二酸化炭素排出量削減

民主党の公約で二酸化炭素の排出量を2020年までに1990年比25%削減するというのがあります。
ここ2～3日ニュースでよくやっていますが、これは大変厳しい目標のようですね。

1990年比だと25%ですが、2005年比だと30%以上削減しなければならないようです。2008年になるともっと増えているようなので、さらに厳しくなっているはずです。

単純に考えると、今と同じ道具（車、電気製品など）を使うなら使用時間を2/3にしなければなりません。今と同じだけ使うなら、30%以上効率を良くした製品に買い換えないといけませんね。
これを日本のすべての世帯と企業で10年のうちに実現するのは、どう考えてもかなり難しいでしょうね。

テレビのニュース番組で民主党の議員が、キャスターの「厳しいのではないか」という質問に対して、「技術革新が起こるかもしれない」などと、出来るかどうかも分からない技術をあてにしてるような事を言っていました。
これでは、まともなヴィジョンが無いのかと思ってしまいます

これはちょっと心配になります。国内向けの公約ならそれほど問題ないでしょうが、国際公約として出してしまうと、政権が変わっても取り消せないそうです。もし実現出来なかったら、二酸化炭素排出権の購入や省エネ技術の無償供与など、日本にとって大きな不利益を出してしまう可能性があります。
どう実現して行くのか、はっきり示した上で国際社会に出して頂きたいです。

あと私が気になるのは、10年後にどんなスポーツモデルが売られ、今走っているスポーツモデルがどんな制約を受けるのかという事です。なんにしても車好きには厳しい時代になりそうですね。