enjoy ポルシェ911のブログ一覧

なぜ、ポルシェ９３０は今なお魅力的に見えるのか？
それは、プレスを前提にしていなかった時代の造形だからではないだろうか！つまり、板金職人の手叩きという技を前提にした格好なのである。その証拠に、どこにも折れ線が無く、全体が有機的に繋がっているだろう。
こうゆうカタチは図面から出発したのではなく、まず全体の形を作ることから始まっているハズである。
現在では有り得ない手法であるから、逆に新鮮に映る！

そのカタチをひとことで言えば、やはり「クラシック」であるが・・・
時間という長い川を流れ、磨き上げられることで得られる曲線が極めて美しい石とも言える。
そして、ヨーロッパの技術と芸術の粋を１台の中に持っている希少な宝石の魅力を感じる！

No.757

本日は、好天に恵まれ当会は「もてぎ」に集まった。
ホンダ・コレクションホールを見学するためである。
普通の見学会とちょっと違うところは、元ホンダ・エンジニアＷ氏による技術解説付であること。ゆえに、当会会員を通じた熱心なホンダファンにも参加頂いた。

展示物だけでも当時のホンダ・エンジニアの情熱がうかがい知れるのだが・・・更に、どうしてそのような設計をしたのか？などの裏話を聞いてこそ心に深く沁みる。

ＨＯＮＤＡの認識は別としても、かつて確実に「日の丸」を背負って世界に挑んだＨＯＮＤＡ。
それは裏方として支えていたエンジニア達が真に熱かったからこそ成し得た偉業に違いない！

No.756

８０年代の英国の雑誌には・・・
「公道上で限界を楽しめるクルマは、世界に２台しかない。
それは、フィアット５００とポルシェ９１１（９３０型）である。
フィアット５００はクルマの限界が楽しめ、ポルシェ９１１はドライバーの限界が楽しめる・・・
世界で最も難しいがゆえに最も素晴らしい、ジェントルマンのファンカー、それがポルシェ９１１である。」
と記されていた。

コーナーでドライバーの腕前を鏡のように映して知らしめる９３０、ファンは今尚不滅である！

No.755

かつて、ポルシェ＝スポーツカーであった。
しかし半世紀も時が流れれば、凡人（勿論私も）では１０年も乗らなければ熟せないような味わい深いマニアックスポーツだけ売っていては食って行けない状況となり・・・
ニワカに人気の出てきたＳＵＶに目をつけ、マニアでないブルジョア層に向い、スポーティーなイメージを背負わせたカイエンを以って勝負に打って出た訳だ。そして大成功！
まさに見事な戦略という他に言葉は無い。


純粋なスポーツカーメーカーだった頃、常にレースでトップに輝いていたポルシェは、今や儲け方で世界のトップに立っているのかも知れない。乗ってみれば人気の理由は明らか！

No.754

高級スポーツカーメーカーであるアストンマーチンが７０年代に作った高級大型セダン・・・アストンマーチン・ラゴンダ。
エレガントな室内、5.3ｍ×1.8ｍの２トンもあるボディをＶ８で２３０ｋｍ/ｈまで引っ張る。
８０年代後半のシリーズ４（画像）は世界で１０５台のみ、
日本では当時４０００万円で販売された。

これから登場する予定の「Ｎｅｗラゴンダ」は、ポルシェ・カイエンを追うらしい！

No.753