東北マツダの工場長、Aさんが富谷店から多賀城店に異動してから3年、久しぶりの再開です。
コロナが流行る前、マスク生活の前が最後だった。
といえば長い時間が流れた事が身に沁みます。
相変わらず車好きがにじみ出ているトークと営業より出来る気遣い。
やはり魂動デザイン前からマツダに在席しているスタッフは地獄を見ているので面構えが違う(笑)
彼は僕のNB改を見ても見るポイントが違う。
例えばエアサスよりもグローブボックス内の一点物customの完成度を指摘したり。
ウィンドウディフレクターはどうやって作ったの?
という具合に気がついたり。
拘ったポイントに気がついてしまう。
いわば車オタクであるのです。
彼にNBのパーツをお願いして、サクサクと慣れた手つきで在庫と価格表をプリントアウトしてくださった。
オールペンに向けての交換パーツの確認です。
マツダは25年前の車の部品も大概出る。
しかも安い。
長く乗るにはとにかく維持しやすい。
日曜日だし60の試乗で店内は順番待ちの列ができていたので試乗は無しに。
ちなみにシックスティーは言いづらいらしく
ロクジュウ
とスタッフも呼ぶらしい(笑)
60はデカすぎるし買うことは無いので。
代わりにCX-30(こちらはサーティーと呼ぶらしい)の内装の私見をAさんに案内してもらった。
CX-3がFFであること。
後部座席が狭いこと。
これらの理由により四駆への買い替えが無いわけではない状況なのです。
新居は坂だらけの丘エリアなので。
マニュアルのマツダ3セダンに乗るAさんは生粋のクルマ好きなのです。
3のエンジンはNDと一緒だから、なんかこの車、良い音しません?
と乗った人ならなるわけです。
エンジンの音と使い勝手が良い具合の3。
いわば一台でオールインワンせざるを得ない時。
4枚ドアのMT嫁を騙す号なのである(笑)
インプレッサ
ランエボ
シビックタイプR
と共通するドライバーズカー、それが3。
その彼が
30は良い車で買い替え検討号
というのだから、ちゃんと見ようと。
前は外装の大きさと予算の関係でスルーしてた。
CX-5より値段が高い。
なのに狭い、小さい。
対抗馬には
ハリアー
フォレスター
エクストレイル
各社の看板車がライバルという不遇の車。
顔はCX-5っぽいし。
でも。
この車はドライバーズカーだったんですね。

とにかく内装の質感が凄い。
ブルーのレザーで囲まれた高いインテリアの完成度。
ドリンホルダーも肘掛けもお金がかかったつくり。

CX-3にはないリアのパワーゲート。

テールのデザインはエンスー。

マニュアルミッションが、ある。
ボタンの配置もシンプルかつ美しい。
「下から二番目のガソリン仕様のMTがオススメ」
ほんと、解ってるなぁこの人…
例えATをチョイスしても
広い後部座席、低いルーフ、ドライバーの触るところが快適な車。
この車は売れない、万人受けはしない。
いいんですよ、この車はこれで。
売れる実用性はCX-5に任せて。
この車はニッチなスポーティーカー、ドライバーズカー。
所有する喜びが、ある。
それでいて家族の不満という不満までは出ない快適性を備えている。
売れないだろうなぁ。
エクストレイルの新型に普通は行くし。
質感、リセール、フワフワ乗り心地だけ見たらハリアーだし。
フォレスターも走破性の高い実用性と安全性。
だけど、もしCX-3のFFが坂で登らなかった時は。
この車に買い替えを検討すると思う。
わかる人にわかればいい。
本当にマツダが作りたい車、なのかもしれない。
ブログ一覧
Posted at
2022/10/02 21:31:41