ?(汗)

あっでも「回転しない」ってことは、逆方向に働くモーメントがどこかに発生していて、右回転と左回転のモーメントが釣り合ってるってことだっけ?
むかし兄ちゃんがそんなこと言ってた気がする…。







そっか、そっか…。

「距離×力」が同じであれば釣り合うわけで、回転中心と反対側のところに「2倍の距離×半分の力」が発生してるから、それでいいのか…。
あっでもこれって右と左それぞれに言えるなぁ。







まぁどっちにしてもモーメントが釣り合ってるから回転しないのか…。








うーん。







えっと、重りを横に移動させると…?

どうなるんかな?

うーんと…。

頭悪いから分かんねぇや…(汗)







あっ、いや、だから、左が軽くなって右が重くなるわけだから、これでいいのか(汗)

おれの馬鹿っ(涙)







えーっと、じゃあこれは???







こっちもか…。



うーん…。









あっでも、









こういう感じだったら、








微妙に重りの左右位置が違っちゃうから、これだと左が重くなって右が軽くなるなぁ。

うん…。







じゃあこっちは、左右の高さは違うけど重りの位置は真ん中だから、







そっか、だからだから、重りが及ぼす力は地球の重力に起因してるので、重力は垂直方向にしか働かないわけで、結局、「回転中心からの水平距離」に左右されるわけね…。



うん、ということはやっぱり、







車高が前のめりであろうが、









「車高が」後ろのめりであろうが、







こういう微妙な違いはあるかもしれないけど、







フロント荷重がどうこう、リヤ荷重がどうこうというのは、重心の前後位置によって左右されるのであって、車高そのものは関係ないと。

車高を変えることで重心位置が変われば、荷重バランスも変わるし、車高を変えても重心位置があんまり変わらなければ、荷重バランスもあんまり変わらない。

ふむ…。
Posted at 2015/05/15 23:18:04 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2015年05月03日 イイね!

鉄は面白い

なかおさんトコのブログで、材料の強度とか内部応力とかの話が出ていました。
僕ぜんぜん詳しくないんですけどそのへんの話ってすごい面白いのでなんかもうやたらテンション上がっちゃって、今日は鉄の面白さに対する僕の熱い思いをぶちまけたいと思います(笑)

そもそも僕は部屋に篭って詩とか書いてるような文系メガネ野郎なもんですから、鉄とか機械とかにはご縁がなく暮らしてたんですけど、なんか仕事で溶接をしなきゃいけない機会があって、そのときにちょっと溶接覚えたんですね。
覚えたって言っても溶接すごい難しいもんで、溶接の中でもいちばん簡単な半自動炭酸ガス溶接の、いちばん簡単な突合せ溶接でチョー失敗しまくるレベルなんですけど、ホントに最初の頃とかってぜんぜん上手く出来ないし先輩のおっちゃんは「感覚でやるんや~」とかって適当にしかコツを教えてくれないし(涙)、もう散々だったんです。

なんかダマになっちゃったり母材が溶けちゃったり、なんでそうなるのか意味がよく分からない。条件が高いのか?低いのか?いろいろ試すんですけど基本的なことがうまく理解できない。
そんなときは現代人の味方インターネットで検索です(笑)、もう躍起になって調べまくりました。
こういうサイトとか、実体験で書いてくれてるのすごい助かるんですよ~(http://way-welding.com/
いろいろ知識を入れたうえで、ちゃんと溶融池が見えてくると最初のコツを掴むのは結構早い、もう楽しくて楽しくて必要ないものまでバチバチ溶接しまくり(笑)

でもやればやるほど難しさに行き当たります、うまくトーチを動かせないんですよね…溶接って習字みたいなんです(涙)
習字って自分の手で筆を動かすだけなのに、あんまり思ったとおりの字が書けなかったりするじゃないですか?
溶接は筆の代わりにトーチを動かしてバチバチするわけですけど、ほんの数mmの差、僅かコンマ数秒の差が大きな差になってしまうので、思ったとおりの結果が得られない…。
やっぱほら、やるからには欠陥出したくないし、美しいビードを引きたいので(笑)

で、寝ても覚めても溶接のこと考えてると、結局溶接って「熱の管理」なんだなってことに気付くわけです。
トーチを均一な速度で動かしても本当に均一なビードは得られない、それは溶接によって母材の温度がどんどん上がっていくからで、母材の温度上昇分も考えてビードを引いていかないといけませんね。
じゃないと自分が思ったより多めに溶けちゃう。
熱、熱、熱、とにかく熱のコントロールが出来ないと溶接はうまくいかなくて、熱の入り方を自分の支配下に置くことが大事。
溶接とは、熱の管理をすることなのだ!(゜Д゜)

んで、そこらへんのこともいっぱい調べてたら、何故か興味がどんどん「鉄自体」のほうに向かっちゃって、材料のことにも興味が出てくるわけです(笑)
溶接も面白いけど材料のこと知るのもめっちゃ面白いんですよ!
ほらホームセンターでフラットバー買ってくると普通SS400とか書いてあるんですけど、SS400って「400N/mm2の力で引っ張っても大丈夫ですよ」っていう規格らしいんですね。
でも、SS400以外にも、S45Cとかっていう材料も売ってるわけです。
S45Cって何じゃい?って思ったら、なんか炭素の含有量が0.45%らしい。
ふーん…。
で、それだと実際何が違うの(笑)

ほら!よく「焼入れ」とか「焼戻し」とかって言うじゃないですか!
普通の鉄は少し柔らかいけど、焼入れするとすごく硬くなるので、工具とかの材料に使えるようになる、とかそういう。
これ。なんでも、SS400だと焼き入れが出来ないらしい。
S45Cだと焼き入れが出来るらしい。
え!なんで…。

そもそも「焼き入れ」って炭素鋼の中のオーステナイトっていうのをマルテンサイトっていうのに変える作業らしくて、とにかく鉄の中に炭素が入ってないと焼入れが出来ないと。
で、SS400という規格はあくまで「引っ張り強度」を基準にした規格なので、ほとんど炭素は入ってないんだと。
でもS45Cには「Cが0.42~0.48、Siが0.15~0.35、Mnが0.60~0.90、PとSが…」って規格が決められてるので、ちゃんと焼入れが出来るんだと。

しかも面白いのが、焼入れ出来ないと言われてるSS400ですけど、それはあくまで「炭素含有量の指定がない」というだけで、べつに「絶対入ってない」ってわけじゃないので、「もしかしたら炭素が十分に入ってるやつもあるかもしれない」んですって!(笑)
だから、運が良ければS45C並の成分を誇るSS400が手に入るかもしれなくて、それだったら焼入れ出来るんだとか(笑)
まじか!そんなラッキーあるんかなー!?おもしろー!(笑)

そんでまたそういったあたりのこと調べてると、面白いページを発見したりするわけです(笑)
ここのサイトとかチョー面白いんですよ!(http://monomaniya.web.fc2.com/blabo/smith6/smith6.htm)(前後記事も面白いです)
基礎理論に則ってるわりに、キッチンで油で揚げて焼戻しするとか(笑)
ええー!そんなんでいいの(笑)みたいな(笑)
でも確かに理屈には合ってるし面白そう!
なんか無性にワクワクして自分でやってみたくなります!

調べてみると、結構自分で包丁作ったりする人っているみたいなんですよね。
べつにどうしても包丁が必要だからってわけじゃなくて、包丁作りが楽しい、みたいな(笑)
こういうの見てると気持ちがすごく分かる(笑)
鉄って面白いですよね!

で、そんなこと調べながら、ふたたび溶接のところに戻ってきて、鉄に思いを馳せながら熱を入れてやる日々を送るわけです。
すると、改めてこういう動画(http://www-it.jwes.or.jp/co2/co2.html)を見たときに「うおーこいつチョーうめぇええええ!はんぱねぇええええ!」とか思うわけですね(笑)
こんなに均一に美しく溶接するとか絶対僕には無理…。
簡単にやってるように見えるけどめちゃくちゃ高度で精密な動きですよね。
後進法のウィービング法のところとか見てください!うおおお!すげぇえええ!
どの世界でも職人はすごい(笑)

そんなわけで脈略がありませんが、鉄って面白いよねって話でした(笑)
みなさんも講習受けて溶接覚えて鉄の面白さにハマってください(笑)
Posted at 2015/05/03 01:58:11 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記

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カテゴリ:ロードスタークラブ
2009/04/16 23:19:49
 

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