ETC車載器の装着・再セットアップ
| 目的 |
修理・故障・メンテナンス |
| 作業 |
ショップ作業 |
| 難易度 |
 初級 |
| 作業時間 |
1時間以内 |
1
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ポケット内にあるETCへ配線を通すために、ポケットの奥に穴を開けてあります。
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アンテナはこちらに装着しています。
《スイッチパネル》→《Aピラー》→《天井裏》→《フロントガラス上部》
といった経路で通しました。
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電源は足元から見上げた位置にあるヒューズボックスから。
マイナスアースはヒューズボックスを固定しているステーを留めている根元のボルトから取っています。
通電確認を行い、無事に動作を確認。
ですが、このままでは使用するのに芳しくない状態です。
というのも、ETC車載器を別の車に取り付ける際には、車載器内に記録されている情報の書き換え工程《再セットアップ》が必要となります。
分かりやすい事例を挙げるなら、『料金表の車両区分』の情報。
レーン通過の際に、軽自動車なのか普通車なのか、それ以外なのかを判別する為に情報が、登録されています。
といった様に、使用する車のナンバープレート等の″車両情報″を再セットアップする必要があります。
ちなみにセットアップは自身でする事は不可能なので、大人しくお店に持っていきましょう。
【参考 - ETC総合情報ポータルサイト】
https://www.go-etc.jp/support/re-setup.html
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ETCの再セットアップは全国各地のカー用品店、ディーラーなどで行っています。
ETCの再セットアップには下記の5点が必要になります。
・ETC車載器本体
・車載器ケーブル
・車検証
・運転免許証
・ETC車載器セットアップ申込書(※)
※車検証とセットで保管されていることが多い。万が一手元になくても、車載器本体から車載器情報(車載器管理番号)がわかれば再セットアップは可能。
今回、ETC車載器セットアップ申込書が何処にいったのか分からなくなっていた為、本体の車載器情報を確認することにしました。
取扱説明書を確認したら、画像の通り。
両面テープ側、つまり裏側にあります。
その為、一度両面テープをスイッチパネルから剥がす必要がありそうです。
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ミニマイナスドライバー等を使い、てこの原理で割れない程度にこじって外しました。
割と頑丈な両面テープで、粘着力もまだありそうなので再度貼付できそうです。
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肝心の車載器情報ですが、古野電気製『FNK-M11T』の場合だとこちら。
白いラベルに色々記載されていますが、ETCセットアップをしてくれるお店にこのラベルの写真を撮って申請しに行けばOKです。
本体を持っていくのでも有りですが、お店にDC12V用の電源が無い場合もあるので、その場合は写真を持参して自身の車で直接セットアップ作業をしてもらう事になります。
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仕事終わりに、最寄りの超自動後退(SAB)で再セットアップをお願いしました。
セットアップ料金は、
¥2,700
でした。
(ETC2.0は、¥3,070~)
ETC導入を後押しするキャンペーンを実施しており、その関係も相まって他のカー用品店と比較しても一番安いかと思います。
上で触れた必要書類 5点 を持参し、相談窓口へ。
ETCの取り扱いはスポーツカー用品売り場のレジで承っていたので、そちらで再セットアップ申込を実施。
まず始めに、写真のような『ETC 車載器セットアップ申込書 (Web用)』という書類に、
住所氏名電話番号等の申込者情報、
車検証に記載してある車両情報、
などを記入。
記入の際、本人確認を行うため運転免許証も提出します。
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ここで店員さんから注意事項・告知事項を受けたので共有。
主な内容は、
『当車載器は、2030年頃までに行う″セキュリティ規格の変更″に対応していない機種ですよ〜』
というもの。
具体的にどういった事なのか、ざっと説明。
2021年12月2日、NEXCO東日本がウェブサイトで
『ETCセキュリティ規格の変更について』
と題したお知らせとチラシの画面を掲示し、次のように説明されています。
「ETCにおいてお客さまの決済情報を将来にわたり安全に保護するため、セキュリティ規格の変更を最長で2030年頃までに行う予定です。
将来実施されるセキュリティ規格の変更に対応した新セキュリティ対応車載器が既に販売されております。
車載器管理番号および識別マーク等により、現在お使いのETC車載器が新セキュリティ規格に対応しているかご確認下さい。」
同社によると、現在発売しているETCの機種は全て『新セキュリティ対応車載器』だそうですが、旧規格に基づく古い機種は規格変更により使えなくなるといいます。
2030年としてもあと7年ですが、具体的に規格変更がいつ実施されるかは新セキュリティ対応車載器の普及状況を見ながら判断していくことになるので、前倒しになる可能性もあります。
以前は、2022年12月1日をもって、一部のETC車載器が使用できなくなるともアナウンスされていましたが、それはETCの規格変更とは別の話で、
『2007(平成19)年以前の技術基準適合証明・工事設計認証(旧スプリアス認証)を受け、製造されたETC車載器』
が対象でした。
ですが、当車載器は新スプリアス認証なので問題ありません。
ちなみに″スプリアス″とは、
《無線設備から発射される不要電波の一種》で、法令により発射強度の許容値が規定されています。
現行の許容値は 2007年12月に全面適用となっていますが、旧規格で認証を受けた無線設備も2022年11月末まで延長利用できるという特例が設けられていました。
このため、2022年12月以降に使用すると電波法違反となるところだったのですが、2021年8月に国土交通省や高速道路会社から《電波関連法令の改正》により新スプリアス規格への移行期限が「当分の間」に改正されたと発表があり、こちらは解決したといえます。
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しかし今回新たに新セキュリティ規格への移行という問題により、使えなくなる機種が増えていく事になります。
その消えていく機種に、今回移設した物が該当した訳です。
見分け方は以下の通り。
1. 車載器管理番号で確認する方法
→管理番号の19桁の始まり (左詰)の数字で区分されています 。
・新セキュリティ対応車載器 : 「1」
・旧セキュリティ対応車載器 : 「0」
2.車載器の識別マークで確認する方法(画像参照)
1) ETC車載器(専用)の新・旧セキュリティ対応の区別
(主にETCロゴの下やカード差し込み口等に印字)
・新セキュリティ対応車載器
→「・・・」のマークがある
・旧セキュリティ対応車載器
→「・・・」のマークが無い
2)ETC2.0・ETC-DSRC車載器の新・旧セキュリティ対応の区別
・新セキュリティ対応車載器
→「ETC2.0」のロゴがあり、且つ「■」のマークが無い
・旧セキュリティ対応車載器
→「DSRC ETC」のロゴがある
→「ETC2.0」のロゴがあり、且つ「■」のマークもある
注1) 車載器の型式により識別マークが描かれていない場合があります。
注2) 上記の方法で識別できない場合は、購入した販売店またはセットアップ店にご確認下さい。
【参照 - ETCセキュリティ規格の変更について(NEXCO東日本)】
https://www.e-nexco.co.jp/amp/news/important_info/2021/1202/00010555.html
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店員さんの手続きによりETC再セットアップ用カードを準備し終えたら、車載器を起動させてそのカードを差し込んでセッティングが始まります。
差し込んだら、十数秒程度とあっという間にセットアップが終了します。
最後に、先程の申込書の控えと新たなETCセットアップ証明書を戴いたら作業完了です。
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ETC車載器セットアップ証明書は大切な書類なので、無くさないように保管しましょう。
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【再セットアップ完了日】
2022年(R4) 9月22日
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後日、動作確認も兼ねて実際に使用してみましたが、トラブルも無く正常に動作してくれました。
《東北自動車道 村田IC→矢板IC》
( 写真 : 那須高原SA )
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