寄り道作業 その19 塗装編6～フロントマスク塗装

ゆず肌＆垂れが生じてしまった下地塗装。
このままでは上塗りできないので、研ぎの工程を入れます。パワーバインドは下塗りの後、研ぎなしで上塗りできるようですが、このゆず肌と垂れは研がなければなりません…。

400番が売り切れだったので、320番の耐水ペーパーで全体的に研ぎ、できるだけざらつきと垂れを削り落としました。場所によっては地金が出てしまったところもありましたので、ちょこちょこタッチアップは行いました。

上塗りのグリーン（特注色）を吹き付けていきます。
この時点で気づくべきなんですが、塗料の出方にムラがあります。あと吹き付けててわかるくらいゆず肌ができていってます。

悪い癖でそのまま強行。
ぱっと見た目はきれいに塗れていますが…

とんでもないゆず肌です…。
この時点でも春秋用のスタンダードシンナーを使っていたからかな、と思っていましたが、もっと根本的なところに問題がありました。
スプレーガンの詰まりと空気圧です。
分解洗浄しているときに一部の吹き出し穴の詰まりを発見。また推奨空気圧が0.3～0.34Mpaだったところを、0.6Mpaと倍の空気圧で吹き付けていたことが大きな原因でした。

どちらにしてもこのゆず肌のままではみっともないので、1000番の耐水ペーパーでざりざりいわないくらいまで研磨し、さらに1500番で研磨しました。

だいぶツヤが出ましたが、おかげで下地が見えてしまったところもありました。
スタンダードシンナーの様子をもう少し見たかったので、この後もう一度塗装することにしました。

今回は空気圧を適正値（より少し高めでしたが）、希釈率を50％で塗ってみました。
だいぶゆず肌は押さえられたようです。でもまだぷつぷつ感があるので、
完全乾燥後に研磨して様子を見る予定。
上手くいかなかったら、今度こそ夏用のスーパースローシンナーを試してみようと思います。