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Erozettaのブログ一覧

2019年03月25日 イイね!

無味乾燥の秀逸工業製品

無味乾燥の秀逸工業製品現行A4について。
暫く前になるがA4 2.0TFSI Quattroに乗ったので覚えていることを書いてみようと思う。車両としては2017年登録だったので初期モデルなのかな?今は改善されている所もあるかも。

まずぱっと見、内装・外装含めパリッとした折り目・合わせ目が出ていて確かにいいもの感がある。
個人的にはここまでされると、ちょっと息が詰まるというか、もう少し情緒的というかエキゾチックさを感じるほうが好み。いつぞやのCMじゃないけれど、カンパニーカーとしては折り目がシッカリした善良な会社に見えるので需要はあるのかな。

乗り込んでみると…内装全体のトーンがコーディネートされているし、ビシッとした感覚は心地よくもあるのだけれど、表面加工は綺麗な反面、触るとプラスチック感丸出しの部分が多くて、これで700万出すのかー中古でも400…うーん、ちょっとないなーと思った。
まぁ同じセグメントのXEのほうがもっとファジー且つもっとプラ丸出しみたいな感じはあるので、工業製品としては優秀だと思う。
なので工業製品としての良いモノ感を理性的に評価して、納得して買うならばアリだけれど、そういう良さにあまり関心が無くて直感で生きている!という場合は、愛着がわきにくいかも。
実際にXEは乗り込んでみると、個人的には許せちゃうというか…けっこう内装のニュアンスが揃っているというか、写真ではわからない陰影が上手く出ててこれでもまあええやん、と思った記憶があるので、この辺は完全に好みの問題だとはおもう。

全体としてはドライでクールな雰囲気なので、技術職ではなくてオフィス勤めで、中間管理職以上、クルマは好きだけどどっぷり沼に漬かってはないよ、という層にオススメという感じがする。(完全に偏見だけどw)
でも、アウディ乗ってる、事が目的ならば、FFモデルを安く買った方が内装の雰囲気的にはお買い得感あるし満足度は高そうだなぁ…。

走らせてみると、一言で言えば、ザ・アウディという感じ。
ステアリングインフォメーションが低めで、低速では異常にステアリングが軽いこともあって、ラジコン感があるし、操作系の行きと帰りのタッチの差が大きめで粘性がある。
また、他のフィードバックされてくる情報も、オブラードが3〜4枚挟まれていてるような感覚があって…と、どのアウディ(Qシリーズは乗ったことが無い)に乗っても同じような印象をうけるので、ある意味、伝統のフィーリングなのかも。
このへん街ではすごい気になるんだけど、速度域が上がってくると、結構ガンガン行ける。
アウトバーンでもすげー速度で離脱車線に突っ込んでくるのは、アウディが多く、次いでBMW、って感じで、カッ飛ばしてナンボ、ということなのかな、と思っている。

その中で、ちょっと良いなー。と思ったのは、異常な直進”感”。
旧A6-7も、A4よりまっすぐ走るなーと思った記憶があるけれど、そういうのではなくまっすぐ走っている「感覚」がものすごく強い。
それはセンターフィールが強めに出ているステアリングや横ブレなんかをかんじさせないボディコントロール、インフォメーションの作りこみ、クアトロの力なんかの相乗効果でそう感じるんだろうけれど、比較的良路のバイバスなんかで試乗すると一発でコロリといってしまう人もいるんじゃないかな。エンジン音も調律が取れていて、いいもの感を感じさせるつくりになっているのは商売上手だと思う。

あと旧世代の商品と比較するとクアトロ感というかリアが地面を掻いているぜ!という感覚が薄くなった気がする。
これは嗜好によって評価の良し悪しは分かれるとおもうけれど、洗練さという意味では新型のほうが正しいけど、ヨンクのクルマを転がしてるぜ!という感覚はあまりなく、全体的にずっしり、どっしりしたフィールで、ガツンと踏んだ時のピックアップとトラクションがヨンクの証という印象があった。
実は異常な直進感が、クアトロの効果だとするならば価値があるけれど、どうなんだろう???旧世代ではそんな感覚があった記憶が無いけれど…。たぶん経験則的には、もっと高速領域であったりシビアコンディションでは差が大きく出るのかな?という気もする。

ちょっとどうにかした方がよいと思ったのは、凸ギャップを超えた時や、高速コーナーでの入力が入ったときに起きるのブルブルっとした比較的長めの振動と横揺れ。
ちょっといただけないレベルの振動だったので「斜めにギャップに乗り上げたかな?」と思ったが、再現性があるのでどうも違う。なんだかフロントのアーム周りが逃げていってるような…剛性が不足しているのが、ブッシュの設計がミスっているのかが分からないけれど、開発時に穴を見逃してしまったような、明らかな熟成不足を感じる。
これがブッシュ関係のミスならすでに治っている可能性は高いが…気になっている人はチェックしたほうがよいかも。
旧A5,A7もボディのネジレが強くて、フィーリングに悪影響があるなぁ…とおもっていたけど、結局モデルチェンジまで根本的には変わらなかったのが気がかりではあるんだけれども。。。

といったところでA4についてまとめると…デザインとテイストが許せる&精度の高い工業製品に価値を感じる人、また「定番」を選ぶ必要があったり、会社でも使う…というならばクリーンなイメージも相まって、買ってもよい。
ただし、ヨンクが絶対必要な環境な人、クアトロに思い入れがある人以外は、クアトロにする必要性については??? 
これだけお金を出して走りを求めるならBMWっていう手もあるし、乗車人数を気にしないでいいならボクスターも買えちゃうかも、いやならXE-Sとか、P300とかもええんじゃない???なんなら認定中古のS4もええんでね???って気になってくる。
アウディのエントリーど真ん中が欲しい。というくらいの理由ならばFFでにして、(長く乗るなら)Sトロニックの故障に備えて貯蓄しておくというのも一つの選択肢かもしれない。



Posted at 2019/03/25 19:39:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマレビュー | クルマ
2019年03月05日 イイね!

デザイン重視のGTカー

取り回しの悪さに目をつぶれば、車の出来は素晴らしく良い。静かで、安楽で、まったりと回る古いV6の感覚も優雅で、フランス人によるフランスのためのグランツーリスモ。つくりの大胆さからくる異文化感が魅力のクルマ。デカくて見通しわるくて曲がらねぇとか、リアに申し訳程度についているカップホルダーかま全くつかえねぇとか、当時ですらナビが古すぎるとか、右ハンだとブレーキがプアとか、理性で細かいことを評価せずに、何も考えずに高速をダーーっと走ると幸せになれる、そんなクルマ。
Posted at 2019/03/07 18:24:20 | コメント(0) | クルマレビュー | クルマレビュー
2019年03月03日 イイね!

巷で話題のcx-8に乗ってみた。

暫く前になるけど、CX-8 XD-Lに乗ったので感想。別にもってるツイッターアカウントのほうで、いつか呟いた気もするが、覚えている範囲でメモしておこうと思う。巷で話題にもなっている事だし。

まず外装・内装のぱっと見の印象としては、悪い意味での国産車感があまりなく、お?これなら乗ってもいいかも、と思わせるレベルにあると思う。
ボディパネルを叩いてみると薄っぺらさはあるけれど、外鋼板のあわせ面の合い具合や隙間も十分綺麗だし、塗装もノンプレミアムとしては悪くない。
若干凸凹感はあるけれど、これくらいのツヤっぽさが出てれば、コーティングに出せば結構いい感じに見えると思う。

特に内装についていえば乗り出し350〜400万円台のクルマとしては異常ともいえるほど力が入っていて、ウッドやソフトパット仕上げ+臙脂茶の裁縫がしっかりされている合皮とソフトな本革に覆われており、一昔前のマツダのイメージでいるとカルチャーショックを受けるかもしれない。
国産車によくある「木目調」でもないし、ギラギラでもない。
簡素で落ち着いた雰囲気も若干あるので、ちょっとお洒落をしてお出かけしたい気分にさせる素養はあると思う。

ただ、コストの関係なのか、設計者間でのコミュニケーションが不足しているのか?、よくよく眺めてみると、同じ黒のテイストでも見た目やさわり心地に微妙な差があったりして頑張っている割に、質感が低くみえるのがとても残念。
力を抜くところはしっかりコストカットはしてよいとは思うが”魅せる”という部分まで気遣いが出来てない感じがある。
そのへんは3シリーズとかも結構雑というか、やっつけ仕事感がある部分もあるので、それくらいの方が親近感が湧く、という側面もあるけれど。
最近のマツダは、日本的なミニマルっぽさを重視しているとおもうので、ニュアンスをもう少し大事にすると凛とした雰囲気がでていいとおもう。


走り出すと、近年のマツダ車の共通の感覚で、とても素直でいい子。という印象。
若干ブレーキストロークが長めだったり、ステアリングの中立付近が詰まりすぎで動きが過敏だったり、インフォメーションに雑味があったりと、少し気になるところはあるけれど、オーバーオールでみれば、適度に軽い操作で、ほぼ思ったように車が動いてくれる。
国産車に慣れている人には「ブレーキが効かない」とか「うごきがモッサリ」とか言われそうだけれど、とても走る曲がる止まるのコントロール性がよく、”商品性”とか”お客様の声”いう謎の理論で、動的特性があまりねじ曲がっていないのに好印象。

一方、コーナリングや交差点では、マスの大きさを強く感じ、すごいデカくて重い車を運転している感覚がある。
ディメンジョン的にものすごく大きいのかな?と思ったけれど、寸法的には常識的なサイズで、床専有面積はXFの方が大きいのね。
背が高く、座席も追加されていることで100キロ重いデメリットがモロに出ているとも考えられるし、X5とかはでかくて重い割にそんな重さは感じないので、哲学が異なるんだろうなぁと言う印象。鷹揚な割に感じる若干の過敏さはダイゴナルロールにこだわりすぎのセッティングの問題?とも解釈が出来るけれど。
まあ「デカイんだからでかい感じがしなきゃあぶねぇだろ!」と言われればその通りで、ファミリーで移動する事を考えると、この重さからくる鷹揚な動きはポジティブな方向だと思うし、ズボラ運転じゃなくてしっかり基本通りに運転すれば、ちゃんと車はついてくるから、お父さんの運転も丁寧になりそうだしありっちゃあり。
最近のプレミアムブランドSUVにある外界からの断絶感が強い作りより全然よいとおもう。

ただ…ちょっと改善が必要なのは、酔いを誘発する動きが出ている事。特に2列目。
サスアームの剛性、若しくは、フロアの剛性が足りず、ギャップを乗り越えた時にブルブルっとした震えとボディ前後のワナナワしたヨレ感がある。実はこれ、所謂6世代商品全てで気になっていて、コスト的な問題か根本的に何か漏れがあるのかもしれない。まぁA4もCも程度の差はあれど気になったから、ジャガー2台のおかげでアルミボディ慣れのせいも存分にあるんだろうけど。
フィードバックがあるのは良いのだけど、一つの振動に対して、山の先端が2つもしくは3つになっている感覚があり、情報の鮮度が悪いイメージ。実際5世代なんかはドカドカくる突き上げはあったがブルブルンはなかった記憶があるから、商品性と理想、理想とコストのせめぎ合いがあるのかも。

また、謎のフラフラ感があって、それに加えて、シートレール剛性が低いもんだから、左右位相が車の動きから少しズレながら身体があっちこっちに微妙に揺れる。これ三半規管が、めちゃつらい。
しかしながら、嫁さんはフラフラは感じないのことで、、、なんとなくだけど、うちのジャガーくんと同じ運転者起因の揺れ、乗り心地の違いの可能性はある。
初期ダイアゴナルにこだわる影響でかなり初期応答で車が傾くから「緊張」や「実力」が影響して、クルマの運転セオリーがわかってない人が運転するとフラフラが感じられるのかな、という気はする。これ、もう少しステアリングにダルなところを作るとか、セオリー通りに運転しないとダイアゴナルしないとかやり方は無くはないだろうけど、、、日本みたいにキュッって曲がるのがスポーティという誤解があったり、適正なGがかからん市場では両立が難しいか?従来の商品性みたいな指標は捨て去らないといけないから思い切りがいりそうな領域。
フィードバックが的確じゃないわけでもなく、そこそこ反応は帰ってきていていいし、個人的にはいい方向なのだけれど…うーん……なやましい。

ということで、個人的に感じた酔いの問題で、ちょっと微妙なの評価になってしまったけれど…普通にその辺で走っている国産車よりはるかに運転はし易いし疲れにくいとは思うので、時間を長めに走らせてみて家族が酔わないのであれば、積極的に選んでも良いと思う。

内外装の雰囲気や動力性能、燃費、修理代の安さ、ディーラー網の充実、すべてをみてみてここまでバランスがとれて400万円台で買えるクルマはなかなかないんじゃないかな。
良く見てみるとスカイプランという残価設定型ローンの価格保証率が50%越と異常に高いこともあって、B〜Cセグメント位の値段で…と思っているひとも、意外と買えちゃう感じがすごい。

CX-8についてまとめてみると…
世間一般の「ミニバンは絶対嫌だけど、空気をたくさん運んでいる車じゃないと妻がゆるしてくれない」という不憫なお父さんにおすすめの一台。
ミニバンのような白物家電的商品を選ぶことで、無味乾燥の味気ない生活なり、それがストレスを感じるならば、CX-8を選んだ方が豊かな気持ちで日々を過ごせると思います。
家族がなんと言おうと、高い金をだしてまでストレスを受けるのは健全ではないし、お父さんがストレスなく気持ちよく過ごせることで仕事も家族サービスも頑張れると考えれば、
CX-8のコストベネフィットは高く、スライドドアがついているかどうか?なんて問題は、全くもって制約条件になりえないとおもうのだけれど、どうだろう。
まあ、根本的に、旦那さんのみ働いている家庭なら、財布を持つのが妻のみ、というのが間違いで 家庭の予算の範囲で、最低限家族が乗れる「好きな車」を買って文句言われる筋合いはないし、車好きの旦那からみれば、謎の制約をかけてるくのは、化粧品の事を知らない旦那が口出してきて「わしの基準以外は買うな」というのと同意なこと、共用品か?は関係なく、自分ごとにすれば、心理的には、ものすごい腹が立つのはわかるよね。わかっています?そこの奥さん。
Posted at 2019/03/04 17:27:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマレビュー | クルマ
2019年02月25日 イイね!

生活に潤いを与える実用ハッチバック

ふつうに使える実用ハッチバックを作りました!あ、でもクソ真面目なクルマにはしないよー!というちょっと外してくるのがプジョーらしい。
昔ほどパッケージングで冒険してないので、定番から外れたCセグほしいな、ってくらいのライトニーズでも、選んで後悔はしないと思う。最近はシエロはカタログ落ちしてした反面、新車でも300万円半ばくらいで良いグレードが買えるから実はかなりお買い得な車種だと思う。
Posted at 2019/02/25 07:24:04 | コメント(0) | クルマレビュー | クルマレビュー
2019年02月24日 イイね!

現代的なジャガーの解釈

モダンなブリティッシュサールーン。
スペックや精密な作りに比重が置かれたプレミアムなものづくり・売り方を取り入れつつも、どちらかと言えば、味わいの良さ重視した作り込みに共感できるか?で評価が替わるクルマだと思う。
Posted at 2019/02/24 16:20:01 | コメント(0) | クルマレビュー | クルマレビュー

プロフィール

Erozettaです。クルマオタのラノベオタのおっさんです。国産車ならマツダ、外車ならジャガー贔屓です。よろしくお願いします。
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