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幸せの黄色いXMAXの愛車 [ヤマハ XMAX]

整備手帳

作業日:2022年10月1日

エンジンハンガーのグリスアップとインナーカラー交換

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

上級

作業時間 6時間以内
1
現在99,050㎞走行。
まもなく10万キロ越えますので、今回はエンジンハンガーをバラシてグリスアップしてみました。

まずは、シートBOX・エアクリーナー・リアサス・サイドパネル等々外します。
2
通常のバイクと異なり、スクーターは、エンジンの取り付け方が独特だなと思います。

今回は、ハンガー(エンジンブラケット)を支えているマウントボルト周辺の整備です。

左からのぞくと黄色い矢印のボルトがあります。これを外します。
3
右からのぞくとここですね。

このシャフトは、リアサスと共にわずかに稼働しエンジン全体を吊るしながら、車体の振動吸収の役目を果たしています。
10万キロ近く走りましたので、一度外してグリス充填です。
4
ハンガーボルト各種外すとエンジンが落ちますので、落下防止にエンジン下にジャッキをあてます。

最初は1台にしましたが、万一に備えてこのあと2台のジャッキで支えています。
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まずは、車体フレーム横についている
4本のブラケットボルト(黄色矢印)を外します。
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外す手順はSM通りに。

ロックナットが空転しないようにメガネレンチをあてて作業。
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各サイド2本、計4本のボルトを外しました。(赤矢印と青矢印の箇所)

ここは、グリスを塗ったほうが良いと思う場所ですが、グリスはほぼ塗られてなく少し錆が出始めていました。

この4本のボルトを外すとエンジンがずるっと落ちますので、ジャッキを固定しながら慎重に作業しました。


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右左に分けて置くと
このように4本のボルトでエンジンを吊るしています
9
つぎにハンガーの中に通されている長いエンジンマウントボルトを抜きます。

こんな感じで出てきます。
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マウントボルトを外すとエンジンフレームにカラーがついただけの状態となります(上左写真)

次にインナーカラーを抜きました
(上右写真・・赤矢印の方向に抜けます)
この箇所は、アウターブッシュとインナーブッシュに分かれていて、
インナーブッシュにはOリングがついてます。

このブッシュとOリング、グリスにより
エンジンからの振動を吸収してるはずです。
ここが摩耗、劣化するとグリス切れにつながりブッシュが錆びて異音や振動の原因になります。
過走行なので、この辺の劣化防止のためグリスを入れ替えます。

インナーカラーが抜けるとアウターカラーだけが残って下写真の状態。
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アウターカラーも抜いて交換しようと準備してましたが、アウターカラーはきつく入っており今回の作業スペースでは難しいと判断し、次回エンジン分解の際に交換することにしました。
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インナーカラーは新品に交換します。
インナーカラーには両サイドに水の侵入防止用のOリングがついてますので、これも交換しました。

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今回ハンガーのカラーやシャフトに使うグリスは、AZの極圧用ウレア系のモリブデングリスにしました。

SMはリチウム推奨ですが、加重がかかる場所なので、耐久性を考慮しこのグリスで。
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インナーカラーは交換して入れるだけの簡単な構造(左写真)

難しいのは裏面にはインナーカラーを固定するためのワッシャーとサークリップがあり、これをしっかりはめ込むのにやや苦労します。
(右写真)・・インナーカラー固定したところ
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インナーカラーはこんな感じでスポッと入ります。
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エンジンマウントボルトには、しっかりグリスを塗りました。
歪みや曲がりもない状態です。

外した時には、ほぼグリスがなかったので、組み立て時もコスト削減からあまり塗られていないんだと思いました。
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ボルトをすべて外したので、ハンガー(エンジンブラケット)が外れます。

XMAXのハンガーはこんな感じです。
でかいです。
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ハンガーの赤い部分のゴムブッシュが重要なんですが、これは単体でのパーツ交換はXMAXではできないようです。他車では強化ブッシュなどもあるようです。

ゴムは定期的にシリコンスプレーを塗布し、汚れを取り続けていましたので、乾燥硬化などはなく、まだまだ使えます。

青矢印のカラーの中にはグリスをたっぷり入れときました。
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まずは、エンジンマウントボルトを入れます。

抜くときもそうですが、入れる時も車体とエンジンをずらさないとこのボルト入らないので、結構苦労します。
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次に各4本のブラケットボルトを入れ、規定のトルクで締めます。
写真のようにグリスを塗布しています。

ここは、トルク管理が重要な場所だと思います。
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黄色丸印のエンジンに直接固定してあるマウントボルト周辺をチェックしたら完了です。

(グリスアップ後の感想)
これは、気のせい、プラシーボ効果なはずと思っていたんですが、やはり間違いなくリアの追従性が良くなり乗り心地が良い方向に変わりました。
凹凸時に優しく車体がついていくようになった感じです。
リアサスは、設定を同じにして組付けましたので、リアサスの影響ではありません。
長い距離走ってきたスクーターには効果がある整備だと思います。

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「[整備] #XMAX エンジン腰上オーバーホール【分解編】 https://minkara.carview.co.jp/userid/2996858/car/2609044/6936118/note.aspx
何シテル?   06/21 11:00
XMAXを人生最後のバイクとして楽しんでいます。 全国各地をツーリングし、既に13万kmを走りました。全都道府県走破20万km目指して走ってます。
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