DIY グリルプロテクター塗装✨
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
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出来る時に少しずつ進めてきた今回の作業…
始めたのはいつだったでしょう。。
やっと終わりました😥
仕上がりとしては、ボディのジェットブラックとグリルの黒に変化を付けたくて、樹脂パーツより半艶アップくらいの状態にしています。
今回使ったナイトホークブラックは真っ黒やブルーの混ざった深い黒とは異なり少し褪せた色味です。
流行りのグロスブラックにするなら、足付けはツルツルにして202ブラック等+クリア増し増し+磨きで仕上げます。
この作業を振り返ってみれば…リメイクシート貼ったり、純正グロスブラックのプロテクターをパパッと購入すれば良かったんじゃないの?え?またまた時間の浪費?💧
という事で諸経費を計算…
部品交換だと14,000〜18,000円くらいで購入可能なのに対して、このために購入したナイトホークブラック2本とクリア1本のスプレーペイント代でおよそ2,300円(時価)です。
https://r10.to/h6xbYe
他で使った余りのプライマーとシリコンオフは新たに購入すればプラス1,500円くらい。
研磨スポンジは約250円ですが1枚は使いません。後は耐水ペーパーや水研ぎするための水道代?
結果、やはり1番お手軽でコスパが良いのはリメイクシートとなります。
でも久しぶりに塗り塗りしたかったですし…もう自己満足です♪
プロテクターの塗り変えについては、整備手帳に著すと細かいポイントがあり過ぎたり、画像についても私の撮影技術が足りず、伝えたい部分がスマホのカメラだと鮮明に写せなかったり…
という訳で、ある程度のニュアンスを感じていただければ幸いです☺️
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ちなみにこちらは納車されたばかりの頃の初々しい8さんです。
プロテクターは当時エクスクルーシブモード標準?のガンメタっぽいものでした。
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純正のガンメタから2年くらいメッキ仕様に変え、今回はこのようになりました✨
うーん、良い感じなのか地味なのか…
さて、、
今回の塗装はスプレーペイントを使いますので、以下の基本は踏まえておきます。
⚠️足付けは綺麗な仕上がりのベースとなりますので丁寧に急がず行いましょう。
⚠️屋外の場合、湿度が高い日を避け、もちろん風は弱い日を選びましょう。結露が付くような気候だと塗装が白ボケします。
※雨天でも濡れない場所であれば作業は可能ですが、乾燥が遅く塗装面に異物が付着したり、塗膜も垂れやすくなります。
⚠️スプレーペイント作業では周囲に対する塗料の飛散や臭いなどに注意します。
※ウイルス対策マスクではなく、塗装用などのマスクを着用すれば気分が悪くならずに済みます。また、手間は要りますけど、適当なビニールハウスで簡易な塗装小屋を準備しても楽しいと思います。
⚠️今回のように屋外作業で、部品を車体から外して塗装する場合は、ダンボールなどで塗装用の簡易な台を準備し、スプレーを噴射しやすく、地面を這う風が運ぶ砂埃が塗装面に付着しない高さで作業します。
⚠️スプレー缶ペイントは圧力の低下が最も仕上がりに影響するので、対象の塗装面積や数量を考慮した上で多めの量を準備。
また、塗料の噴射量が変わりやすいため、噴射をスタートさせたらノブを押す力と首の角度は急に変えないこと。
⚠️スプレーの吹き付け動作は一方通行で行い、短時間に近距離の2度吹きはしないこと。
⚠️塗装対象にスプレーを噴射する距離は好き好きです。ただし、スプレー缶のノズルは荒い粒子が噴射される事を頭に置いて作業します。
距離が10cmくらいだと早く色付けされますが圧力で塗料が泳いだりして垂れやすくなり乾燥不足を招きます。離してフワッと重ね塗りで色付けすれば、時間は掛かりますが塗料の層も中まで乾きやすくなり比較的失敗は防げます。ただし、塗料が対象に当たらない分も多めになるため使用量は増します。
なお、クリア層の段階であれば、ある程度なら厚めに塗って磨きで平坦にすることも可能です。
以上、ここまでは基本的な塗装のお話でした。
長い説明が台無しになりそうですけど、
この作業は準備も仕上げも磨きが重要です。ハッキリ言って、綺麗な塗装=丹念な磨きです。
プロの塗装屋さんも仕上げはもちろんポリッシャーを使いますからね(๑˃̵ᴗ˂̵)
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この記事では省いているプロテクターの取り外しですが、グリルに固定するツメはこの様な形をしていて、真ん中の穴が空いている部分を上に押し上げることで外せます。
外す際と研磨する際には2本の突起を折らないように注意しましょう。
どうでも良いことですが、部品の名称はガーニッシュだったりフィンだったりしますけど、マツダの品名にはプロテクターと記載されています。
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塗装剥がしと足付けは耐水ペーパーなら600〜800番で行いましょう。
表面を整える作業は、塗装面の仕上がりにそのまま反映されます。
どうせ塗装するんだから隠せちゃうとか思うかも知れませんが、塗料の皮膜は薄いので細かい凹凸や粒はクリアを塗っても表面にはしっかりと浮かび上がります。
表面の凹凸をチェックする場合、水研ぎしながら度々水分をペーパー等で拭いてから表面に異なる方向から光を当てて判断していきます。
今回の部品は純正塗装されているため、表面のクリアを剥がし、下地色の表面には塗料の引っ掛かりを付ける程度にします。
もちろん、凹凸が消えないのなら下地の塗装を全て剥がしますが、その場合は表面の滑らかさを整える時間が増えます。
私は最初から800番の研磨スポンジを使いましたが、耐水ペーパーで表面を滑らかに仕上げるなら1500番以上で足付けを終えるようにします。
耐水ペーパーで水研ぎする場合は、研いだ面の水の膜で部品表面の状態を判断します。例えば、膜が広く張れば表面はなだらかですが、膜切れが早いと凸凹があることになります。
なお、研磨材は摩耗により使い始めと使用中の削れ方が変化しますので、最初ほど弱く使い、削るのではなく、撫でるように触ります。
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スマホ撮影なので凄く見え辛いですが、黒っぽい太めの線が矢印の部分に走っています。
これは研磨の強く入った部分なので、光を当てた陰影を見ながら段差を慣らしておきます。
また、樹脂を成形した部品は平坦に見えて実は中心が微妙に凹んでいたりしますから、指先で表面の状態を確かめながら偏摩耗にならないよう注意します。目視で確認するならペーパーを当ててみるとその削れ方でも判断は出来ます。
ちなみに、部品の端や曲面は塗装の定着が弱くなりがちですから、1方向にかけていたペーパーも少し向きを変えて細かく引っかかりを作ります。
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前後しますが、この画像は一旦塗ったものの仕上がりに細かい粒が入ったので、600番のペーパーで再び水研ぎを行い、研磨スポンジで表面を仕上げた状態です。
塗装したカラーと純正カラーが入り混じっていますが繋ぎの面は整っています。
まだ荒めですが、今回の仕上げは半艶のためこのくらいにします。
キラキラや粒々、鱗状などは排除して、ザラザラ→サラサラ→ツルツルに変化させていき、光沢が出るくらいに磨くと最終的に艶々の出来上がりとなります。
塗装面の手直しをしたら、再塗装の前にはシリコンオフで表面を洗浄しましょう。
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ちなみにこちらはクリア2層塗りまで進めながら、気に入らなくてやり直す前の状態です。
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今回ご協力いただいた皆さんです。
カラーとクリアは予備を購入しています。
バンパープライマーはミッチャクロンなどと同じ用途でカラーと部品の接着剤となります。ABSやウレタンは塗装面を慣らしやすいので通常こちらのみ使います。
面積の広いウレタンバンパーや表面処理の荒さを補いたい場合は、バンパープライマーの上に厚みのあるプラサフを重ね塗りします。
とにかくバンパープライマーは垂れやすかったり表面に凹凸を形成し易く、カラーにも迷惑をかけやすいため薄く重ね、しっかり乾燥させてからカラーを吹きましょう。
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最初はAmazonなどの梱包によく使われているダンボールの板を加工して塗装台にしました。
※この時点での足付けは数本に仕上がりに不足がありましたので後からやり直しています。
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途中からは立てたダンボールをプロテクターの凹みに差し込む台を使いました。
撮影のために室内で仮載せしていますが、塗装はもちろん屋外です。当たり前ですね😥
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シリコンオフの拭き上げは繊維の散らないウエスやペーパーなら未サラシの物が屑も少なくて使い易いと思います。
シリコンオフの後、開いたダンボール箱にプロテクターを並べて、バンパープライマーを吹いたら埃などが付かないように箱を閉じておきます。
本数が多く時間に余裕もないので、ある程度流れ作業で手早く済ませるように並べて乾燥させ、そこから取り出して別の台で塗装するパターンです。
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ベーシックな塗り方を画像で表現してみました。
ダンボールなどに2本の指標ラインを引き、スプレー塗料がタブの押さえ方や角度、風の流れなどでどの様に付着するかを練習したりお試しする方法です。
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実際のスプレーで表すとこんな感じで吹き付けます。
スプレーの出始めは粒が粗くなりがちで、噴射角度も曖昧なので必ず捨て吹き位置から塗り始めます。
慣れてくると、少し塗装のノリに差が出た部分は、上や下からその部分だけ斜めに吹き通すことも出来ます。
塗装面から20cmくらい離してフワ塗りする場合は、2〜3往復させても良いです。
なお、一部を修正する場合は、塗装が乾く時間を置いてから、気になる箇所を広めに少しずつペーパーで慣らします。
修正面が落ち着いたらシリコンオフしてから、塗装の凹んだ面と残した塗装の重なる範囲にかけて、部品を手で持って弧を描くようにスプレーを吹いたりもします。
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画像では並べていますが、塗料を吹き付ける際はそれぞれのプロテクターを離しておかないと飛散した粒子が粉状に付着します。
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フワッと吹き付けていくと、重ね塗りも多めの回数が必要となり、画像のように徐々に塗装されていきます。
先の項でも書きましたが、重ね塗りを急ぐと中の層に乾燥不足が起こり、発色の不良や白ボケ、粒の発生、装着後の塗装剥げなどを招いてしまいます。
気温がおよそ25度以上あれば、重ね塗りの間隔は10分もあれば充分です。
冬季だと、空気は乾燥していますが気温15度以下だったりすると結露も付きますのでかなり乾燥には注意が必要です。
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カラーのノリが良ければ、クリアなしでもある程度の光沢が出ます。
ただし、これも粒が見えますね。
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付着した埃や残った塗料の粒はペーパーまたは研磨スポンジで軽く水研ぎします。
仕上げていくうちに何度か繰り返す作業ですが、ペーパーだと強過ぎる場合は研磨スポンジの使い古しで弱く研いだり、ポリシングクリームを使ったり、状況に合わせた方法を行います。
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広い範囲で表面を慣らす場合もペーパー等をかけて、水分を拭き取り確認して、納得が、いくまでペーパーをまたかける繰り返しです。
塗装表面を荒らしたくない場合はスポンジ研磨に変えます。
このような作業は塗装の前も途中も仕上げでも行うため、記事が前後しているようですが後書きにしています。
粒やザラザラ感が少し水研ぎしてもあまり改善されなければ、荒めに落として画像5のようにやり直しましょう。
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だいぶサラツルになっています。
表面を手直しする際に研磨がゴワゴワするなら、重ね塗りの乾燥が不足していますので、そのまま作業を続けても意味がありません。
残念ですが一旦カラーを下地ごと溶剤などで一気に剥がしてやり直すべきです。
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このような端の部分は、樹脂の成形上、平面ではなく、中心が凹んでいたりライナーのバリ痕が付いていたりで、足付けも不足し易く、塗装のノリには充分注意する必要があります。
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ここでプロが教えないシリコンオフの使い方です。
通常はプライマーの前に噴いて脱脂等に使いますが、下地処理の状態を光に当てて判断する際も役立ちます。
足付け後、部品の表面は細かな粒子が詰まり一見綺麗に見えたりするのですが、シリコンオフを噴いてウエス等で拭くと削りカス等が浮いて凸凹が分かりやすくなります。
凸凹が見える場合は、その時点で再度足付け+表面の慣らしを行う必要があります。
ちなみに、これって昔懐かしい襟拭きベンジンやジッポーオイルと同じ匂いがしますよね😅
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何度か表面処理をし直して、カラーからクリア塗装まで済ました状態です。
今回は半艶くらいにするため、カラーとクリアは4回重ねにしています。通常の艶々な仕上がりにするなら(下地処理次第ですけど)クリアはあと2〜3回程度は厚塗りしましょう。
このプロテクターは10本中の長い2本ですが、スプレーだと流し吹きの際に塗装の厚みが変化し易いため、特に剥がれ易い尖った面など塗料のノリを丁寧にチェックします。
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やっとクリアまである程度の仕上がりに…
ちなみに、クリア層は吹き付けてしばらくは粒状のキラキラが目立ちますが、数時間で落ち着いてきます。
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2日ほど塗装を寝かせたら、クリアを保ちながら艶を出すためクリーム状コンパウンドで仕上げます。
※セラミックコンパウンドも良さそうです。
さらに3日ほど置いて適当なガラスコートを施工したいと思います。
以上、とっても長〜い整備手帳でした💧
最後まで目を通して下さり、ありがとうございます🌸
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