
すっかり秋めいてきた空模様、変わった形の雲をパチリ 自然の造形は面白い。
前回、正味1時間で終了してしまったカブ50。
原因を探るべく懲りずにエンジンを分解してみることに…。
あらま!アルミのピストンが溶けておりました…(汗)
中古でポチったピストンがマズかったのか?と思いきや、
他を分解していくと…原因が判明しました。
オイルポンプのガスケット、オイルを圧送する穴が塞がっています…。
バイク用品店で、6V用と記載されていたので何の疑いもなく取り付けてしまったのが原因。
で、12V用ですがこちらが正解!
オイルが循環しないわけだからピストンが溶けるのも当たり前ですな…。
カムシャフトも若干焼付き気味でしたが、組付けるときにグリスをたっぷり
塗っておいたので大丈夫でした。もう部品が出ないので不幸中の幸いです。
シリンダーは傷が入り使えそうにないので、とりあえず75cc計画はお預け。
他に損傷は無いか確認してから組み付け。
ふと、コンロッドをつまんで動かしてみるとガタが大きい気がします…。
気のせい…ではないよなぁ~とポチった12V用のクランクに組替え。
50ccのピストンとシリンダーを組付け、エンジン掛けてみると…
ゴーゴーゴー…!? 物凄い音がします。
ポチったクランクシャフト、ベアリングが逝っちゃってました…(汗)
やはり、ゴミ捨て場から良いゴミを拾うのには勇気が要りますね。
安く上げるのにはそれ相応のリスクを伴うということ…勉強になります。
そして懲りずにまた分解。
もう4度?開けると慣れました…(笑)
もともと付いていたクランクを組み直し。
パッキンも3度使い回すとボロボロなので、新しいのに交換しておきました。
コンロッド自体のガタは規定値内に納まっていたのですが、どうも組付けると
ガタが大きいようで色々観察してみると、クランクケース自体の摩耗?なのか
ベアリングを嵌め損ねたのか、ケースの軸方向に隙間がありました。
調べてみると、ベアリングの供回りなどでケースに隙間ができるそうで、
この隙間が有り過ぎるとエンジン破損に繋がるそうです。
そういう時の為に、隙間を埋めるアキシャルシムなるものが売っていました。
隙間は約0.4mmだったので、左右クリアランスを考え0.2mmのシムを
挟んでやるとガタがなくなり、コンロッドをつまむとガタも少なくなりました。
シリンダー、ヘッドを組付け規定トルクで締め付け完成!?
エンジン掛けてみると、ストトト…普通のカブ50です…(笑)
うちに来た時から気になっていたカラン、コトン…とした音も消えました。
何度目の正直でしょうか?このまま何も無ければ良いのですが、
どうも一筋縄ではいかないようです。
おしまい。
Posted at 2019/10/03 22:08:13 | |
カブで遊ぶ。 | 日記