HSR42キャブの油面(フロートレベル)調整
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
5月5日にエキパイとサイレンサーの繋ぎ目からの排ガス漏れを液ガスで止める作業を行ったり、メインジェットの番手を#170から#155に極端に下げてみたりと作業を行いましたが、その効果を確かめることをせずに別作業をすることにしました。
と言うのも、先日のブログでupしたとおり、キャブの油面が合っていないことが不具合の一つの要因では?と思ったからです。
自分なりの稚拙な理屈については先日のブログにupしたとおりですが、まずは、調整可能部分の前に、ハードをしっかりと固めた上でセッティングに入るべきだと反省しています。
以前、フロートレベルのチェックをした時は、オール英文のチューニングマニュアルを斜め読みして作業に移っていたので、今回はもう少し和訳を吟味し、ある程度内容を理解した上で作業にあたることにしました。
2
今シーズンも何度ガソリンタンクを外したんでしょうか(爆)
でも、ほんとガソリンタンクの連結ホースにホースジョイントを取り付けたおかげで作業が目茶苦茶楽ちんになりました。
でも、油断大敵。。。地震が来たらタンクがごろんと転がりますんでとっとと作業を終えなければなりません。
3
ハイパーチャージャーの場合、エアクリーナーの取り外しは結構手間がかかるので、慌てず純粋に作業を楽しみながら進めます。
ブリーザーキットを交換したおかげで幾分作業も楽になりました。
クリアキンの還元タイプのブリーザーキットにして約200km走りましたがエアフィルターからキャブのインテーク付近に若干のブローバイが液化した汚れがありました。
でも、前車2011FLHTK103に比べてブローバイが大分少ないです。
前車では、毎回ツーリングの度にエアフィルターを外して掃除しないと液ダレして来ましたが、2回に1回。。。いやもっと少なくてもいいかもしれません。
恐らく鉱物油の特性がマッチングしているかもしれませんね。
キャブを取り外す際は、忘れずに車両左側のエンリッチナーケーブルを先にフリーにしておきましょう。
今回も忘れていて、抜けないな~???と焦りました(自爆)
4
キャブさえ外れれば家の中に持ち込んでゆっくりと作業できます。
でも、フロートに若干残っていたガソリンが漏れてしまい、家の中が臭くなったため、嫁から怒られましたけどね(汗)
ハイオクガソリンの刺激臭で花ちゃんもくしゃみ連発です(爆)
調整が必要な場合、フロートはフロートピン毎、本体から取り外します。
フロートピンは画像赤丸のプラスねじで留まっているんで、CVキャブのようにポンチで抜き取る必要がなく楽勝ですかね。。。
5
ニードルバルブはアクチュエータータブに引っ掛かっています。
このアクチュエータータブを動かして、ニードルバルブの初期位置を調整してニードルバルブが押し込まれ、ピンが押される前の状態で18mm±2mmに合わせてやります。
6
今回はフロートレベルのチェックと調整をしました。
画像ではボケて分かりづらいですが、赤丸のニードルバルブのピンは押し込まれてません。
マニュアルに従い、チェックしてみると、フロートのトップが規定(18mm±2mm)から外れているのがわかりました。
間違いなく20mm以上ありますね~
と言うことは、液面が規定許容量よりも更に数ミリ低いことになります。
やっぱりこれが一つの原因かも。。。
7
液面が低い=フロートレベルが低いので、フロートレベルを上げてやるために、アクチュエータータブをこんな感じで曲げてやりました。
結構曲げましたよ~これで17mmぐらいです。
-1mmなので、若干油面が高めということになりますが、許容範囲内なのでOKとします。
8
で。。。一度も#155で試走していませんが、油面(フロートレベル)を変更したことで、HSRキャブのデフォルトである、#160に戻してみます。
9
これで、エアスクリュー1回転戻しの状態で、油面が変わったことでプラグの焼けなどの状況に変化が出るのか確認し、エアスクリューのセッティングを確定させてからメインジェットを決めてやろうかと考えました。
10
フロートボウルを戻しキャブを組み上げ、車庫に戻り、キャブとエアクリーナーを車体に戻します。
注意点としては、インマニ(インテークマニホールド)にキャブが斜めに挿し込まれた状態で無理やり固定すると、接合不良に伴い二次エアが発生し、バックファイアー祭りになりますので、挿し込んだ状態で上下左右から挿し込み状況をチェックし、左右への偏りがないか確認します。
フューエルホースの取り回しが窮屈であれば左に偏っています。
ブリーザーキットを戻し、キャブの偏心具合を確認しながら左右交互にブリーザーナットを締め込んで行きます。
その際に、エアクリーナーバックプレートとキャブを3本のボルトで仮留めしながらブリーザーナットを規定トルクで締め込みます。
一旦、仮留めしているキャブの固定ボルトを抜き取り、ガスケットを挟み込みながらエアクリーナーの後方カバーを規定トルクで取り付けてやれば一安心ですかね。。。
※エアクリーナーの後方カバーを取り付ける前に、スロットル&アイドルケーブルをキャブ側に取り付けておきましょう!
11
さ~ここまでくれば作業完了間近ですね。
エアクリーナーを組み上げて、油汚れが付いたエアクリーナーやエンジンのロッカーカバー、ほかメッキパーツを磨き上げます。
12
取り外していたガソリンタンクやセンターコンソールを元に戻し作業完了です。
さて。。。どんなもんだろうね。。。
動画はありませんが、一応エンジンに火は入れてみました。
でも、アイドリングじゃ~わかんないですからね。
フロートボウルが空でしたが、セル1発目で負圧を作り、フロートボウルにガソリンを溜め、ちょっと間を空けてからセル2発目で問題なくあっさりとエンジンが目覚めてくれましたよ~
なんかいい感じなんだよね~早く乗ってみたいな~
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