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二若評論家や評論家キ鳥が、ポルシェというクルマだけについては、誌上で勝手な思い込みや表皮を好き放題に語るものだが、肝心の起源、即ち生まれ育った環境や文化については・・・ちょっと読み返しても詳しく語られた跡がない。

１９５０年、オーストリア南部ケルンテン地方の美しい景観に囲まれたグミュントから、ドイツ南西部シュトゥットガルト市の郊外ツッフェンハウゼンに移り、木造の工場で一般市場向けの３５６を生産し始めたポルシェ。

そんな記念すべきスタート地点であるツッフェンハウゼンは、緩やかな丘陵に緑豊かな土地柄。
やがてマニアを魅了することになるポルシェが育つに相応しい環境であったのだろうと感じた。

オーストリア・グミュントも機会が在れば、ぜひ一度訪れてみたい聖地である！

No.1081

まずは、メインストリートであるケーニッヒ通りを行く。
宮殿広場に辿り着けば・・・
ケーニッヒバウが聳え、美しい新宮殿が横たわり、
ルネッサンス様式で建てられた州立博物館が窺える。

広場では代わる代わる大道芸人が現れるらしい。
今夏訪れた時は、黒い服を着て宙に浮く人が居た。

きっと理屈が在るのだろう・・・ドイツなのだから！


No.1080

南西ドイツの政治、経済、文化の中心地。ベンツ・ポルシェ・ボッシュなど世界的大企業が本社を置き、産業都市としてのイメージが強い。

が、訪れてみれば・・・市街地近隣まで森やブドウ畑が広がる緑豊かな文化都市だ。新旧の宮殿や博物館などの見どころも豊富で、美術館やオペラ座は世界的に有名。夏のワインドルフや冬のクリスマス市など、年間を通じて楽しいイベントも数多い。

そんな中世の面影が残る都市シュトゥットガルト・・・
その紋章が跳馬であり、ポルシェと全く同じ起源なのである！

No.1079

馬の調教は、その馬の特徴を熟知した上でないとなかなかできないもの。このイタリア馬の特性をどれほど理解し、ライドできるのだろうか・・・

ハタマタ、馬に乗るということは、馬に対してライダーがイニシアティブを取ったコミュニケーションでなければならない。もっと言えば、ライダーに対する協調性を導き出したり、忠誠心などを引き出さなければならない。でなければ、乗せられているだけでツマラナイ。

・・・とは言っても、馬を走らせることは極めて特殊な行為ではない。
ただ、飽きず成し遂げようとする素直な心さえあれば誰もが可能性を持っている。
馬らしく走らせることを通じ自らの感性を磨きスキルを上げ、車趣味のライダーは豊かになる！

即ち、如何にライダーを育成できるか！それが等しくスポーツカー故の価値である。

No.1078

馬と一体となって疾走するには・・・

五感を研ぎ澄まし、全身を駆使して臨む。

騎手の如く、遊んでいる手足など有ろうハズも無く・・・

介護装置無用の緊張感こそ、スポーツの醍醐味！

それ無くして、この駿馬との一体感は無い。


No.1077