東京モーターショウ2013その③テスラモーターズ
投稿日 : 2013年11月23日
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EVと言えば「省エネ」とか「地球に優しい」と言ったイメージが先行している関係上、どことなく身近なクルマをベースに高コストになったクルマが多い印象ですが、アメリカ・テスラ社は違います。前作はロータスエリーゼをベースにしたスポーツカーでしたが、今回はモデルSという4ドアセダン(5ドアHBリフトバックかも)なのです。新しい高級車のスタイルですが、構造面にも新しさやEVらしさを感じることが出来ます。
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目玉は、このフロア構造の展示物でしょう。このオールアルミのシャシーは、EV化に伴いシンプルな装いです。通常のエンジン搭載車両ですと、排気系や燃料タンクと言った構造物を避けるような形状をしている為、モノコックで、ここまでハシゴ型のフレームにすることは難しいです。センタートンネルも不要です。ちなみに、このフロア下は全てバッテリーだそうです。
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フロア仮面にTESLAの文字が。エンジンが搭載されないので、ホワイトボデーもスッキリしてます。あるのは電動パワステや空調用のコンデンサ位のものでした。実車は分かりませんけどね。
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後方から前方に向けて撮影してますが・・・非常にシンプルですね。当たり前ですが、シンプルな形状は軽さと強さを生み出します。アルミなので製造コストはかさむでしょうけど、このクルマに対するメーカーの本気さを感じさせられます。
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フロントサスペンション周り。全てが溶接ではなく、適材適所でリベットを使い分けられている様子が見て取れます。
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商売上、デザインは「これ位にしといた」的な印象を受けます。いくらデザイン制約が無いからと言って、突飛なデザインでは受け入れられないと踏んだのでしょう。
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後輪付近にはモーターとインバータがあります。RRなんですねえ。思ったよりもシンプルにまとまっている印象です。ドライブシャフトには妙な安心感を感じました・・・唯一、見覚えのある部品ですから(^^;
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インパネには、iPadのような巨大なタッチパネルがあり、基本的にこれですべて操作するようでした。時代の流れを感じますし、それを市販化にもつなげたテスラ社の意気を感じます。一昔前(今でもかも)までは、大排気量やでかい車格、エンジンパワー等がステータスだったのでしょうけど・・・今後はこういった高級車をサラッと乗りこなすことが、本当のステータスになってくるのかもしれません。時代は確実に次の一歩を刻もうとしてるんだなあと言う事実を感じさせられました。
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