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図面屋のブログ一覧

2012年02月03日 イイね!

しばらくモータースポーツネタをやらないうちに・・・

色々賑やかな事になってますね

・トヨタハイブリッドスポーツプロトTS030を発表
・アウディもルマンにハイブリッド投入
・ホンダCR-ZでGT300参戦
・佐藤琢磨、今季FNスポット参戦
・童夢、2012ルマン復帰

確実なところだけでもこんなにあります
上二つはしばらく前からアナウンスがありましたが、そろそろ正体が見え始めたかな~というところですね
個人的には下二つが非常に気になりますね

トヨタが出るとなるとどこかで衛星チャンネルで見ることができるのかな???
Posted at 2012/02/03 17:09:48 | コメント(1) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記
2012年01月18日 イイね!

レーシングカー造りは楽しく簡単、でも見通せないほど奥が深い

縁あって今年もとある大学のSAE学生フォーミュラ参加車両の製作をお手伝いする事になりました

http://www.jsae.or.jp/formula/jp/rule.html
大まかな概念やらルールやらはURL参照で

図面屋は大学生時代、成績も悪い、教授との折り合いも悪いという不良大学生でして、こういった学生フォーミュラやエコラン、鳥人間など関わることなく社会に出てきました
なので、仕事…いやボランティアではありますが割と楽しんでいます(笑)

こちらとしてはコンストラクター役である学生さんの「外注業者」という立場を崩さない…という自主規制的な観念の元、色々やろうと思っていますが、「0」からクルマを造るというのは出来上がるクルマのレベルは別にして非常に楽しいものです


こんな事を言うのもなんですが、今の日本のレースにはこの「0」から造るという楽しみはほとんどありません

御殿場の地場産業で設計をする図面屋ですが、まるごと1台「0」から造るという技術屋として涎ものの話にはなかなかありつけないのです
そんなわけで、金にならんという会社の心配をよそに(ちゃんと会社から命令のあった業務ですよwww)喜々として関わっています


下っ端の私が言うセリフではありませんが、レーシングカーを造るのは量産車より絶対に簡単です
…いや、勝てるかどうかは別としてですよ(滝汗)

誤解を招きかねないですが、こう考えてみましょう

走る為に必要のないものを全て削ぎ落した性能の高いクルマがレーシングカー
たった1台の為に心血をそそぐのがレーシングカー
速さという絶対性能だけが求められるのがレーシングカー

というとなんだかカッコイイですよね
でも裏を返せば

走るのに必要なものだけしっかりと開発設計できればよいクルマ
1台だけ製作できれば手段は問わないクルマ
速さ以外の商品価値、付加価値はあまり気にしなくてよいクルマ

でもあるのです

最近ではルールや使用環境によってレース車両にも搭載されることもありますが、例えばエアコンやら空調系の設計はいらない(市販車をばらすと分かりますが、導風路の設計なんて神業ですよアレ)ですし、ステアリングが重いとか、運転席が狭いとか文句を言われることは基本ありません(笑)

一応各パーツは生産性を考慮して設計しますが、どうしても方法がない…とかこれが「キモ」ってもの、あとは「間違ってしまった」などで間に合わないモノなんかは職人さんに泣きついて本当に手づくり「匠の技」に頼ることも可能です
その結果、クルマ遅かったりすると生温かい目で見られるようになってしまいますが…orz

速いだけでは魅力に欠ける…という話もわかります
ですが、「速いクルマは必然的に格好良い」とも言われます
…ま、いくつか例外がないわけではありません、例えば誰も予想しない方法でレギュレーションの不備をついたクルマとか、空力の鬼才がやり過ぎて壊れやすいのとか、「違いが分かる男」の戦闘機みたいなクルマとか(笑)

ちょっと脱線しましたが、そういったわけで速い、速いだろうということ以外の考慮はかなり後回しにできます

そんなわけでして学生さんが実際にモノを造り出す為には学生フォーミュラというレーシングカーは最適な課題だと思います
そしてクルマ以外の業界から入ってきた私にとっても、こういったことから学べることが未だに沢山あります

そんな工業製品としてはある意味単純なレーシングカーですが、唯一にして至高の目標である「究極の速さ」を目指すとハードルは一気に上がる…というか地球の反対側まで続いているのではないかというくらい深くて暗い穴を覗きこんだような気分になりますorz

「自由に好きなクルマを造ってよい」
これは技術者冥利に尽きる言葉ですし、わくわくしますが、逆に底知れぬ不安感も襲います
ありとあらゆる制限がないということはこれもまた難しいのです

設計のお仕事をする人には大抵「手引き」ともいえる規格があります
大きくはJISとかISOとか、小さなものでは会社だったり部門、部署によって存在する社内規格(サプライヤーメーカーの場合、取引先の規格とか)、業界の自主規制なんてのもこれにあたるでしょうか
ある程度決まったものを造る時、細かな計算や予測はこれらに従うことで省略できます
社内規格であれば、「ここ」の「この」部分には必ずこのボルトを使う、とかですね
レーシングカーも工業製品の塊ですから、できる限りJISなど大きな規格(ボルトやらベアリングは特に)に従いますが、時と場合によってはそれすら特注できることもありまして…

ボルト1本に自分が納得する理由が必要になります

普通のクルマに比べれは部品点数は少ないですが、それでも…いっぱいあります(汗)
ボルトの話は極端ですが、もっと複雑な空力だったり、制御だったり、まあ数え切れない程の要素が…orz
ま、それだけの要素を少しずつ、そして少しでも最適化するわけですからレーシングカーが毎年どんどん速くなるわけです(汗)
最適化しているうちにさらに下手したら新技術なんかも出てきちゃうわけで(大汗)

そんなわけで今年も学生さんと一緒にレーシングカーを造る醍醐味を味わうことができそうです













Posted at 2012/01/18 16:30:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記
2012年01月13日 イイね!

ロータスの車高調整システムとは一体どんなものなのか???

最近ネットを賑わしているロータス(元ルノー)のフロント車高調整(個人的には適性化だと思う)システムが気になっています

ネットから入手できる情報をまとめてみると

・ブレーキング時のノーズダイブを抑える(ピッチングスピード減衰するのではなくピッチングを抑制するようです)

・ブレーキングトルクに反応

・以前ルノーで導入されていた「マスダンパー」に似ている

とのことです

これらの全てが正しい情報であるかはわかりませんが、この3つを満たすシステムと仮定して考えると、私には1つしか作動原理が思い浮かびません

まずは「マスダンパー」、ルノーF1時代噂になった簡略図から
こいつは上下Gに反応して中に入っている錘が差動(慣性によって錘はその場所にとどまろうとします)することでフロントの振動を低減するものでしたが、車高調整システムではこれを前後Gに反応するよう車体に対して前後方向に稼働するように取り付けます
これで「ブレーキングトルクに反応」と「マスダンパーに似ている」という2点をクリアできます

さて残る「ブレーキング時のノーズダイブを抑える」機構ですが、これについてはいくつか前例があります
我々一般車乗りにはあまり馴染みがない機構で「サードエレメント(もしくはサードダンパー)」というものをご存じでしょうか?

一番簡単、かつ分かりやすく説明されているとあるレースエンジニアさんのブログを参照にします
http://gazoo.com/G-Blog/GazooRacing12/439168/Article.aspx

アンチロールバーは我々のクルマにも欠かせない「スタビライザー」として、ロールをコントロールします

それに対してサードエレメントはピッチングのみに作用する機構なのです
なんで我々の一般車には存在しないかって???
こんな複雑な機構をわざわざ考えなくても(オンボードサスのレーシングカーでなければ各リンクのスペースも厳しい)「アクティブサス」で解消可能です
また発生Gがレーシングカーに比べて少ない為、コントロールしなくても影響は小さいはずです

サードエレメントの話、続きます
このサードエレメントというのはある程度スペースを食う為、基本的にはリアサスに用いられることが多い機構です
ま、F1の中身なんて覗く事ができませんし、私が知っているのはあくまで量産フォーミュラでの話です
空力の為、ノーズやモノコックはできるだけスマートにしたい、マスの集中を図りたいそういった意図には反します

ボンネットが存在するSGTなんかではどうなっているのか非常に興味深い…とは思いますが、このあたりもメーカーにとって機密事項が多く覗く事は難しいです

そんなサードエレメントですが、過去にF1レベルのフォーミュラに実装されて、その事実が公表されている例がありました

童夢F105です
http://www.dome.co.jp/column/f1_back_08.html
このF105のフロントサードエレメントではフロントピッチング量の抑制に成功しています


さて、察しの良い方、技術に詳しい方ならもう気が付いているかと思いますが、このフロントサードエレメントに前述の前後G(ブレーキングトルク)に反応する「マスダンパー」をリンクで繋ぎます
レバー比だったりサードエレメント(スプリングが入っているかダンパーだけなのかも不明ですし…)のどの要素にリンクが繋がっているかは想像できませんが、原理的にはこれでブレーキングトルクに反応する可変レートフロント車高適性化システムになるはずです

サードエレメントのスプリング機構の一部に過ぎませんから「可変空力デバイス」ではありませんね~
いや~素晴らしい!!

…ただ一つ心配なのはこの機構の質量によって前後荷重配分の理想とは逆の事(現在の無給油レギュとピレリタイヤのサイズにとっては)をするわけで…昨年のロータスルノーの成績でタイヤの特性を完全につかみ切れていたか分からない中で投入するのはひょっとすると危険かもしれない…かな???










Posted at 2012/01/13 18:09:22 | コメント(1) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記
2011年12月12日 イイね!

フジスプリントカップでのレジェンドカップのペナルティ実行される(笑)

今年のフジスプリントカップで行われた、現役を引退したドライバーで争われる「レジェンドカップ」において通達されたペナルティが実行されたようです

ストレートライン走行中に蛇行(けっこうグレーゾーンが広いですが、ストレート上でのライン変更は一回だけしか認められていません、ここテストにでるぞ~www)で「あとでFSWの場内清掃」のペナルティを受けた土屋圭一氏が先日イベントでFSWを訪れた際、「偉い人」の呼び出しにあい、ペナルティを実行することになったとか…(笑)

FSWってトヨタ系の資本が入っていますから割とお堅いイメージがあったのですが、意外にお茶目で驚きました(爆)

「モリゾー」効果なんですかね、少しトヨタへのイメージを修正しようかな~


個人的には3人もエントリーしてひとつの良い所もなかった某36チームの三首脳にも何らかのペナルティがあってもいいんじゃないかと思います(爆)
Posted at 2011/12/12 20:50:23 | コメント(1) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記
2011年12月02日 イイね!

さあみんなもオートスポーツを買って間違い探しにチャレンジ(違www)

プリウスGT300に参戦…ってaprさんは面白い事やるね~
ある意味最大のスポンサーであるトヨタさんの意向もあるのかな???

今週発売のオートスポーツに予想イラストが出ていましたが、きっとカローラ風魔改造になることは間違いないかな~
しかしMR-Sの使い回しがプリウスに化けるなんて予想外だ(笑)

でも予想イラスト(気になった人は買ってあげてねwww)

なんかおかしくね???

さて私の相方は気が付くかな???
Posted at 2011/12/02 16:10:22 | コメント(2) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記

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「御殿場市内は積雪10~15cm程度、このまま夜中まで降ると少なくとも20以上~40cmの積雪になると予想されます。東名通行止めはほぼ確実かと思います。みんな今日はもう出かけるのやめましょう、FSWテストも中止だ…」
何シテル?   01/22 16:49
なんだかんだ言って、結局サーキットに戻ってしまった大人気ない三十路です(笑) おかげでアクセラも少しずつ凶暴化していきそうです
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