フルバケットシート装着＆アライメント調整

エリーゼでサーキットに行くようになってから、一番不満に思っていたのは、ノーマルシートのサポートでした。その不満点を解消すべく、フルバケットシートを装着しました。
また、アンダーステアが強い特性を、少しでも解消する為に、アライメント調整を実施しました。

フルバケ選び

私は、その昔、サーキットを走っていた時は、レカロの SP-G を愛用していました。

SP-G は、サポート性と居住性を兼ね合わせたようなシートであり、エリーゼにも絶対 SP-G を装着すると密かに心に決めていました。でも．．．．装着できませんでした。エリーゼは、そのタイトなコックピットの為、SP-G を、私の希望するポジションに装着する事は、出来なかったのです。
その為、国内外の各メーカのフルバケットシートの中から、”エスケレート”　というシートをチョイスしました。エスケレートは、ノーマルのシートレールに、そのままボルトオンで装着でき、他のどのシートよりも、低いポジションを取ることができます。

フルバケ装着

フルバケの装着は、昔から私のクルマの面倒を見てくれている、”車工房リキ”　さんにお願いしました。
ノーマルシートレールにボルトオンという事なのですが、取り付け作業が進む内に問題が発生しました。いや、取り付け作業と言うよりも、取り外し作業の段階で問題発生です。ノーマルの 3 点式ベルトを固定しているボルトが、１本だけ　インチ規格のボルトが使用されていたのです。
他は、すべてミリネジなのに、何故、ココだけインチネジなのか？　さすがはロータスです。（笑）
結局、インチの工具を買いに行って貰い、一件落着です。

装着後の感想

インチネジの他にも、いろいろあったのですが、何とか無事に装着する事ができました。ボルトオンと豪語するだけあって、純正のシートと言っても過言でない位にスッキリと収まりました。

ポジションは、私の希望通りのローポジションを得ることができました。また、ノーマルのシートよりも着座位置を前に出す事が出来ました。
腰から太股のサポートは、ほぼ満足できるレベルです。これならサーキットでエリーゼの挙動変化を的確に掴む事ができそう。でも、肩の部分のサポートと云うか、剛性感が全くなく、結構グニャグニャと動きます。この辺りを、もう少し補強した製品にして貰いたいですね。

居住性に関しては、ノーマルのシートとほぼ同等って所ですね。　正直言って、長距離の移動には、辛そうです。私は、通常の走行時には、座布団を併用するようにしています。これだけでもかなり楽になりますよ。

アライメント調整

アライメント調整も　”車工房リキ”　さんで実施しました。

最新鋭の Hunter 4 輪アライメントテスターを使っての作業です。こちらのショップでは、アライメントテスタを 12 年以上前に設置しており、アライメントに関して独自のノウハウがあります。

今回は、そのノウハウを活かして、エリーゼのアライメントをメーカの基準値から離れて調整して貰いました。ノーマルの基準設定は、峠を楽しく走るには、良い設定と思いますが、サーキットにおいてアンダーが強く、扱いにくいので、その特性を解消する方向に調整しました。
調整後の具体的な数値は、公表すると誤解を生む可能性があるので、あえて記載しない事にします。どうしても知りたい方は、メールを下さい。
　　　　
調整後のインプレは、次のサーキット走行が、6/14 のユーロカップですので、その後にまた書き込みしますね。