目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
オーバーホールの準備として、中古で入手したリアブレーキキャリパー(手動パーキングブレーキ)を分解して構造を調べました
どんな部品が使われているか、海外から取り寄せたリペアキット(関連パーツレビューに記載)が使えるかをチェックしました
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2
分解してみる
マウントブラケットとキャリパー本体とに分ける
3
ピストンを反時計回りに回して押し出し、取り出す
4
ダストブーツを外す
角リングシールを取り外す
5
Pブレーキレバーを留めているナット(HEX13)を外す
6
スパナを使ってPブレーキレバーをコジってシャフトから抜く
かなりキツキツの嵌めあいになっている
7
シャフトのブーツを取り外す
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キャリパー本体の中をみると・・・なんとあると予想していたスナップリングがない!!
スピンドルをどのように留めているかというと、先にツメがついた6本脚の部品があり、そのツメが内部の段差で引っかかって留まるようになっている
このタコヅメのロックを解除すれば中身を取り出せるが、元に戻すのがとても難しいのでオーバーホール目的なら取り出さないほうが無難と思う
9
ちなみに、キャリパー本体内にある臓物を分解してみると写真のようになっていた
一般的なリアキャリパー内部の構造とかなり異なっている
Pブレーキをかけると回転シャフトが回り、玉が溝の位置を移動して、スピンドルが1mmほど前へ移動してピストンを押してブレーキがかかる
Pブレーキ解除されるとバネの力でスピンドルが後方に戻りブレーキが解除される
なお、これは構造を理解するために(興味本位で)バラしたものである
この状態から元に戻すのはほぼほぼ不可能だ
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部品の整列写真
青矢印は後述のリペアキットに含まれている部品
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ピストンの中の構造はこのようになっていた
リペアキットには青矢印のピストン本体とOリングだけで中の臓物は含まれていない
なので、ピストンを交換する際は内部の部品を取り出す必要があるが、ここもスナップリングは使われておらず、写真に見える強力なバネがピストン内部の溝にハマっている
このバネの脱着がオーバーホール作業の山場の一つだ
精密マイナスドライバーでこじれば取り外せるが、バネが相当な勢いで飛び出してくるので怪我に注意である
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バネをピストンの中へ戻すのにタイロッドエンドプーラーを使った(こんなとこで役立った!)
写真のようにバネを保持し、ラジペンで矢印方向へ回してねじ込んでいく
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リアキャリパーの構造がだいたい分かって、リペアキットの部品(青字のもの)も使えそうなことまでは確認できた
でも構造が複雑すぎて、どのように動くのか理解できない(@_@)
推測するに・・・
・フットブレーキ時はオイル圧でピストン突出
・Pブレーキは玉っころの溝の深さ分だけピストン突出
・フットもPもブレーキをきかすときはスピンドルは回転せず、ピストンはまっすぐ突出する
・パッドが減ってきてもPブレーキの引きしろがほぼ一定になるように、減った分だけスピンドルが回転してピストン位置が調整される(ここがよくわからん)
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まだよくわからないところはありますが、オーバーホール時に手をつけるべきではない箇所はわかりました
そのうち実車で挑戦したいかな~と思います
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