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国内モータースポーツの開幕戦が延期され、御殿場では何とも言い難い空気が流れています

正直な話、計画停電で開幕向けのパーツの準備が遅れていたり、震災後の富士宮付近の余震(?)で多少のダメージがあったりなかったりで、多くのチームの拠点である御殿場も色々影響があり、物理的な点でも情勢を踏まえた精神的な面でもある種の安堵感はあるのでは…と思います
もっとも、製造業(整備業???)であり広告業であるレース屋さんにとってレース数減少の可能性は危機でもありますが…

そんな中、御殿場ではSGTの統括団体であるGTアソシエーションを中心にトランスポーターを利用しての支援物資輸送が行われています

トランスポーターと言えどもいくつか種類がありますが、基本低床設計(クルマ積みやすいようにだったり、サーキットで人力で機材の出し入れが可能にするため)なので、インフラにダメージを受けている現地での荷降ろしに有利なようです

チームの規模によって持っている車両が適していなかったり、レースの時だけ借りている場合もあったり、集まる物資の限界もあるのかとりあえずトランポ２台で３回の輸送が行われているようです

御殿場からの積みこみは仕事にあぶれたwww(ウソ)レースメカさんたちが行っています
実はこれ凄く役立つことなのかな…と私は評価しています

モノを運んで行った先にフォークリフト等があるとはかぎらない状態なので、こちらでの積みこみも人力で効率良く行う必要があると思う(フォークで積んだものって人力だけでは対応できんこともあるし)のですが、こういった作業をする場合、レースメカさんたちの能力はすさまじいものがあります

メカニック=整備士さんというとレンチを持ったりテスターを持ったりするのが仕事のイメージがありますが、レースメカさんとなるとある意味ちょっと違う職業かもしれません
レースの度にガレージから車両、スペアパーツ、整備工具というか移動できる設備一式、ホスピタリティ設備、等々を毎回積みこみ→現場で設営→レース→撤収→ガレージへ格納といった作業を繰り返すわけで…引っ越し屋より手際がよいかもしれないくらい…(汗)

また、自衛隊や警察、消防を除いた「一般の会社」としては命令系統の徹底がなされています
…ちょっと話がずれますが、御殿場で聞いたジョークなのか本当なのか分からない話
ある若手のメカさんが先輩に「明日は選挙があるから休んでいいぞ」と言われたそうで…ま、このセリフjまでは普通ですが、「新米メカに人権はないが、選挙権はある!!」と続くそうで(焦)

そんなこんなで、非常事態にめっぽう強い人たちが自分たちの規模でできる支援を御殿場から行っているようです