メモリーバックアップ電源ハーネスの自作

バッテリー交換などを行うと、時計やラジオ局のメモリー、パワーウィンドウのAuto機能が初期化されてしまい再登録がチョッと面倒です。

そこで、バッテリーの➕と➖へ乾電池などで9Vや 12Vの電源を繋ぎ、バッテリーを外している間のメモリー維持を図るモノが市販されています。

構成部品を考えると高い印象なので、前回のバッテリー交換をプレオで行った時は、エネループx8 を電池ボックスへ入れてワニ口配線で繋いだだけの物を使いましたが、接続が不安定な物でした。
幸い、交換中に外れずに終えることが出来ました。

次にステラRNでバッテリー交換を行う際は安定したバックアップ電源にしたいので方法を調べたところ、OBD2のコネクターを使う製品もありました。
➕: 16番端子
➖: 4番端子

この構成部品ならば自作は簡単なので、OBD2コネクターを密林から購入しました。
大陸から郵便で到着。

尚、この自作ケーブルにはヒューズや逆電流などに対する保護機能を持たせていませんので、使う方の自己責任となります。

開けてみると、端子はカシメ式ではなくハンダ付けが必要なタイプでした。

幸い、ハンダ付けするのはたった２ヶ所だけです。
ハンダ付けしやすさを考えて太いハーネス(2sq)を採用し、ハーネスが引っ張られてもハンダ付け部へ力が及ばないようにコネクター内部で其々のハーネスに輪を作り抜け止めとしました。
ハンダ付けは、端子が小さく固定が上手く出来なくて何度かのやり直しを経て固定出来ました。

数年に一度くらいしか使わない道具ですし、ハーネスの抜け止めも効いているので大丈夫でしょう。

電源側はギボシ端子を経由して余っているシガープラグを付けて、ハーネスが細く断線リスクが高いので接続部をコルゲートチューブで被い動きを制限しました。
EC5コネクターを単体購入してハンダ付けも考えたのですが、他の方の実施事例を読むと私の実力では不安だったので不採用としました。

電源はモバイル・ジャンプスターターで、先に買ってあったEC5規格コネクターからシガーソケットへの変換ハーネスを介して接続します。
電源を入れるとOBD2コネクターからDC 12V出力を確認しました。