レリーズシリンダー、更新。
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
とりあえずお盆真っ只中の日曜日に取り外して分解し見事にとどめを刺してしまったレリーズシリンダー、そんなことになる状況を想定し、作業前の週末にネット徘徊やらいつもの某Y!徘徊で情報収集していまして、
〇純正OHキット(ピストン&ピストンのゴムブッシュとプッシュロッドの蛇腹ゴムキャップ3点セット)が千円弱、
〇レリーズシリンダー一式の新品純正同等品が6千円チョイ…。
適合車種を見てみると、EVO4~10まで共通…。
コレはッ…!
ちょっと検索したら、某Y!にEVO10から取り外しの純正ジャンク品が即決528円(送料別)!
OHキットより安いし、いつかえたのか、むしろ変えていないのかどうかも記憶にない蒼号の現状装備品よりは確実に新しいはずだし、見た感じ取り外したものと形状はまったく一緒。
サビまくりの本当のジャンク品ってほどでもなさそうだし、プッシュロッドが傾いているのは折れているわけではないし。(取り外したブツで可動域範囲だってのを確認済み)
中身のピストンやらゴム関係がダメそうなら、OHキット追加で対処かな…
やっちゃうか…。
と思った瞬間に落札。
お盆でも迅速に配送手続きしてくれて、お盆明け18日には到着。
ちょうどお盆休みを19日にずらして取得していたので、作業に取り掛かることに。
そして、先の整備手帳の蒼号から取り外したものの画像と同じに見えますが、こちらは今回届いたものです。
(並べて撮った画像があったはずなのに、残ってなかった…。)
2
早速分解。
蛇腹ゴムキャップ内、カラッカラに乾いていて、フルードなど一滴すら見当たりません。(多分これが正解なんでしょうけど)
ゴムキャップがハマるシリンダー周辺部にサビもなし。
ただ、プッシュロッドのあたるピストンのくぼみ、金属同士が直接当たる場所みたいなのにグリースすらついてないけど、これはこれで正解なのかなぁ…。
指でピストン抜き取ろうと思ったら手ごたえがあり抜けない雰囲気…、ヤバいか??
でも2~3回押し込んだら動いて取れました。
ピストンの色、蒼号のは緑のアルマイトですが、これはアルミ地肌色ですね。
3
ピストン抜きました。
これも事前に情報は見つけていたのですが、ピストン形状が蒼号装着のものと違い、大きさは一緒なのですがシーリングのゴムが二重になっています。
とりあえずゴム自体は見た感じ問題ないようです。
ピストン自体も変な摩耗やキズもなく、ピストンについていた古いフルードっぽい茶色の汚れも、軽くふき取るだけでキレイになりました。
4
シリンダー内も若干の薄い汚れ程度でサビなど全くなくかなりキレイな状態。
残っていたフルードごと拭き取ったらさらにキレイになりました。
思っていたよりかなり程度よさそうです。
5
とりあえず、ピストンのシーリングゴムとピストン周辺にシリコングリース塗ってシリンダーに挿入。
プッシュロッドの蛇腹ゴムも白く粉っぽくなっていたのでシリコンスプレーで軽く拭き掃除。
ついでに、ピストンくぼみとプッシュロッドの当たるあたりにリチウムグリースを軽く塗布。←もともと何も塗られていなかったので不要かもしれませんが何となく…。
6
元の形状に組み立て、一部不足パーツを蒼号にもともとついていたブツから移植し車両に装着。
大きさ・ボルト位置、まったく同じで何の問題もなくつきました。
プッシュロッドとクラッチレバー部の接触するあたりにリチウムグリースも塗っておきました。
7
クラッチマスターシリンダーにフルード入れてエア抜き。
お一人様作業なので、まずレリーズシリンダーのエア抜きニップル緩めてニップルに接続したホースにフルードが出てくるまでマスターシリンダーのフルードが空にならないように注意しつつ手でクラッチペダル前後させ、手ごたえがあるようになったらいったんニップル締めて足でクラッチペダル何回か踏んで、今度はホースに注射器つないでニップル緩めて吸引、とかをエアが抜けるまで何回か繰り返す…。結構しんどい…。
8
エア抜き終わったらレリーズシリンダーにアクセスするのに邪魔だった配管とか、長いこと積みパーツだったブツをついでに取り付けてみたりしながら元通りにして交換完了。
このあと数十キロほど小一時間ドライブしましたが、クラッチの違和感もなく、無事に復旧できました。
ジャンク品、ありがとう!
(これがダメだった時用に、蒼号についていたシリンダー用のOHキットも念のため落札してしまっていた心配性なオレ。そしてこの翌日そのブツが届きましたよ…。)
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