2011年04月23日
ネットやクルマ雑誌の記事でハイブリッド車(Hさんのところはちょっと違うけど)や電気自動車の試乗記をみると
「重厚な乗り味」なんて言葉で褒めている事って多くないですか?
ま、乗り心地は悪くない、普通のクルマ以上って事なんですけど、この裏側には電気自動車やハイブリッド車だから許される条件が隠れています
それは大量の「バラスト」を積んでよい、積まなければならないということです
良心的な評論家はちゃんと触れていますが、おもっきし暴論を展開している人もいたりしますね(汗)
本来「質量」というものは運動する物体にとって大きすぎるのは好ましいものではありません
風船のように外乱の影響を受けやすいのも問題ではありますが…
クルマにとっては加速、減速、旋回と理論上全てに悪影響を与えます
ですから余計なものを減らし軽く作る、軽く作る過程で部品を減らしコストも削減するというのが基本的な考え方です
ところがハイブリッド車と電気自動車はそうはいかないわけでして、絶対積まなければならない「バッテリー」というバラストがあります
これは運動性能の点では大きなマイナスですが、ボディコントロールと言う点では必ずしもマイナスではありません
「質量」が大きいということは慣性力が大きくなるわけでして、外部から同じ力が入力した場合受ける影響は「質量」が小さいもの、つまり軽いクルマより小さくなるわけです
またロールやピッチングに関してもバッテリーの配置次第では重たくなっても影響を誤魔化すことは可能です
バッテリーの種類によりますが、開発意図によっては燃料タンクと違いコストが許せば分散配置することすら可能で、重量配分の自由度は高いですからね
勿論「重たい」クルマをしっかりと支える足回りを開発したメーカーさんの力は素晴らしいと思います、それができた上で初めて「バラスト」が生きてきますからね
そういった開発陣の努力によって「なんかいい感じの乗り味」ができあがっているわけですが…ここで上記の「質量はクルマにとっては加速、減速、旋回と理論上全てに悪影響を与える」が問題になってきます
私はチョイ乗り程度にしかそういったクルマに乗ったことはありませんが、操縦性まで含めて「乗り味」にあまり良い印象は抱いていません
私見ですが「なんかいい感じ」があることは否定しませんが、「本当に良い運動性」は決して持ち合わせていないのも同時に伝わってきます
極論ですが、カローラクラスのシャシーで無理矢理MSアクセラの動きを支えている感じが時たま姿を表す…というのでしょうか、本能的に「マズイ」というセンサーに引っかかるときがあったな~と
リーフの場合は「質量」とシャシーの関係で行くとティーダのシャシーでアテンザを支える感じがするのかもしれないな…と思っています(ちこらは完全に想像ですけどね)
ぶっ飛んでいくプリウスを見てそんな事を考えた土曜の昼下がりでした
Posted at 2011/04/23 12:15:53 | |
トラックバック(0) |
車 | 日記
2011年04月22日
こ、小暮選手で最年長っすか!!!
小暮 卓史…2010シーズン SGTチャンピオン ホンダ系ドライバーのエース格 30歳
最年少の国本にいたっては…二十歳…平成生まれどころの話じゃないのね
ま、世界的にレーシングドライバーの若年化は進んでいますが、改めて数字で見ると迫力が…(汗)
俺、二十歳の頃峠で「やっべヒール&トゥーミスった~!!ダムに落ちちゃう~」なんて感じでしたがorz
いくら凋落したと言えどもFNは旧F3000と同等以上の規格、素直に感心してしまいますね
但し、これが良い事とは言い切れません
こんな若い子が国内フォーミュラにとどまるということは今の日本に可能性のある若手を「世界に送り出す体力」がなくなっているとも考えられます
台数が少し増えて嬉しい半面、「もっと高く跳べるかもしれない」若手がそこにいる違和感もあり、少し複雑な心境ですね
…さらに言えば、ドライバーの若年化と逆に「パドック」の高齢化(失礼)も実は深刻かもしれません
Posted at 2011/04/22 16:22:23 | |
トラックバック(0) |
モータースポーツ | 日記
2011年04月21日
私は政権交代前までは所得税とか住民税を下げてその分を「消費税」で賄ったらいいんでない???という限定的な「消費税」増税論者でした
理由はモノを買う限り、不正な仕事で所得を得ている人間(ま、犯罪してますとは申告しないわなwww)も、税金を踏み倒している輩も、観光支那人どもからも税金を得ることができるわけでして、まともに税金を払っている人にとって実質的な生活が変わらないよう設定すれば…あら不思議、税収ちょっと増えてんじゃん(笑)という事を狙ってのものです、まあそんなにうまくいかないかもしれんけどね・・・
ところが政権交代後、国民の税金を今まで以上に特亜にばらまこうとしている連中がいまして、「増税」反対に回りました
わずかばかりの「仕分けwww」に対して地雷処理費とかいう名目で、記憶が確かなら何十兆円を「アカ」に渡そうとする始末、小学生でも赤字と気がつくって
こんなやつらに税金は渡せませんよね
今回の震災から立ち直るという名目で消費税に「復興税」が上乗せされようとしています
ヤツラに増税させて本当に復興に資金が回るのか…
増税するならとりあえず選挙してから決めればいいんでないの???
選挙…というよりは「復興事業プロジェクト」の見積を各政党に立てさせて資金のやりくりの目途、期間、将来のビジョンをプレゼンさせれば、「ビジネス」的視点で良い悪いを誰もが判断できるのですが…
って選挙って本来そういうものだよね(汗)
税金という巨額資金をめぐる1大プロジェクトの優劣を競うものが選挙であって、「人柄」とか「知名度」、「政権交代の風www」で考えてよいものではなかったのに…こんな事態になって改めて感じても遅いかもしれませんが…
国難に当たって挙国一致で内閣を支えるべし…とアツく語る方wwwもいらっしゃいますが、戦時つまり非常時における国家元首の交代って結構起こっているんですよ
我が国日本においては東條内閣が開戦し、戦況悪化に伴い小磯内閣へ移行(この頃から講和を模索する動きあり)、終戦を迎える鈴木貫太郎内閣(坂の上の雲にも少し出てきますね)と3つの内閣が戦争遂行を行いました
また合衆国におきましては、フランクリン・ルーズベルトが1945年に急死し、ハリー・S・トルーマン副大統領がその後を継いで大統領に就任、それどころかルーズベルトの前年の1944年、「選挙」で先例のない大統領4選を成し遂げています
決着が見え始めた時期とはいえ、ドイツと日本の2正面作戦をとった国で「大統領選挙」ができるのです(驚)
アメさんすげー!!!
英国においてはドイツ降伏後となりますが、ポツダム会談中の総選挙でチャーチルの保守党が敗北、その場で労働党党首に全権を委ね帰国しています
…戦争していても政権交代やっちゃうんですよ
自ら招いた人災のようですから管(同じカンでもイラ管と『鬼貫』こと鈴木貫太郎閣下ではまさに月とすっぽんですね~)は原発の冷温停止までは全ての非難を一身に受けて事にあたり(人命にかかわるモノ以外余計なマネすんな)、復興ビジョンに関しては「選挙」で我々が選ぶべきじゃないかな
私の結論、短期的には「『ピー』ちがいに鉄砲」=「民主に増税」で反対 中長期的には選挙を速やかに行い新政権の元、復興のビジョンに基づいた時限増税の検討は、特亜への金の流出を止めた上で行うべし です
因みに防衛予算に手を付けるのは原則反対です
「弱り目に祟り目」って諺を地で行く必要はないですからね
Posted at 2011/04/21 12:56:08 | |
トラックバック(0) |
日常 | 日記
2011年04月21日
まあ、実は今までの3戦全部見てますけどね(笑)
確かに最後まで目が離せない、という点ではダウンフォースが最も重要なファクターとなった近代F1では稀にみるエキサイティングな展開となっていると思います
ただ同時にスポイルされたモノもあるかな…と
これは何も今シーズンのルールだけによるものではありません
少し昔話
過去予選は全車各一時間の間に12LAPの周回を与えられ、大抵4回のアタックで決着がついていました
特にハッキネンとシューマッハが争っていた時代なんかはグルーヴドタイヤの影響、タイヤ戦争の影響があったのかオーバーテイクは稀でピット戦略による逆転ですら手に汗握っていた記憶が有ります
あの時の相手の8m前からスタートするというアドバンテージを賭けた一時間の予選、スカパーで見ることが出来る人には非常にスリリングだったのではないかと思います
レースのルールをある意味「原理主義」的に見ていくと、テレビの煽りで入りそうな「世界最速は誰だ?」を決めるものではありません
規定された距離を最も短い時間で完走したクルマが勝利するものでして、本当かどうかはさて置き、F1初期のドライバーで「相手に勝ち、尚且つ出来る限り遅く走ること」 が理想と言った趣旨の言葉も残っています
マシンの信頼性が上がり、ドライバーの生存率も飛躍的に向上した現代にそのままの意味を持ち込む事はちょっと違うかなと思いますが、真理の一端でもあると思います
速さだけを競っている訳ではないという事です
今回の中国(何故シナと漢字変換出来ない)GPでは予選に思いっきり失敗したウェーバーが最終的に3位でレースを終えました
レッドブルのマシンの力とDRSというシステムがあったからこそ…という側面もありましたが、予選に失敗してフレッシュタイヤが残っていたのも大きな要因かと思います
レースを優勝したハミルトンも予選後、「自分はフレッシュタイヤが1セット多く残っている、明日は面白い事になるかも」と予選後のインタビューに答えていました
速さだけを競っているわけではないと考えれば、この結果もアリなんですよね
ただ少し思うのはスタート直後の1コーナーを別にすれば予選アタックの一発というのはドライバーにとってはリスキーで最もスリリングな時間だと思います
それ位、予選で得られる8mというアドバンテージは価値あるものなはずだったし、PPと言うのは「名誉」であり、「速さ」の証明だったはずです
でも今回の結果は予選で手を抜いても全然大丈夫って事になってない?
我々一般視聴者が見ることが多いのはあくまで決勝ですし、「広告業」とも言えるレーシングチームにとっても多くの観客と視聴者が注目する決勝レースが人気ある事、つまり面白くする事は大事です
ただ2000年代半ばから続くPPの価値の低下は少し寂しい感じもします
「速い」って最もカッコいい事じゃないのですかね?
今年のF1は確かに見ていて飽きません
ただテレビで見えない所に何か違和感を覚える事も確かです
例えばJリーグ発足当時、今と違い「サドンデス」で無理やり決着を付けていた、黒歴史…とまでは言いませんが(笑)
「あれ欧州発祥のスポーツってこんなんでいいんだっけか?」という妙な感じです
ああ、適切な言葉が見つからない(泣)
今年のレギュレーションは決して悪いバランスではない、面白いかもと思いますが、これ以上欲をかいて余計な混乱を演出しないでもらいたいな…というのが私の感想です
ま、どんなになっても私は結局F1を見るづけるだろうし、そんな奴の意見は聞かなくても視聴率に変化はないか(笑)

Posted at 2011/04/21 00:10:44 | |
トラックバック(0) |
モータースポーツ | 日記
2011年04月18日
レギュレーションを読んだわけではないので、ひょっとして何か細かい規定があるのかもしれませんが、最近DRSを作動させるパワーソースが気になって仕方ありません
DRS、ドラッグレデュースシステムはリアウイングアッパーエレメントのフラップの迎え角を小さくして空気抵抗を小さくするものなのですが、作動中は本来の空力バランスが崩れてしまいます
具体的に言えばリアのダウンフォースがストレートスピードの伸びの分だけ少ないわけで、作動したままの状態ですと、ブレーキング時の安定性が損なわれるわけです
…前回のマレーシアではレース中に何台かはDRSが作動しなくなったマシンがありましたが、DRS作動中に故障したらどうなってしまうのでしょう???
…ま、作動「させてよい区間」が決まっているシステムですから、恐らく作動中固まったままになったら「オレンジディスク」が提示されるのではないかと思うのですが
更に言えば作動状態で固まってしまったら、その後レースの勝負権が無くなってしまうので、チームとしても、破損しても「作動しない」状態となるよう、フェイルセーフはかけていると思います
…となると、壊れてしまったらフラップが閉じた状況にできる仕組みとパワーソースを選択していると思うのですが、一体何を使っているのかな~
壊れてしまった場合、確実に「安全な方」の設定になる、似ているシステムとしては鉄道のブレーキ、エア圧作動で圧力が失われた場合、ブレーキが作動する仕組みになっていたかと思います
恐らくこういうものに近いシステムなのではないか…と思うんですけどね

Posted at 2011/04/18 01:06:18 | |
トラックバック(0) |
モータースポーツ | 日記