ふと思ったのですが、ブレーキペダルを離すと後側のブレーキは内部にある
バネの力で戻されますが、前側のブレーキは内部に戻りバネがありません…?
そもそも、前側のブレーキがどうやって戻るのかを考えてもみませんでしたが、
どうやらキャリパーピストンの外周にへばりついているキャリパーシールという
細いゴムリングがよじれて戻る反力で押し出されたピストンも戻るらしい…。
ブレーキオイルが漏れないように抑えているだけだと思っていたけれど、
こんな別の役割があったとは今更ながら気がつきませんでした…(汗)
さて、噂の情報をもとに流用できるキャリパーのピストンがあるか調べてみた。
ミヤコ自動車工業という会社のホームページでカタログを閲覧できました。
日産マーチK11型のピストン径がシティRと同じく48.1mmでした。
早速モノタロウで「CPT13S」というピストンを試しに注文…
2日位で届いた箱には、「アルト … ワゴンR」と記載。共用なのでしょうか?
外したピストンと比べてみると……ガ~ン!!高さが違い過ぎました。
そうそう上手くは行きませんよね…(汗)
再度カタログを覗いてみると…もうひとつ48.1mmのピストンを発見!
如何せん寸法が分からないのでデンジャラスな香りがプンプンします。
考えても仕方ない…え~い!ポチってしまえ!
在庫が無かったのか出荷遅れの通知がしばらく続き、ようやく届きました。
今度は箱の車種名が「マーチ」だったのでちょっと期待してみます…
また比べてみると…惜しい!! 少し高いけれど許容範囲でしょう!…たぶん。
パッドの当たり面も若干大きいけれど許容範囲でしょう!…たぶん。
取り外した右側のピストンは左側より錆の浸食も僅かでまだ使えそう。
CPT13Sに付属していたキャリパーシールは大きさ、厚みが同じみたいなので
これもきっと使えるでしょう!…たぶん。
外したキャリパーを真鍮ブラシでゴシゴシ清掃。
ピンク色のグリスを塗りたくりシールを取つけてから優しく挿入…(笑)
蛇腹のゴムは合わなかったので再使用。
ピッタリ嵌りましたが、やっぱり少し高い分はみ出てしまいます…。
元々ついていた筈のシム(薄板)は、引取り時に錆朽ちてしまいましたので、
ポチったブレーキパッドにシムが付属されていて助かりました。
一旦組み戻してからブレーキの空気抜きをして、干渉がないか確認してみた。
ピストンとパッドの抑え金具はギリギリ当たらなそう……たぶん。
ブレーキパッドの当たり面もギリギリセーフ……たぶん。
ブレーキディスクにパッドが押し当たっているので、たぶん問題なさそう。
左右の制動力の差が気になるので、右側も流用ピストンを使用しました。
空気抜きとお色直しをして…日が暮れてから完了?
走ってみないと何とも言えませんが、まだまだ気になる箇所が盛り沢山なので
車検はもう少し後ですかな。
ちょっと被弾もしたけれど、マーチ用のピストンが流用できて良かったです。
進まない不調の原因がこれで解消されると良いですな。
おしまい。
Posted at 2020/03/07 23:58:14 | |
ツティで遊ぶ。 | 日記