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2016年11月17日 イイね!

マツダRT-24P をPV稼ぎに利用してみるwww

マツダRT-24P をPV稼ぎに利用してみるwwwどうも、こんばんわ。図面屋です。
お友達の間で画像のクルマがずいぶん話題に上っているようなので久しぶりに自転車以外のブログネタとして利用しようかと思います。

マツダRT-24P
来年よりWECのLMP2で採用されるシャシーコンストラクターの制限規定に採用された4社のうちの1つライリー/マルティマティックのシャシーを利用しデイトナプロトで変更が許されているエンジンとエクステリアをマツダ独自の物に変更したマシンのようです。

要は顔とエンジンだけはマツダだけどあとは売ってるものを組み合わせたクルマです。
ワークス活動とはちと違うけど、ルール上こうするしか参戦方法がない・・・という自動車メーカーには痒い所に手が届かないルールに基づいて造られたクルマですね。
運営団体的には「文句があればメーカーはLMP1Hへどうぞ」というところでしょうがぶっちゃけトヨタとポルシェと殺合う(やりあう)体力のあるメーカーとか他にいないって・・・汗


こんな感じでこのクルマの基本を抑えたところで本題に入りたいと思います。
現在流行しているLMPの形と少々違うように見えるこのクルマ、速いのか遅いのか?アリなのかナシなのか?

先に図面屋の結論を書いてしまうと「サルテを走らない」デイトナプロトなら「アリ」かもしれないです。

以下私なりの解釈です。
まず前提として最近のLMPプロトの流行のこのフロントフェンダー形状

これ自体はダウンフォースを生まないということをご理解いただきたく思います。
私は超個人的にマンボウ顔なんて呼んでたりします。
空力的にはものすごくでかい翼端版といってもそれほど間違っていません。
じゃあなんでみんなこの形をしているかって?
最も簡単な回答としては車体全体としての空力効率が良いからです。
少ない抵抗でダウンフォースが得られます。ただしリア寄りになりがちです。
じゃあこのカタチをしていないRT-24P はダメなのかというとそういう事にはなりません。
なぜかというと
1、WECのLMP2プロトは40000ccV8エンジンのワンメイク前提で設計されている
RT-24Pはターボとはいえ直4の2000cc、さすがにこちらの方が軽量だと思われます。
一般論として車両の重心とダウンフォース前後バランスの中心は出来うる限り一致している方が良いとされます。
リアの加重がWECのLMP2より軽いと考えられるRT-24Pはダウンフォースのバランスをやや前よりにしてやる必要があります。

紫色の線が「マンボウ顔」の形状、白い線が「マンボウ顔」じゃないことによって得られるエアフローです。
たったこれだけでどんだけダウンフォースが出るの?というところですが、私の教えられた昔話ではグループCカー時代ポルシェはある年ワークスだけライトカバーの角度が違っていたとか・・・ワークスマシンはカナード後付でなくライトカバー(フロントフェンダー)でダウンフォースのバランスを変えていたようです。
ということでこの形状が搭載エンジン変更に伴うダウンフォースバランスの調整を意図しているとしたらアリですよね。

2、サルテに比べればデイトナはテクニカルとも言える
現在では参戦するクルマが遅いという事もありますが昔はどちらもメーカーが参戦していまして、デイトナ24hは最長走破距離4,433.33km(1983年)これに対しルマン24hの83年は5047.934 kmでサルテサーキットの方が高速コースであるといえます。
どちらのコースもグランツーリスモで遊んだことがありますが、デイトナのインフィールドはとにかく曲がらないし、オーバルコースに出ては入ってのストップアンドゴーがひたすら続く感じで私はちと好みでなかったり汗

そんなわけでルマン24hを走らないデイトナプロトはロードラック特性によってタイムがあまり稼げないのではないかと思います。
そうなれば「マンボウ顔」を捨ててしまうのもアリです。

私は初見でRX-8風に見えてしまいましたが、基本2017仕様のLMP2なだけに「マンボウ顔」以外はきちんと最近のトレンドを取り入れて(ポルシェをぱくって)ます。


一枚目の黄色の部分は割りとポルシェに似た面で構成されている箇所です。
ボディのメリハリが分かりにくい画像なのですが、MZRレーシングで公開されている他の画像と合わせると黄色のラインのあたりの形状は流行の形状ですね~
一枚目白色は恐らく開口部と思われる範囲です。
マツダの五角形グリルは塞いでしまう可能性もありますが、2枚目(使いまわし)の画像赤丸部分をみると妙にマツダエンブレムだけ前にせり出しているように思えます。
そんなわけでエンブレムの部分だけがクラッシャブルストラクチャで周りは導風部かもしれません。
二枚目黄色はアンダーフロアとフロントカウルの隙間です。
これだけ開いていればフロントカウルの裏側であれやこれや・・・色々できるだけのエアフローがあるでしょう。

最後の一枚


正面からだとのっぺりとして見えるノーズですが、モノコックから伸びている部分の「肩」とカウルの底に線を入れて強調するとこんなにシャープです。
赤丸部分は先ほどと同様、マツダエンブレムだけがやたらと前に出ているように見える感じが伝われば・・・と思ったのですがみんカラで添付できるサイズだとちと分かりにくいですね~

一部は妄想も含みますがマツダらしいカタチなのに結構レーシーにできているなと思います。
インタープロトの時も思いましたがこの「赤」と五角形グリルを使うとマツダに見えてくるってのもあるかな?
まだまだメルセデスやBMWには及びませんが、メーカーのアイコンとして確立されつつあるのかもしれませんね。
個人的にはこのクルマ好きですんで速いことを祈りたいです。(ま、元のモノコックの出来次第だから予測付きませんけどね)
Posted at 2016/11/17 21:48:49 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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