2011年09月03日
世間での噂を聞く限りスカイアクティブ搭載のアクセラがラインナップに加わる9月のマイナーチェンジでMSアクセラは消滅すると言われておりますorz
※追記 やったね販売継続だそうです
まあ、こんな変わったクルマを今まで製造してくれていたマツダさんには感謝の念すら感じますが、少々残念です
現在走行距離6万kmを超えた図面屋号ですが、今のところ機関、車体ともに不具合なく戦闘力も維持できています
毎年の走行距離の平均が1.5万kmを少々下回るくらいで来ていますのでこのままいけば購入7年、3回目の車検の頃走行距離10万kmに達すると思われます
最近のクルマは10万km超えたからもうダメ…と言うことはありませんが、時たまサーキットを走る事を想定しなければならない私としてはその頃にはかなり車体にダメージが蓄積されているのかな…と思いますので3回目の車検前にクルマの状況をチェックし、大規模な機体寿命延長策をとるか新型を導入しようかと妄想していました
当初の妄想としては最近トレンドとなってきた車体の軽量化が行われた BLの次ですからBM型になるのでしょうかね(笑)のMSを最有力と考えていました
…が、一般には良い事ではありますがi-stopやスカイアクティブエンジンの発表により暗雲が立ち込めました
これらの技術とターボとの相性は基本的に悪いのです
アイドリングがストップすると言うことは一般的なオイルポンプは停止してしまいます
ターボチャージャーのタービン軸の潤滑と冷却はエンジンオイルを利用して行うのですが、これでは問題が出ます(潤滑系を電動にすれば解決はしますが…コストは上がりますね)
また圧縮比14で話題のスカイアクティブテクノロジーですが、キモは排気効率と言っています
つまり排気の抵抗となるターボチャージャーは搭載できません
トルクが向上するだろうからターボなくてもいいんじゃね???という意見もありますが、かなり難しいでしょう
F3というカテゴリーを御存知でしょうか?
2000cc直列4気筒の市販エンジンをベースとしたエンジンを用いるF1への登竜門とも言えるカテゴリーです、レーシングカーの見わけがつかない…と言う方は、タイヤがむき出しで前後に羽根が付いていてドライバー後方のエンジンカウルから結構大きな葉巻型のものが飛び出している車両を思い浮かべて下さい(笑)
昔のウジテレビの「エンジン」とかいうドラマに出てたやつですwww
このクルマ、一般的なNAエンジンの範疇である1Nm/10cc(※1)よりもトルクは出ています(葉巻型の奴が吸気リストリクター、つまり空気を吸える穴を小さく制限しているのでして、最大馬力、回転数を抑制します)がそれでも最大で250~260Nmと想像されています
ところが同じ2000ccの排気量であってもターボ装着のランエボは最終的に400Nmのトルクを発揮するまでになりました
比較的トルク重視のレーシングエンジンでも市販のターボにトルクでは及ばないのです
つまりスカイアクティブでターボがなくなってしまった事をカバーすることは不可能なのです
…まあ私がターボを諦めれば良いだけなのかもしれませんが、これから先はもうマツダにターボを望む事は出来なくなるでしょうorz
3000ccオーバーのV6ユニットでも登場すれば、性能はMSに近いものとなるのかも知れませんが、どうも現状でV6のスカイアクティブはまず無理でしょう
4-2-1の排気管によって排気脈動をうまく利用し掃気性を向上させているようなので片バンク3気筒では…V8ならできるか(笑)
…ま、トヨタの黒歴史ブレイドマスターがV6 3500ccで完全にずっこけ、走りのフィールドでも確認できない以上そんなものは願い下げですが(笑)
このままではアクセラともマツダとも残念ながら1台限りのお付き合いになってしまうのかな~と思うと少々寂しいですね
勿論、ターボ以外にも…というか2300ccDISIターボ自体はV6エンジン代替えの為の汎用ユニットにすぎないのですが…マツダのクルマの良い所は沢山あります
国産車であれば恐らくマツダのシートの出来はなかなかいいものだとおもいますし、ステア特性も良い…実はMSよりその他グレードの方が良いくらいだと思います
でもやっぱりクルマは「パワー」が大事!!…だと私は思うのです
なんたって自称直線番長だからね(爆)
…まじめな話、サーキット走行を趣味とする場合お金があればサーキット用に1台と生活用に1台、最低2台クルマを所持できることが理想だと思います
ですが私の稼ぎではそれはちょっと厳しいのです
いくら低燃費車と言っても2台もてば保険と駐車場で低燃費分など吹き飛びます
そのため1台のクルマで何とかやりくりしたいのですが、そうなると日常使用で必要とする条件が足を引っ張ります
条件として
・4人乗り(未だ独身だが相方がいて私に結婚願望ありwww)
・長距離巡航能力
この2点は欲しい
そうなると車体はある程度大型である必要があり、重量がかさむ
その重量を相殺してくれるのが馬力…ということになります
またターボ車は排気量も小さい(2260ccでトルク380NmのMSアクセラはトルクだけで考えると4000ccクラスのNAエンジンでないと代替出来ません)ので税金もお得です
たま~に「一番高いグレード買っちゃっていいね~」等と言われることがありましたが、別に高いクルマに乗りたかったのではないのです
私が欲しい性能を最も安く満たしてくれていて、1台で趣味も生活もこなせるのがMSアクセラだったのです
そして大出力高トルクと高燃費は日常とサーキット相反する条件を1台で済ませる為の必要悪…ともいえます
高燃費なのは決して高い代償でもなかったのですよ
ま、こんな事書いてますが、2年半後、国産車に使えるターボ車自体が存在しなかったらどうしよorz
RX-8も4人乗りなので燃費のプライオリティが低い図面屋的F-X(以下ZF-X計画とするかwww)では候補になるのですが、こちらも生産終了が囁かれ始めていますし…
価格度外視なら S3(これはしばらく生産するだろうな) 600万くらいか
購入したいとき生産しているなら ランエボ 450万~500万 フォルティスラリーアート350万 インプ420万くらいか???
大穴としてイタフラ車は メガーヌで420万くらい…3ドアだけど ジュリエッタ…ターボじゃない???不明正規輸入されるのか???
うーんかなり高額だけどエボ、インプ以外はスペック上は戦闘力ダウン
しかも外車買うような人には近づきがたいのでどうやってその後の戦闘力を維持していくかも大問題
…というか日本では一部の戦闘的なアルファユーザー以外はここで上げた外車は飾りものみたいなものだしな~(メンテを考えるとガンガン走るのはヤバそう)
うーん寿命延長措置をとりつつできるだけ長く乗るよりも魅力的な選択肢は少ないですね~
…まそのためにはFS-Xの選定が必要となり、トータルの維持費が増すのですが…orz
300万以下でMSと匹敵するクルマって世の中にはないんだな…と思うとMSアクセラ生産終了は私のような貧乏サーキット走行愛好者には残念というより「痛恨の極み」ですね
図面屋号が顕在なうちに今後の「大綱」は考えておかねばならないようですorz
※1
ホンダのK20でも215Nm アクセラ20Sでは186Nm それぞれ2000ccです
スカイアクティブのデミオでは1300ccに対して112Nm
ちなみに1300ccミラーサイクルでは120Nmと圧縮比が向上してもスペックダウンです
また最高出力回転数が600回転低下し馬力も同時に低下しています
これは現行デミオのボディに新規の排気系を投入した為最適化されていないことも原因ですが、少々エンジンに詳しい人が圧縮比14という数字から想像するものとはかけはられている感じるかもしれません
元々既にミラーサイクルで吸気バルブを開けっぱなしにして圧縮工程と膨張工程に差を設けているわけでして、高圧縮である分さらに遅くまでバルブを開けている、つまりさらなるミラーサイクルへの挑戦であるのかもしれません…違うのか???
Posted at 2011/09/03 15:06:32 | |
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アクセラ | 日記