スマートフォン全体に関わる話その２８　来年こそ、唯一取り残されたソフトバンク系ＭＶＮＯは誕生するのか？しないのか？

おはようございます。

今日はＭＶＮＯを使っているなら余計に気になるソフトバンク系のＭＶＮＯがなかなか誕生しない話を私なりに、書いてみます。これからＭＶＮＯを使おうとする方も背景など参考にしていただければ幸いです。

皆さん、ＭＶＮＯというと、総務省の指導にＮＴＴドコモが忠実に従っている事もあり、日本ではほぼ９割以上がドコモ回線を借り受けた仕様となってまして、現状ではドコモ回線を使った通信事業体として各社しのぎを削っている状態で、ようやくＡＵ回線を使ったグループを含めた３社体制となったところで、特に市場ではあまり影響がないドコモ系列独占状態で推移しております。

そんな中、未だにソフトバンクはＭＶＮＯ事業者に回線の開放をしていなく、唯一サブブランドとしてＹモバイルがある程度で、グループの会長が高らかに反論するものの、相変わらず閉鎖的な市場で経過してます。

夏の終わりからｂ－mobileでお馴染みの日本通信が盛んにソフトバンク回線を利用した、ＭＶＮＯ参入の手を上げておりますが、条件を見ると、ＳＩＭロック端末での使用は出来ないなど、ＭＶＮＯをする上で、一般的な契約には応じてくれないようです。

それこそ世界的な標準周波数なら、実をいうとソフトバンク系が採用している周波数帯域が多いため、本来の相性は良いと思われますが、現実問題として、ＳＩＭロック状態での他通信事業体が使用するであろう回線の開放を一般的に公開したくないのか、今の所、個人使用を除いては、契約上、ＳＩＭＦＲＥＥ以外では使えないようにしているそうですが、もしＭＶＮＯにも制限なく開放すれば、それこそ市場が活性化される期待があります。

ユーザー目線からすれば、市場に溢れるＳＩＭロック端末とは言え、ドコモに比べれば自由が効かないソフトバンク系端末は同じメーカー製であっても非常にお安く販売されております。

近年はＡＵが若干価格上昇傾向にありますが、ＬＴＥのみで送受信可能な近年発売モデルに限り、ＭＶＮＯが対応できると告知されてからのものですから、元々その条件もあまりないソフトバンク系はＭＶＮＯがあれば、お得極まりないです。　　

今年春から不名誉というか消費者の利益を阻害していると思われる総務省の各種規制と命令ですが、今回だけは唯一賛成出来る命令（企業通しの交渉権と条件の撤廃）をしているようで、私もその結果を楽しみにしてますが、間違いなく言える事は、どんなに総務省が介入しようが、今年中にソフトバンク系ＭＶＮＯの誕生はなく、来年以降に持ち越しとなったことだけは決まったようです。

ちなみにＭＶＮＯというと、ＳＩＭＦＲＥＥ端末を思い浮かべる方がほとんどでしょうが、それこそ日本向けＳＩＭＦＲＥＥ端末の多くが、ドコモ回線が比較的使える仕様として調達している場合が多い事、販売ラインナップを見ても明確ですが、今後はさらに高性能であり、高単価なハイエンド端末にシフトしていくのでしょうか？ハイエンドとなれば、フルバンド対応ということで、ますます電話会社を越えた魅力があります。

今年から、ＬＴＥ回線を主とすることで、一部の端末ではＡＵ系も使えるようになったため、市場では盛り上がりをみせているのに、唯一ソフトバンクは自前の客が他でもない、自社回線貸出企業に流出しては困るのでしょうか？

ということで、事の成り行きを静観しつつ、もし誕生するなら希望としては１回線は使ってみたいソフトバンク系ＭＶＮＯが誕生するの？しないの？について書いてみました。

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

素敵な日曜日をお過ごしください。