電子デバイスの正しく有効な活用！

半世紀に達しようする年齢にもなれば、どうしても気になるのが健康である。
まる一日や二日もかけ、数万から数十万円も要する精密検査は、時間もかかり体の負担も伴うから、多忙な方には非常に億劫である。
もしこれを、たった１０分で出来ると言われたら？

通電式検診スキャナーEISは、米FDAから検査器具としての認定を受けている装置である。
この機能的診断方法は、データの積み重ねや生物工学の進歩、人体に対する数学・物理学及び神経生理学や神経機能学の知識の応用であり、人体を純粋に生物物理学的な方法で観察するものである、という。
それは、服を脱ぐこともなく、採血も採尿もなく、内臓・骨・筋肉など体全体の状態を測定するのであるが、・・・ニワカに信じ難い。
測定は、1.28Vの微弱電流を６箇所の電極から22パターンの通電で行う。
様々な生物学的検査数値をコンピュータ解析するプログラムを備え、人体組織の生理反応を分析し、人体機能が色分けされながら視覚的にも分かりやすい立体３Dで表示される、と豪語する。
要は、数百万人の受診者及び患者データなどから、疾病の状態又は発生する確率を示すようだ。

医学の世界では進歩と供に、経験不足の医者による誤診も避けられない昨今。
また医者不足から、診療時間を十分にとれない場合も多々あるのだろう。
受診者だって、検査に要する時間は短いほうが良いし、体に対する負担も少ないほうが良いのだから。

モノは試し・・・私も診断してみることにした。もちろん個人情報は極秘にて！
痛くも痒くも無い短い検査の結果、内臓ごとに詳細にわたって状態が示されたことには非常に驚いた。
だが、ほぼ良い状態であることが確認されたことによる安心も得られた。
しかしながら、想像を超える正に信じ難い部分まで暴露されることから、ソレナリの覚悟も必要かもしれない！
この装置の診断結果を額面通り受け取る訳でもないし、装置を宣伝するものでもないが、日本でも大きなベンツ１台程の価格で販売されているという。個人で買えば、自宅で毎日でもチェックが可能な訳だ！

クルマ以上に自身のメンテナンスが重要であるからして、スポーツカーには不要な電子デバイスも、時間と負担を軽減するという点でこれが正しい活用なのだろう。
さて、試しにやってみる勇気、有りますか？

No.143