さて、電圧計の取り付け場所をどうするか。
真っ先に考えたのが、チョークノブなどの下でした。しかしこの場所はギアチェンジの時にあたってしまうので、却下。
シガーソケットと灰皿がオブジェと化しているので、いっそのこと撤去するか…。でもねぇ、オリジナルはできるだけ残しておきたいしなぁ~。なんてことを考えながら、とりあえず灰皿を外してみると…
ギョエ~~!!サビ地獄!!
今まで灰皿をよく見ていなかったので気づきませんでした…。とりあえず外してサビを落としていつものサビチェンジャーを塗りたくりました。
その作用で真っ黒になってしまったので、後日シャシーブラックで塗装することにしました。
思わぬ寄り道をしてしまいましたが、意外な収穫もありました。
以前クーリングクッションを導入した際に復活を諦めた純正のシガーソケットですが、灰皿の取り付け孔から覗いたところ、外れたギボシのメス端子が見えました。
どこから外れた…?
よく見ると、シガーソケットの裏にはギボシのオス端子が直接くっついていることが分かりました。ここから外れたようですが、じゃあなんで…?
あちこち調べてみると、どうやらヒーターコントロールレバーを動かした際に線を引っかけてしまって、それでギボシが外れてしまったようでした。せっかくなんでシガーソケットのサビをより丁寧に落とし、今度はヒーターコントロールレバーと干渉しないように取り廻して端子を繋ぐと…、見事復活!シガーライターを押し込んでみると、しっかり熱くなりました。よっしゃ!使える!…タバコは吸いませんが。
ちょっと見にくいですが、ここに決定。ここなら各種電源を取り出しやすそうですしね。
バッテリーの電圧を見たいので、+線はバッテリーから直接とります。ACC電源はヒューズボックスの端子に空きがあったので、そこから、イルミ電源はスイッチライトの裏からとることにしました。
その過程で見つけたもの。
…コンセント?
どうやら前オーナーがとりつけられたもののようですが、結構なチカラ技ですね…。ヒューズボックスの端子から直接電源を取って、ウインカーリレーの取り付けボルトにアースしてありました。
面白かったのですが、邪魔になるので撤去。だいぶすっきりなりましたが、いろいろ寄り道をしたため、この日の作業はここまでとなりました。
以前ヘッドライトを付けたら上り坂でパワーが落ちるというトラブルに見舞われました。
この件についてはアーシングにより片付いたのですが、その時の先輩のアドバイスに「電圧計付けた方がいいよ」というものがあったことから、早速購入。
雰囲気的にデジタルはイヤだったんで、アナログ式で大きすぎないものを探したところ、オートゲージのSM52シリーズがよさそうだったので、これを選びました。ただ、オープニングセレモニーとかっていらんけどね…。
早速内容確認
内容物はいたってシンプル。
線ほっそ!0.2sqくらいかな?手持ちの端子類は付けられそうにないですね。
必要な部品をリストアップしつつ、どこにつけるか検討しなくては…。
別にダジャレを言っているわけではありません。
ボディのアーシングと区別したかったのでこう書きました。
そう、アースです。よく洗濯機のコンセントの下についているやつです。あれは漏電した際にそれを地面に逃がすことによって感電を防ぐものですが、別サイトのブログでこのアースをクルマの錆び予防に活用されている記事が載っていました。
というわけで早速まねっこ。ホームセンターで材料を物色しましたが、意外と高かったので、ネットで一式を注文。500円ほど安く手に入ったのはよかったのですが…
…ワニグチクリップ。お店の情報では「1個」って書いてあったのに。「10個入り1個」って書いてくれれば1個しか買わなかったのに!!返品も考えましたが、送料がかかるんだと。
気を取り直して組み立て。といってもアース線の先端にワニグチクリップを電工ペンチとハンダでくっつけるだけ。
収縮チューブの端切れが余っていたのでそれも付けて…
完成!
参考にさせてもらったブログではクルマの前後に付けられていたことから、こちらも2本用意。
早速埋設作業です。
アース棒の埋設は調べてみると砂地では効果がないので、土にする必要があるそうです。我が家の庭では上面が砂になっているので、砂を掘ってからある程度土を掘ります。
ここからはハンマーで全部隠れるように打ち込みます。穴を埋め戻したら完成です。ワニグチクリップは車体のけん引フック付近に咬ませました。
これで少しでもサビを抑えられるといいなぁ…
なお、電化製品のアース設置はきちんとした資格がいりますので、ご注意ください!
古いクルマですから、やはり気になるのは錆びですね。
毎日どこかしらの錆びを落として、サビチェンジャーをペタペタやっています。
それにしてもこのサビチェンジャー錆びに塗ったらほんとに真っ黒になるんですね!
使用前
このサビを周囲の塗膜ごとリューターのワイヤーブラシやドライバーであらかた落としてからサビチェンジャーを塗ります。
使用後
こんな感じ
この上にだいたいプライマーを塗ったりしています。
見えないところはそれでいいのですが、問題は見えるところ。市販のタッチペイント等も試してみましたが、全く色が合わない…。
幸い購入時にボディ外装は細かいタッチアップペイントをしてもらっていますので、今のところ大丈夫です。ただ先を考えた場合、今のうちに板金屋さん等で色を作ってもらった方がいいかもしれません。
さて私のジムニーは2サイクルエンジンなので、エンジンルームの左手に2ストオイルタンクがあります。
納車時に車屋さんからは「オイル警告灯が点きっぱなしになっています。交換部品もないので、とりあえず電源を外しています」と報告を受けていました。
点きっぱなしということは、フロートが沈みっぱなしってことかな?と思い、とりあえず外してみることにしました。
上の画像の手前の黒い部品が油量センサーです。ストッパーを外して持ち上げてみると、「コトッ」という音とともにフロートが落ちたではありませんか。
てことは、フロートの異常ではないようです。試しにギボシを繋いでみると…
なるほど。ぼんやり点いています。
いろいろ調べてみましたら、とある方の記事にて、「白熱球の場合、オイルがあるとうすく点き、無くなると明るく点きます。」と書いてありました。
そうであれば、これで正常なのでは?と思い油量センサーを引き上げた(フロートが下りた)状態で確認すると、
おおっ!こういうことか!
ギボシ端子を繋ぎなおすだけで解決してしまいました。
めでたしめでたし。
次の課題は、満タンまで入れても半分までしか上がらない燃料計。なんとなく精神衛生上よくないので、こちらを何とかせねば…。
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