駆動用電池の劣化状況測定(21年冬)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
前回測定から4ヶ月ほどたちましたので、駆動用電池の劣化状況測定を実施しました。
製造後3.83年、ODO26356km。
これまでの充電回数は639回、うち急速充電は1回、積算充電電力量は2608kWh。
2
計測方法
外気7℃。
EVモードでMID上の電池残量表示が0%になるまで放電させ、HVモードに自動で切り替わりエンジン始動したタイミングでシステムオフ。(このときOBDモニタ上のSOC表示は13%、Hybrid Assistantのデータ上では13.5%)
電力量計をリセットし、普通充電を開始。
満充電となり充電停止となったときの交流電力量は6.17kWh、そのときのSOC@OBDは85%でした。
新品電池の公称交流充電電力量は6.47kWhなので、これを基準にするとSOHは95.4%となりました。
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グラフにしてみます。
測定の度に変動があります。
一年前の冬とほぼ同じ値です。
EV航続距離の変化は感じません。
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なお、満充電で自動充電停止する際のSOC@OBDには変動(満充電停止させるSOCを電池劣化に応じて少しずつ増加させている?)があります。
このため、上記のSOHにはちょっと多めに充電した電力量が含まれることになるので、電池の容量保持率を正確には表していません。
電池の容量保持率をなるべく正確に算出したいので、SOH2を定義します。
新車当初の満充電停止時のSOC@OBDは83%と思っていましたが以下によれば81%ということですので、厳しい目に評価するとして新品電池はSOC81%までの充電電力量が6.47kWhであるというふうに定義します。
これを基準にSOH2を算出します。今回は満充電停止時のSOC@OBDは85%であったので、
SOH2=SOH×(81-13.5)/(85-13.5)として算出します。
そうすると、SOH2は90.1%となりました。
https://minkara.carview.co.jp/userid/168881/blog/39658446/ 5
<まとめ>
・EV航続距離の維持率は新車時の95.4%。1年前とほぼ変わらず。
・電池の容量維持率は90.1%。トヨタ公表値と比べて緩やかな劣化傾向で推移。
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