2020年10月13日
詳細なオールペンとパーツの手配、スムージングとフェンダーミラー化、リアバンパーカットの打ち合わせ。正規見積り取得。考えていたより高いな…まいった(._.)
金かぁ…
久しく欲なんてなかったのに。
なんて遠い目しながら秋のオープンエアで比較的暖かい日差しをプーコラ流して帰宅途中。
何台かND、NCとすれ違うがみんなクローズドドライブ。
初春と今の時期を逃すと一体いつ開けるのだろうか…謎だ。
ふと、信号待ちで隣の車両から視線を感じる。
シルバーのプレミオ。
絵に描いたような国産フツーのセダン。
助手席の品の良さそうなおばさま。
ロマンスグレーの満面の笑みでこちらを覗いては運転席のどなたかと語っている。
ロードスターは、というか僕はオープンカーのそういう一面も恥ずかしいより先にフレンドリーが先行してしまうようで。満面の笑みで手を振り替えしてみた。アホみたいに何度も。
おばさまは大笑いしていたので良かった。
これがドイツやアメリカの車両のオープンだと威圧感や成金感が出てしまい仲間内では盛り上がるし子供うけも最高だが微笑ましいとは縁遠くなってしまう。
逆にロードスターをいくら厳つく仕上げようとしてもフレンドリーからの脱却は難しいかなぁ。ベース車の乗り換えをオススメする。
僕は想像する。
運転席にはきっとロマンスグレーの紳士なおじさまが運転している。
必死に働き
子供も独立させ
家のローンも完済し
晴れたから田舎道をドライブするか、という二人の長い人生を。
もしかしたら若い頃に。
新車のNAロードスターを買って。
手放したのかもしれない。
彼らにとっては今は未だ比較的ノーマル然とした外観の我がロードスターはフレンドリーに懐かしく感じられたのだろう。
「そろそろ2人乗りのオープンカーでも買ってみるか?」
そんな会話が冗談でも交わされていて。
真っ赤なオートマの最新ロードスターを試乗しに行くのさ。
最期の一台、ドノーマルの2シーターオープンをプーコラ流す。
紳士淑女のオープンカーはなんとも豊かな人生を連想させる。
それは僕自信の夢でもあり。
ガレージに収まるロードスターを眺めながら車仲間達と極上のコーヒーと車談義を弾ませる。
刻まれる距離計はもはや自慢でこそありネガティブな要素はない。
Posted at 2020/10/14 00:20:48 | |
トラックバック(0)