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ウォルター・オーウェン・ベントレー、
鉄道会社を経て、内燃機関の最高を目指した男。

世界大戦中は、航空機エンジンのエンジニアとして活躍、
大戦が終わった後は、クルマつくりに本格的に没頭・・・

１９２０年代後半はルマンを席巻し、世界の頂点に君臨するもやがて倒産。

後にロールス・ロイス、ラゴンダ、アストン・マーチンと渡り歩き、世界の名だたる超高級車の開発に携わり、勾玉の名機を作ってきた。その世界最高を極めた男ベントレーの魂を現代に伝える一台、１９３９年式ラゴンダＶ１２・ルマン。一番じゃなきゃダメだったその傑作には、現代には望んでも得られない強烈なメッセージがあった！

一番以外は無用・・・それはまた男のＤＮＡに刻まれた先天的なものであることに違いあるまい。

No.450

リサーチし過ぎると、面白くないクルマが出来上がる。
マジョリティに媚びた道具としての８０点主義であるならば、使い勝手の良い道具として短い一生を終えれば良い。

コダワリを持つマイノリティにこそ、連綿と流れる熱きスピリットは受け継がれ、そんなツマラナイ点数主義などに見向きもしないのが真のパラノイア。


スポーツカーならクダラナイ・リサーチなど・・・百害有って一利無し。
作り手が、スポーツの醍醐味を大方凡人などが及ばない崇高なメッセージとして込めれば良いだけである。それは、スポーツ・スピリットが濃いほどに出来るだけシンプルな表現が良い。

長く愛され続けるのは、リサーチ無用の潔い信念が込められたクルマ達ではないのだろうか！

No.449

体に症状が出れば、副作用を伴う薬をタイテイ飲む。
薬の効果で一時的に症状を抑えれば治った気になる。
だがしかし・・・必ず再発を繰り返す。
根本治癒である体質改善ができていないから当然だ。

思ったように走れないからといって、短絡的にパーツを換えたり、改造したり、はたまたクルマを換える。
それで思い通りに走れたとしても、それはヘタが治った訳ではないことと同義。
やるべきことは人間のスキルアップ、即ち質の改善である。
言うなれば、東洋医学的療法による自身の持つ自然治癒力の活用。
それによる体質改善には時間がかかるため、諦めずに継続する意志が第一条件だ。

強い意志を持ち、やがて体質を改善すれば、副作用を招く薬を飲む必要など無くなる！
すぐに飽きるようでは、如何なる質も改善できるハズは無い。まずはその意識改革からか？

No.448

クラシック・ポルシェ・ドライビング・・・
それは、安全装置無用の真剣勝負！
自己を試す、容赦無き恐怖との格闘なのか？

暗中模索のＲＲ荷重コントロール、
それは長い長いトンネルの如く・・・



しかしながら、諦めず走り続ければ必ず出口は見える。
果たしてそこには、どんな魅惑のワールドが存在するのか？
難関にチャレンジし、克己した者にのみ与えられる御褒美であることは間違いない。

No.447

ここは何処？
スイス、はたまたカナダか・・・
いやいや勿論我が国内に違いない。

今年の遅雪のお蔭で、美しい風景のプレゼント！
行動するからこそ体験できる貴重なるモノ。
思い掛けない偶然の絶景・・・
普段行かない場所で遭遇するほどに感動する。

フトモモ越しの風景鑑賞、それはロングツーリングの大きな楽しみの一つ！
思わずポルシェのアクセルを緩める、絶景に告げる別れを惜しむように・・・

No.446