内装パネルの鏡面仕上げ
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
NC3のダッシュボードにあるデコレーションパネル。
NC2では粗い塗装仕上げだったものがピアノブラックのポリッシュ仕上げになりましたが、いかんせん傷がつきやすく、目立ちやすい。
下手に拭いたりするとたちまち薄い線キズが目に入るようになります。
目立つ傷がついてきたところで磨いてやることにしました。
この手の磨き作業に馴染みのある方でしたらなんでもない情報になると思いますが、磨きビギナーの私は何度か失敗して得た気づきがあり、今後も何度かやることになりそうなのでメモしておきたいと思います。
2
今回使ったのは
・タミヤ コンパウンド用クロス(3色セット)
・塗装研磨用スポンジ
・ソフト99 液体コンパウンドトライアルセット
あとは養生テープとマスキングテープ。
クロスとスポンジはそれぞれ、併用せずに複数回磨きにトライしましたが、どちらを使っても仕上がりは大差ないと思いましたが、スポンジの方が楽に作業できました。
磨きキズの程度については、どちらを使うかよりも、埃の有無や磨く際の力加減のほうがずっと大きく影響すると感じました。
3
作業時はダッシュボードの上面とデコレーションパネルの間など、コンパウンドが入り込んでしまうところに養生テープを貼り付け。
デコレーションパネルとダッシュボードの隙間にコンパウンドが染み込むと取り外して掃除しないと完全には綺麗に除去できないこともありそうです。なので養生はしっかりやるのが重要です。
コンパウンドが乾いてくると粉も出るので、床にもビニールなど敷いておけば掃除が楽です。
4
磨きキズを抑制するための、自分なりに感じたコツ:
・パネル表面に付いているゴミは作業前にマスキングテープで除去する。
・クロスをパネルに押し付ける力は極力弱くする。
→強く押し当てると逆に傷が増える。また表面が波打って見えるようになってしまう原因になる。よっぽど深いキズがない限り、弱い力で十分に研磨可能。
・コンパウンドはパネルとクロスの接触面に満遍なく塗る。
→新品のクロスならば問題ないと考えられるが中古の場合は注意。クロスの乾いた硬い部分がパネルに当たるとそれがまた磨きキズを生み出す要因になると考えられる。柔らかくするためにコンパウンドを塗り梳かしてやる。
・磨きの動きはタテヨコのみにする。
関連記事にURLを載せたMOTAの記事によると、円状に磨くとムラができたりキズが増えたりする危険性があるそうなのですが、自分としてもそのように感じました。
5
結果としては、上記のコツを作業に反映させて何度かトライしたものの、どうしても磨きキズが残りました。
おそらく、3000番のコンパウンドで磨いたときに力を入れすぎたために深い磨きキズがついてしまったのだと思います。
仕上げにバリアスコートを塗ってみましたが、このキズは平滑化しきれませんでした。
3000番より荒いコンパウンドは持ち合わせていないので、いったんここで止めることにしました。
これ以上に粗いコンパウンドは塗膜が一気に薄くなりそうです。
もう何度か3000番で磨き直してから仕上げれば綺麗になりそうな気もしますので、後日再トライ予定。
6
反省として。
このような磨きに初めてトライしましたが、太陽光の下ではまっさらな鏡面に見えても室内灯の下では磨きキズが見える...とか、あとちょっと磨いたら鏡面になる!と思ってやったら逆に磨きキズが増えたりとか、なかなか難しいものでした。
加減のわからない素人が完璧な鏡面を目指すと、おそらくそこに至るまでに繰り返し研磨することで塗膜がなくなってしまい、再塗装の必要に迫られるだろうと思います。
デコレーションパネルの上にはホコリなどすぐに付着するので、完璧な鏡面に仕上げたところで常に鏡面に見える条件はかなり限定的。磨きキズをサクッと消せる技量がないならば、それを受け入れるべきだと思いました。
言うまでもありませんが、1番大事なのは傷をつけない(研磨が必要な状況を作り出さない)ことで、それに最も注意を払うべきだと学びました。
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