2011年12月15日
報道ではF-35でほぼ決定と言われているF-X(次期主力戦闘機)選定ですが、現在でも「ユーロファイターならNOブラックボックス」「信頼性とレーダーでF-18E/F」とか色々な人が色々な観点から主張しています
私としては「ユーロファイター」以外の2機種でこの先の運用思想次第…と思います
私よりマニアックな皆さんはわりとユーロファイター推しの方が多いようですね
逆になんとなく「ステルス」ってことで普通の人はF-35、電子戦能力やらネットワークとの親和性、信頼性、運用までのコスト、等々戦闘機単体ではなく「戦略的に考える」人はF-18E/F推しの人が多いのかな???
たまに戦闘機どころじゃない「買うな」という人もいますが…これは論外です
最大にして最低限の公共の福祉は「防衛」です
震災復興と同等レベルの最優先事項です
戦闘機に文句付けるなら対中ODAと韓国との通貨スワップに全力で反対すべきでしたね
戦闘機がいくら高いと言えども、
対中ODAは、1979年に開始され、これまでに有償資金協力(円借款)を約3兆1331億円(PDF)、無償資金協力を1457億円(PDF)、技術協力を1446億円(PDF)、総額約3兆円以上のODAを実施してきました
(外務省より)
3兆あればひょっとして空母打撃群が買えるかもしれん(維持できるかはまた別ですけどね~)
通貨スワップ枠5兆円…別に直接お金を渡しているわけではないですけど、デフォルトすれば5兆円で暴落した韓国通貨という紙屑を掴まされます
そしてデフォルトしても大して困らない…我々が思うより貿易規模が小さいですよ韓国、人口半分で給与所得も半分、日本の1/4以下で絶賛スタグフレーション中(笑)
可処分所得は日本の1/10もないかもしれませんよ下手したら…
どうも韓国行っても偽物ブランド以外は日本とあまり変わりない値段のようですからね
つまり5兆も用意して助ける程の市場ではないです
8兆円あれば1機200億の戦闘機だとしても一体何機買えるのやら(笑)
戦闘機を「買うな」という人はまずそこから考え直してくださいね(笑)
実は買わないで済むなら恐らく「こんな半端な時期に買いたくない…」
というのが本音ではあるのですが…
買わないと数が足りないってとこまで追い込まれているので仕方がないのですorz
個人的にはF-2追加調達をしなかった当時の「ゲル」長官に責任ありと思いますが、当時F-22が目の前にちらついていた事を考えると気持ちはわからんでもないかな…
ただ彼がF-2の性能を読み違えた事は確かです
搭載できる対空誘導弾の発展とAESAの性能向上(ソフトウェアでも性能向上を図れる)を見誤ったのです
戦場までの機動力(加速能力や上昇能力)は単発エンジンですからF-15Jに敵わないですが、BVR戦闘では基本的に見劣りせず、最後の手段ドッグファイトもFBWによって静的安定性が負となる機体を強引に安定させていますので旋回性能は高いんですよね
マルチロール機の有用性が認識され始めていた頃ですから、F-2追加調達も有だったのではないかと私なんかは思います
これをF-4EJ改の退役を見越して追加で取得しておけば、今「買うな」という選択肢が存在したわけですが…まあタラレバ論に過ぎませんね~
ということで我々日本人は残念ながら
・カタログスペックは優秀な永遠の未完成機…ユーロファイター トランシェ3相当
・ステルス性能だけが売りの欠陥未完成機…F-35A
・何年優位性が保てるか疑問の誕生した瞬間から時代遅れのロートル機…F-18E/F
(少々皮肉が過ぎましたかな???でも一面当たっていると思います)
と絶望的なラインナップからお買いものをしなければならない事に追い込まれたのですorz
でも税金を使って購入するわけですからせめて「最悪の中の最良」を選択しなければならないわけでして、その為色々な分野の色々な方が議論する事になっているわけです
続く~
Posted at 2011/12/15 16:30:31 | |
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