クラッチ、切れないのなんでだろ～？

先日、ご近所のオープンカー乗りの先輩方とのツーリングからの帰路、近所のスタンドで給油して自宅まであと少しってところで、少し前からちょこっと違和感のあったクラッチ、あまり乗る機会もなかったので知らんぷりしていたのが災いしたのか突然ペダルが戻らなくなった…。

周りの安全を確認し、エンジン止めてギア入れてスターターON、走行しながらエンジン回転を合わせつつ何とかクラッチレスでシフトしながら、家までの残り数個の信号に最大限の注意を払いつつ何とか自宅に到着。

エンジンかけた状態で停止からのクラッチ操作はペダルが奥に行ったまま戻らずでNGですが、いったん走行してからだと回転合わせればクラッチレスで全ギア入ったので、クラッチ終了やミッションブローではないだろうってのが救い…。

で、クラッチマスタ一シリンダーを確認すると、容器内はすっからかん。
マスター裏側の室内ペダル側からは漏れていない。
あとは…作業的には一番手っ取り早そうな(でも自分ではやったことはないけど)レリーズシリンダー…。

エア抜き用のニップルに透明チューブを取り付け、エア抜きしようと緩めたら盛大にエア～噴出＆なんだかいかにも異常事態を醸し出すしっとり感。

もう、こいつを外してみるほかはない…。←ここまで来るだけなのに無駄な長文

フロント側ジャッキアップしてウマかけて、インタークーラーやらエアクリのサクションの配管いろいろ外して、下にフルード漏れたときのためのバケツ設置、などの準備をして作業開始。
で、摘出しました←さらっと書いてますが、上の長文内容よりも時間はかかってます…。

見辛いですが、ばらしてみました。
蛇腹のゴム部内にフルードがパンパンで、付け根あたりから噴き出してました。

ここまでフルードって来るの？？

ネットで画像とか検索してみると、多分来てはいけないみたいな雰囲気…。

ピストン部、部分的にアルマイトが削れて偏摩耗っぽいキズと赤サビっぽい汚れが発生してました。

シリンダー側のゴムブーツが引っかかる部分に若干サビが発生してます。

ちょうどこの辺から漏れてる感じ。

ブーツ外す前、ダダ漏れではなく、指で押したぐらいのちょっとした圧がかかるとピュ～って感じでした。

シリンダーの奥のほうは見た感じキレイだったので、ふちの部分のサビをサッとペーパー当てて、ブレーキクリーナーで軽く洗浄してみました。

フルードが通る穴が小さいので、清掃の際の汚れで詰まらないように注意、とのことです。←ネットのどっかでたまたま見た…。

ピストンの汚れもついでにふき取ってみたのですが、よ～く見ると…、

シリンダーとのシールの役目のゴムブッシュにわずかな裂け目があり、軽く引っ張ったらあっけなくちぎれました。
多分ここのクラックからフルードが漏れて、プッシュロッド？側ブーツ内に流入したようです。

この時点で、とりあえず各パーツ分解洗浄＆調整→組みなおして再設置、ってパターンの道は閉ざされました…。

さて、どうしようか…。

補修キットはこのピストン＆シーリングゴムとプッシュロッドのゴムカバーの3点セットみたいなんですけどね…。