ぴよたん(R1)のメンテ+チューニングもだいぶ終わりに近づいた。
前回のブログで、運転席側のシートを交換したが、助手席も同じSR-6 SSの新品を手配することができたので、
レールなどの部品が揃い次第、交換しようと思っている。
このシートは、ぴよっち(R2)で使ったのと全く同じモデルで、スーパーシュタルク4と呼ばれている。
SR-6の限定モデル、スーパーシュタルクの4世代目のモデルである。
が・・・2015年発売のシートのため、新品在庫を探すのには苦労した。
運よく、数個見つけたので、そのうち最も程度が良いと思われるものを2個取りよせとなった。
これに代わる新しいモデル、スーパーシュタルク5がが出ることを期待していたのだが、
レカロジャパンに問い合わせてみたところ、あと1,2年のうちには販売計画は無いそうだ。
そうなると・・・というわけで、ぴよっち(R2)とぴよたん(R1)で同じシートで並列化となった。
ショルダー部のシートベルトの摺れ防止に、アルカンターラ地の特注カバーも製作してもらったので、並列化バッチリである。
R2とR1では、ドア内装等の形状が違うため、シート交換時に車体との干渉する部分も若干違うようだ。
R2では、SR-6の腿部のサイドサポートは、ドア内装に干渉しないが、R1だと接する程度の干渉がある。
もっとも、シートやレール、車体などの個体差によっては、ギリギリ干渉しない程度のものではある。
前オーナーは、腰痛にでも悩まされていたのか、シート裏の純正シートの取り付けボルトに15ミリ程度のスペーサーが
かませてあった。
そのためか、運転席側は、シートのきしみ音が若干大きかったのだが、今回のシート交換により、その音は無くなった。
デビルウイング(WRXS4)もBたるん(BRZ)もぴよたん(R1)もシートからきしみ音が出る。
スバルのシートは、いつもそうだが、なんででしょうね?
プラス、バンパーがだんだんとずっこけてくるのも、スバル車は共通である。
純正のシートフレームに対してシートを締結してあるボルトは、普通のボルトではなく、強度区分のあるボルトだった。
また、締結部は、面で接する構造になっているため、ここは、強度区分のあるボルトで、摩擦接合している構造となる。
ここまで来て、ぴよっち(R2)とぴよたん(R1)の整備とチューニングの費用を一覧表で比較すると、費用には大きな差は無かった。
ぴよっち(R2)は、購入時初期値として、STiパーツがてんこ盛りで、ある程度整備済だった。
そのため、ミッションやデフのオイル交換以外の整備はしていない。
アシ周りは全てノーマル状態だったこともあり、エナペタルの特注ショックに交換する等、コストのかかるチューニングを行った。
ぴよたん(R1)のほうは、購入時の初期値は、社外品のチューニングパーツが多数おごってあり、
そのパーツ自体のコンディションは悪くなかった。消耗品の交換調整は必要なものがあったため、社外品のチューニングパーツの純正化と、
消耗品類の交換を同時に進めることとなった。
基本は調整で済んだが、状態を調べながらの作業となったため、
効率が悪く、結果費用を押し上げることとなった。
今回のシート交換もそうで、左右一式レールも込みでの購入ではなく、1個1個別々に発注購入したため、余分にかかることとなってしまっている。
もっとも、このあたりは、入手しにくくなった限定品のシートにこだわらなければ、発生しない費用ではある。
消耗品(オイル)などを別にすれば、パーツの交換とライトチューン、調整で掛った費用は、車両購入代込みで、
ぴよっち(R2)ぴよたん(R1)ともに、約120万となった。
10年オチの軽で、比較的コンディションの良いものを探し、それを初期化したうえで、ライトチューンを施すと1台あたりそのくらいかかるということだろう。
R2、R1では、グレードなどによって、多少の差は出るだろうが、だいたいそのようなものらしい。
なお、この費用には、駐車場代、車庫、カーポートなどの保管費や車検費用は含んでいない。
両車ともに比較的人気の高い車種のレアグレード(R2 RのMT、R1 S)となっているため、
それが、車両購入費用を押し上げる結果になっているのも付け加えておく。
同じようなことは、他の車種にも言える。
ウチは、軽から古のスーパーカーまで、仕様も年式もばらばらな車種を長期所有しているため、あまり一般的ではないであろう比較ができる。
そういうわけで、他車種の例も付け加えておく。
国産旧車代表ということで、はちろっきゅ(AE86)である。
1983年式のトレノGTV、いじってあるのは、シートにあしまわり、アルミ、いわゆるライトチューン。
オーディオは、初期のナビシステムをフルでおごったため、100万近くかかっている。
ここが突出しているため、平均値にするために、シートはレカロの電動を手動のバケットとし、
ナビ、オーディオシステムを現在の高品質なものに置き換えて換算する。
車両の程度が良かったため、ショックのブッシュ類はいまだ純正のまま!で機関系も純正を維持している。
保管環境は、自宅敷地内コンクリ敷き、車庫。
この条件をベースに1台仕上げるのにかかるコストを、見積もって200万から250万程度である。
車両を安く購入できても、コンディションが悪い場合は、後々のメンテで掛る部分が多くなる。
車両の購入費がかさんでも程度の良い場合は、メンテでカネがかからない。
チューニング部品が現在でも多く出回る人気車種であること、トヨタの純正部品の供給が良いコトなどは良いポイントだが、
純正部品の希少さから、オリジナルにこだわるとパーツ価格を押し上げる傾向があるため、ここを相殺で考えている。
輸入旧車代表でぷりこ(エスプリS1)である。
1977年式のS1フェデラル仕様、いじっているのは、点火系、アルミ、ステアリング、シートなど、
アシ周りのブッシュやショックは、あえて純正品の新品を取り寄せてリフレッシュした。
エンジンOH暦なしで、普通に自走できる。
ボディは、再塗装をしていない状態でも、まあまあ見られる程度。内装もしかり。
保管環境は、自宅敷地内コンクリ敷き、車庫。
1台あたり、450万~550万程度である。
年式が変わった場合でも、ジウジアーロエスプリに関しては、あまり変わらない。
ただし、ターボの場合は、エンジン周辺の部品が若干増えるため、多少かさむ。
それと、ここには、オイルなどの消耗品、軽い整備費用などは、含まない。
このあたりの費用には、やり方によってばらつきがあるため、価格への変動要素が大きいからだ。
350万でまあまあな本体を購入した場合、あしまわり、ブッシュなどの機械系リフレッシュで30万程度、
塗装、内装などの見た目のリフレッシュで50万、電装部品、アルミなど、走行そのものには、あまり影響の無いパーツの交換で、
30万、エンジンなどの機関で30万という感じである。
もっとも、エンジンが要OHだった場合は、軽く150万~250万、ボディ全塗装ならば、バンパーなどの交換なしでも最低で150万くらいはかかってしまう。
パーツの供給状態は非常に良いのだが、経験が無いと入手が難しいので、車体購入時に比較的良いものを購入したほうが無難である。
ここをケチると、あとあとどうにもならないほどの重整備が必要になって七転八倒か、
壊しては直し、壊しては直しの繰り返しになる。
この車種特有の部分として、中身がほとんどレーシングカーなので、直して調整できる整備士が限られることを付け加えておく。
半端なウデでは、走らせることがおろか、地面に立たせておくのが精一杯な車種である。
旧車フェラーリ代表でぢのこ(208GT4)である。
本来は、エスプリと同じカテゴリだが、フェラーリという特殊なネームバリューがどう出るかの差分である。
1975年式のイタリア仕様、800余台製作された2リッターバージョンの希少車種。
フェラーリの中では、不人気!?なほうだが、メカニカルコンポーネンツは、GTBと共有部分が多い。
ちなみに6発のディノや、ストラトスとの共有部品も多いのが特徴。
アシ周りのブッシュやショックは、純正部品で95パーセントリフレッシュ。
スタビライザのブッシュだけ、そのまま使っている。
めんどくさかったからではなく、使えそうだったから。
エンジンOH暦なしで、ガソリンバカ食いながら、自走できる。
ボディは、再塗装をしていない状態でも、まあまあ見られる程度。内装もしかり。
保管環境は、自宅敷地内コンクリ敷き、車庫。
1台あたり、650万~750万程度である。
パーツの供給状態は悪くないが、フェラーリという名前が価格を不必要に押し上げる傾向がある。
また、価格の高騰を狙って、パーツの買占めを行うショップもあるために、価格変動が激しいのが実情。
純正パーツの内容を見る限り、やたらな社外品のパーツへの交換は、お勧めしない。
内容はGTのため、非常に特殊な整備技能は必要無いが、部品点数が多く、いろいろと面倒で時間がかかる。
キャブレターのV8は、調整が非常に面倒で、たぶんかなりの手間を食う。
完全に調整されたエンジンは、共鳴音を出し、排気管から水が出る程度になる。
そういう状態のエンジンは、夢のようなサウンドと出力を誇るが、燃費は良くならない。
基本的に、燃料食わせてナンボ。
US仕様とイタリア仕様では、カムが違う。
そのため、目をつぶって音を聞いても、ドコ仕様のエンジンかだいたい分かる。
イタ仕様のエンジンは、吹けもパワーも申し分ないが、本当にフケが早いので、オーバーレブしないように注意。
US仕様であれば、そこまでビビらなくても大丈夫だろう。
根本のパーツが違うらしいので、US仕様をどんなにいじっても、ユーロ仕様にイコールにはならない。
通勤に使ってはいけない。
使うとその日の稼ぎを燃料代とオイル代で、食いつぶしてしまう。
鉄とアルミでできた盆栽と割り切るべきだろう。
おそろしや馬印。
さて次、最近の輸入車代表でじぇこたむ(エリーゼS1)
S1の後期型、でも、英国生産の個体、特注車の箱入り娘でほとんど走ってない、オリジナルコンディション。
抜いてもオイルが黒くない。
もったいないので、黙ってびーたるん(BRZ)に入れれば分からないと思うが、どっこい粘度が違う(泣)
ボディ、内装は、コンクールコンディションだが、工場出荷時の状態を残すため敢えて磨きを入れていない。
保管環境は、電動シャッターつきウチの中、コンクリ敷き。
1台あたり、450万~550万程度か。
パーツの供給は悪くないが、現在欠品が出る年式、もう少しすると、またパーツの出回りが良くなると思われる。
見た目がトシを取らない車のため、中身で判断しなくてはならず、選ぶ場合そこが非常に難しい。
結果的にかかる費用は、メカニカル系のリフレッシュがほぼ全てということになる。
そういう特殊性から考えて、もっとも見た目が綺麗だという理由で買うと失敗しやすい車と言える。
マレーシア製と英国製では、クオリティコントロールが異なるので注意。
国産の軽代表でぴよっち(R2)
前述のとおり。
足周りにエナペタル、RS-Rのバネ、レカロのバケットx2脚、バックカメラ、ドライブレコーダーなどの若干の電装部品。
シフト周辺にMOMOの部品、エンケイの16インチアルミにヨオコハマSドライブ。
ごくごく軽いライトチューン。
NAエンジンの場合、油脂類などは、条件が比較的きつくないので、ケチれるところではあるが、けちると、フィーリングも悪いし、燃費も悪い。
何よりNAエンジンは回してナンボである。
保管環境は、自宅庭、コンクリじき、カーポートで、120万くらい。
これが過給機つきのぴよたん(R1)の場合は、車体部品の差はほぼ無いが、油脂類が若干かかる。
スーパーチャージャーのオイルなどがあるからだ。
数が出回っている車種で、車体構造も頑丈なため、タマは選ぶことができるが、R2のMTは希少なため、価格があがりやすい。
同様にR1のスーパーチャージャーつきもしかりである。
R2のRは、エンジンのフケが軽く軽快で、振り回すと面白い。
サスペンションも良いできである。
ファイナルは、スバルの定番で低すぎる感じ。
R1のSは、フケは若干スポイルされるが、ルーツ式ブロア(スーパーチャージャー)の搾り出すパワーは圧倒的で普通車を相手に十分に立ち回れる。
どちらかを選べといわれると、非常に困る。
どっちがいい?と嫁にも聞いてみたが、やはり選べないとのこと。
ゆえに、できれば2台買ってしまうのがベストと思っているが・・・
最近の国産車代表でびーたるん(BRZ)
初期型アプライドAのグレードRだが、OPのスポーツパッケージ。
本当はRAが欲しかったのだが、モデル切り替え時期で、さすがに残ってなかった。
かといって、Sは、いろいろ電子装備とかOPごちゃごちゃついているのがニガテなので、この仕様になった。
これは、新車が出ているので、それを買うのが手っ取り早いし、だいたい、新車の価格をベースに考えればよいだろう。
レンズ類、モールなどの細かい部分で不具合が出やすいが、250万~程度か。
こう考えてくると、結構かかるもんだな~と実感する。
比較的メカにツヨくて、場所も何とかなる状態でこれなのだから、
そうでない場合は、余計に大変だろう。
うーむ・・・である。

前のシートと区別がつかないが、ぴよたん(R1)左側用ニューシートである。
こないだまで、居間においてあった右用に代わって、居間を占領している。

アルカンターラ製のシートベルトガイド、特注で製作してもらった。

ぴよたん(R1)の右側シートに取り付けたところ。
左側シートの交換が終わってないので、とりあえず、左側用のガイドも一緒に取り付けている。

都幾川町まで水出し珈琲を飲みに行った。
ここのマスターは、昔喫茶店だった時代に、お世話になった。
久しぶりに話ができたのが、幸運だった。

すばらしいロケーションである。
少し心が浄化された!?気がする。

まだ、こだまスイカしか出回っていないため、あまり嫁はルンルンしていないようだ。
スイカの季節は、もうすぐそこだ!!刮目して待て!!