2011年09月23日
米台関係筋によると、オバマ米政権は16日、台湾が要望していた新型のF16C/D型戦闘機の売却見送りを決めたが、台湾を失望させ、議会の対中強硬派などから猛批判を浴びるのは確実だ
一方で、台湾の従来型F16A/Bの性能向上に応じたことで、中国当局の反発は避けられない。オバマ大統領は、中国と台湾の双方に配慮したつもりが、結局は両方の不満をかき立てる結果に終わりそうだ。
米台関係筋は今回の決定に関し、「従来型F16の性能を向上させ、台湾空軍の近代化支援を図る姿勢は歓迎する」としつつも、「それだけでは強大化する中国軍に対抗するには不十分だ」と語り、オバマ政権の対応を批判した。
以上2chより引用
元ネタは読売新聞らしいです
読売さん、結構馬鹿ですね 性能向上の幅が半端ないレベルなのを御存知ないのでしょうか?
英文ですがさらに
http://www.washingtontimes.com/news/2011/sep/21/us-selling-high-tech-arms-package-to-taiwan/
※URL間違ってました
ワシントンタイムスの記事なので怪しいかも…(汗)
アメリカの「産経」みたいな(笑)
ですが、改修内容に関して細かく語られているのは探してみましたがここだけです
従来型のF-16A/Bの改修はF-16系最新鋭のE/F型に相当するもののようです
分かりやすく言えば日本のF-2と同じフェイズドアレイレーダーを得てなおかつ最新型
エンジンも電子装備の増加による重量増に対応してこれもF-2より推力で1t程度強力
JHMCS(F-35にも使用されるヘルメットのバイザーに飛行、火器管制等の情報を投影するシステムと思ってください)の導入…F-2にも欲しい~日本も新型AAM-5に対応して開発中
これがあるとゲームのように敵機を正面に(HUD内に)捉えることなく赤外線誘導ミサイルの発射、管制が可能
そのほかにもGPS航法機材、カウンタメジャー、電子戦関連の機材…おいおい、こりゃ戦闘を行う条件次第では極東トップクラスの力を持ってる可能性が…
F-16C/Dクラスであれば、対地攻撃力を除けばF-2以下の可能性が高い機体でしたが、とんでもないタマだしてきたもんだアメリカは(笑)
中華民国空軍は航空自衛隊に比べ旧式かつ同盟国への有償軍事援助用と言ってもよい軽戦闘機F-5を保有し、その更新が望まれますが、数の上ではF-5が最も多い韓国空軍より全体的な質は優れているかもしれません
F-16A/B自体は1979年初飛行の軽戦闘機レベルの機体ですが、アメリカが提供する改修プランでF-22を除けば最新鋭の4+世代のレベルの力を持てるわけで、改修する機体の数によっては韓国空軍より高い攻撃能力を持つかも…中国と韓国涙目だな(笑)
中国空軍が現在アジアで最も空戦をしたくない敵機は間違いなくF-15J近代化改修形態Ⅱというやつです
本国仕様のCより足の長いAAM-4を搭載、ほぼ間違いなく現在の中国軍機はアウトレンジからの攻撃にさらされます
同様にF-2もこのAAM-4運用が可能になるよう改修を進めています
これら2機種以外では第七艦隊の艦載機F-18E/F、韓国のF-15K 等も同数では絶対に闘いたくない相手でしょう
中華民国空軍はこれらの戦闘機(戦闘攻撃機)に匹敵する機体を手に入れたわけです
湾岸戦争以降、少なくとも空中での戦いは「量より圧倒的な質」が戦訓として実証されているわけで、老朽化した戦闘機の更新の問題は残りますが、主に電子兵装の質は大幅に向上することが約束されたも同然です
台湾側としては不満どころか、本当はこっちが狙いだったのではないか?と思うのは私だけでしょうか
どうする人民解放軍、ますます空母が使いにくくなるぞ(笑)
Su-27系を艦載機にできるとはいえ、スキージャンプからの離陸では陸上運用より、燃料か武装かどちらかを切り詰める必要性があります
任務にもよりますが、中華民国空軍の改修F-16は充分な脅威になるのではないかと思いますよ、これは
Posted at 2011/09/23 19:24:55 | |
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軍ヲタ的ネタ | 日記
2011年09月23日
PCでみんカラを閲覧しているならばこれに関してはリンクを張る必要もないかと思います(笑)
御殿場の図面書きなんざワーキングプア代表と言っても良いくらいの職業なので、1000円分のQuoカードと言えども「無料で貰える」なら欲しいのですが…清水和夫 氏の文章に「イイね!」を付けるともっと多くの事を失ってしまいそうです(爆)
私として納得がいかないのが、EVってそんなにいいものなのか???という点です
例えば氏の書いた第1話より引用ですが
『EVは登録税と25%の付加価値税(VAT)が免除されるほか、高速道路と公共の駐車場はタダ。朝夕のラッシュ時にはガラ空きのバスレーンを走ることができ、繁華街の駐車場の“特等席”にはEV専用スペースが用意されている。つまりユーザー目線でインフラや政策を整備すれば、EVは確実に増えるのだ。』
これは優遇されるから、その優遇措置をメリットと思う人が購入する…と言う事だと思います
勿論、我々内燃機関ユーザーも自分のニーズに合うクルマを購入しています
私は「安い、速い」が大事なものでMSアクセラを選びましたし、「エコカー減税」と運用コスト重視で低燃費車を選んだり、それぞれの判断でベターだと思うものを購入するわけです
内燃機関ユーザーにも「エコカー減税」のような「税金が投入される国策」によって生み出されるメリットが存在していますが、EVの場合多くのメリットは「政策」、つまり「税金」で生み出されるものばかりではないでしょうか?
別に「EV」が良いモノでない…とは言わないまでも、多くの人にとって自動車単体ではメリットに乏しい事を逆説的に示していると思います
充電施設に関しては多少の補助が必要かと思いますが、最低限までそろったらそれ以降は電気を売るヤツラが本来やることです
ガソリンスタンドは「国策」で建設されてはいないでしょう?
ガソリンスタンドをビジネスとして成立させている民間企業がインフラを支えているに過ぎません
EVもそのようになった上で初めて一人前です
いつまでも補助金やら優遇措置やらで頭の中「お花畑」状態でEVを至高のモノのように考えていては自動車ユーザーみんなが損をすることになるでしょう
「国策」に乗せられEVを買ったいいが、EVだらけになれば多くのメリットはなくなってしまうわけです
電気代だって需要が伸びれば高騰しますね
石油がなくなる!!二酸化炭素が!!と煽りますが一部の発電に適した地形や環境を持たない国においては「火力発電」で多くの電力を賄っているわけで、ガソリン高騰≒電気代も高騰(原発や水力があるので伸び率はちがいますが)はしばらく続きます
また今は数が少なく急速充電器も問題になるほどではありませんが、盆に正月の帰省(大和民族大移動)で今の水準のEVばかりだったら…と思うと冷汗が出ますね~
急速充電渋滞も追加かも…
また、急速充電をビジネスとして回す為には、今後「ぼったくり」と思える価格になっても不思議ではありません
急速充電器での充電はガソリン給油より回転率がわるいですから
電気が安くとも1台のクルマがガソリン給油より5倍の時間(セルフスタンドは4分で強制終了に対して電気自動車急速充電は20分程度と考えて)が掛るわけで、土地、機材の償却を考えると1台辺りで上げなければならない利益はかなり大きく取る必要が…というのが根拠ですがね
私自身、いつかエンジンをぶん回して気持ちよく走る日が終わってしまう事は覚悟しています
自動車のパワーソースは時代に合わせて栄枯盛衰があったのです
例えば、自動車初期においてEVはエンジン車より先行していたと考えられなくもありません
日本では一般に電気自動車の発明は1876年とされエンジン車の発明は1886年とされます
充電不可能な一次電池搭載とはいえ10年先行していたのです
また1881年のパリ万博に3輪の電気自動車が出展され7.5mph(約12km/h)で走行したとの資料もネットを漁ると出てきます
ハイブリッドというかレンジエクステンダーというべきものはポルシェが20世紀初頭に既に考案していたりします
クルマの歴史を少しかじっていればエンジン車が全てとも、EVは新しいとも、ハイブリッドがハイテク(制御はハイテクですね)とも思わないわけで、一パワーソースが時代に対応できず衰退していく事は理解できますが、あくまで「弱肉強食」で劣ったモノが衰退してくべきではないかと思うのです
EVを押す人がいてもいい、だけどEVを否定する人がいてもいいと思うし、今は技術者にとってなんでもアリのちょうど「面白い」時代に差し掛かっているとも言えます
我々消費者が優れたクルマを手に入れる為には激しい技術競争が生じた方が良いわけで、インフラに不利を抱えるEVを多少優遇すべきとは思いますが、今現在のEV≒補助金と優遇体制、メディアの一方的なプッシュを差し引いて評価しないと我々が今後「ハズレ」を掴まされる危険もありますよね
よって「優遇」を軸にしてEVをプッシュするのはあまり私の好むところではないのです
少し本題からそれますが、車体価格に関しては、未だ量産効果が乏しい点は考慮すべきでしょうが、バッテリー技術にブレイクスルーが生じない限りこのままEVが性能を向上させても同等の性能を持つエンジン車に対して3割~4割高い価格で「高止まり」するという話をある自動車技術の講演会で聞いたことがあります
よって消費者である我々は気を付けてこういったエコカーの推移を見ていくべきだと思います
勿論、この記事は清水氏が三菱自動車からギャラをもらい書いているタイアップ記事ですから頑張ってEVを持ちあげなければならない、というかそれが「ヒョーロンカ」のビジネスですので仕方ないでしょう
私はよく文屋はお気楽商売なんて言ってますが、「書く」事はともかくビジネスとしてはなかなか大変なのだなと少し反省しておきます
しかしながら同時期にネットでアップされている他の記事との乖離はちょっと頂けないのではないかと思います
第2話より引用
『つまりただのクルマではなく、「情報」と「エネルギー」が道を走る社会になるのだ。そう考えても、これからはEVや燃料電池EVが主役で、エンジン車は乗馬のような存在になると言わざるを得ない。』
マツダ スカイアクティブテクノロジーとの清水氏のタイアップ記事「What isCAR」第1話より転載
『125年の歴史があるガソリン自動車が、驚くべき進化を遂げようとしている。この「SKYACTIVテクノロジー」計画の首謀者である人見執行役員は「私は燃やすのが専門なので、バイオマスでも水素でも天然ガスでも、なんでも綺麗に上手に燃やしますから見ていてください」と“エンジン屋”の意地を聞かせてくれた。人見さんのこの一言に、私はどんな子守歌よりも未来の自動車の可能性を見いだすことができた。
それまでは「電気なのか水素なのか?」という具合に、次世代車を巡る議論は「内燃エンジンは終わりに近づいている」という前提で語られることが多かったが、実はまだまだ内燃エンジンの時代は続くことが明らかになりつつある。少なくともあと100年は内燃エンジンのお世話にならないと、世界の自動車は持続可能ではなくなってしまう。』
マツダとのタイアップではエンジン車の悪口は言えないだろうし…タイヘンデスネ(爆)
ま、最も『エンジン車は乗馬のような存在になると言わざるを得ない。』時期がドラえもんがやってきた22世紀だというなら矛盾はないですね(棒)
ただそれは自動車評論家が語るべき未来というより、我々が子供の頃見せられた「21世紀の世界」的ネタのようで読者としては少々困ってしまいますwww
Posted at 2011/09/23 13:55:10 | |
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