
2月10日(月)に札幌藻岩山スキー場に行ってきました。
仕事を休んで小学校のスキー学習の保護者ボランティアです。
何だか、ボランティアをやらないといけない圧力が学校からあったようななかったような・・・で、長女のボランティアに応募しました。
次女の方もボランティアをやろうかと思ったのですが、次女のボランティアもやると日程的に強烈な連休になってしまうので避けました。
8:20頃に出て、8:40頃に到着!
好天で良かった!
ボランティアをやるに当たって、事前にアンケートのようなものがありました。
選択肢①移動手段
現地集合 又は バスで子どもたちと一緒
選択肢②一緒に滑るか否か
板を履いて補助(一緒に滑る) 又は 履かずに補助(下の方で滑れない子の相手)
私は現地集合、板を履いて補助を選びました。
9時を過ぎると、子どもたちが来ました!まずは4年1組。
次は2組です。2組には長女がいます。私を見て手を振ってくれました。
そっけない態度を取られるのかと思ったら、笑顔で「お父さん!」と言ってくれました。
保護者ボランティアは10人くらいいました。
児童の班編成は、滑りが上手な順に、A班、B1班、B2班、C班、D班だそうです。
自己申告で仮決定し、学校グラウンドでの体育のスキー授業で滑りを見て、先生が最終決定するそうです。
私はAチームの補助を事前に言い渡されておりました。
A班の先生(採用2年目の若い女性先生)に挨拶し、私とWさん(母親)の2人がA班ボランティアです。
Wさんの出で立ちがガチなので、「指導員か何かお持ちですか・・・?」と問うと、ファミリースキーヤーとのことです。
札幌国際スキー場のシーズン券を持っていて、先日は富良野に家族で行ってきたとのことで、かなりノリの良いお母さん。一緒に滑ったら楽しそう。
とりあえず、ガチのファミリースキーヤーだということがわかりました。
A班は22人。
長女がゼッケン11番。長女の後ろに私が入りって中盤のボランチ的な役割。
Wさんは最後尾。
準備運動そこそこにリフトで上に行きます。
さすがA班。みんなけっこう上手。スケーティングできる子がほとんど。トレインして滑っていきます。
ダイナミックの上部。ここで先生から「ほら、エスコン見えるよー」とか「札幌ドーム見えるよー」と案内がありました。
うちの娘達は何度も来てますが、家族で滑らない子も多く、「おお~!」と、珍しい様子でした。
近くにいる児童に「ここからあなた達の家の方向も見えるんだよ。ほら、あそこに西松屋があるっしょ?」と教えたら、驚いてました。
うちの長女「何度もここに来てるからさぁ~、云々」と得意げに会話をしてます(笑)
連絡路、南斜面など、あちこち滑ります。
特に滑り方の指導はなく、ただ滑るだけ。これは子どもたちも楽しいですね。
Bチーム以下は、ファミリーゲレンデで普通にハの字のレッスンをしてました。
ハの字でズリズリ降りれないレベルの子もいます。
(4年生でこのレベルとは。保護者もっと頑張れ…。)
順調に滑ってると思いきや、連絡路コースでWさんの息子さんが崖に転落!
私が救出します。
W君は、おしりを下に、頭と足が上を向いてます。U字状態。完全に身動き不可能です。
しかも昨晩の大雪により、どパウ。こりゃ危険だ。
私が板を脱いで、ストック置いて救出に行きますが、私も胸まで埋まりました。
ここまで埋まったのは初めての経験です。
W君に近づいていき、板を脱がせて、上に登ろうとするも…、無理。
パウ過ぎて全く登れません。
じゃあ、横に行ってジグザグに上に行こうとするも、横の移動もかなりの体力を使いそう。
W君は「すいません!」と謝ってきます。ちょっと涙目。
そして礼儀正しい。さすがあのお母さんの家庭だ。教育が行き届いているなぁと感じました。
(ていうか、早く救ってあげないと)
「何いってんの。このために来てるんだよ。胸まで埋まる経験なんてまずできないから、寧ろありがとうだよ!」と励まします。
あわせて「国際のシーズン券を持ってるんだって?おじさんはルスツに行ってるよ。」とか、「この前の富良野どうだった?」とか、雑談で励ましながら色々考えた結果、下に降りることにしました。
というか、降りるしか選択肢がありません。
ただし距離があります。
ひたすら雪の中を歩いて、ようやく下へ。
写真だと上手く伝わらないかもしれませんが、ここを上から歩いてきました。
息があがりました。喉が渇く。
一日ルスツで本気で滑るよりも疲れるレベルでした。
W君とハイタッチし、「よし、あとは滑っておりな!おじさんは板を取りに上に登るから、先生にこのことを伝えておいてくれ!頼んだぞ!」と説明しサヨナラします。
コースを登って上に行こうとすると、上から「板を持っていきますかー??」と別の小学校の先生から神のお告げが!
「ありがとうございます!!」と返答し、板を持ってきてもらえました。
とても勉強になりました。
どパウの日に、ヒャッハー!と突っ込むに当たって、身の安全を考えて行動しなければならないと改めて感じました。
このレベルはまじ危ないです。ボーダーが窒息死するのがよく理解できました。
下につくと…、先生に痛く感謝されました。
今回はほんとに命を一つ救った気がします。
学校だよりに書いてくれないだろうか(笑)
その後、水分補給の休憩をし、数本滑ります。
そして12時過ぎにスキー授業が終了。
子どもたちはここでお昼ごはんです。
左から長女、ご近所でよく我が家に遊びに来るAちゃん、仲の良いNちゃん、保育園で0才児の頃から一緒だったHちゃん。
驚いたと言うか懐かしいと言うか、ゲレンデでお昼ごはんというのがまだ続いてるんです。
私が子供の頃もやりましたが、まだやってるとは・・・。
私の頃は、昼食後の午後も滑りましたけど、今はご飯を食べたら学校に戻ります。
なら、お昼ごはんは要らないんじゃないかと思うのですが…・。

ということで、とても貴重な経験をしました。来年もボランティアをやろうかな。

記録です。
W君と歩いた箇所もがっちり記録されてました。
なかなか得がたい経験でした!