これこそが大和魂

　人から教えてもらった、ちょっと前のニュースなんですが、あまりにも･･･　身につまされると言うと聞こえは悪いですが、とにかく、考えさせざるえないお話だったので。

高齢技術者「若い奴にはやらせない」 　原発暴発阻止プロジェクト（2011/4/22）

福島原発　暴発阻止行動　プロジェクト

　これこそが、戦前までこの国に受け継がれていた大和魂というものでしょうね。
　良くも悪くも滅私奉公こそが美徳であると、小さい頃から叩き込まれた人たちの心意気です。

　戦後民主主義で育った僕には無理でしょう。
　自衛隊や消防士、それに派遣会社の現場作業員の、数分交替作業ですら、チキンの僕では尻込みするというのに･･･

　ただ、こういう滅私奉公の精神というものを、他者が強要するような社会ではやはり駄目で、自ずとそのように立ち上がる人々がいるような国にするこそが、理想の教育なのかもしれません。

　ただ、そういった教育って、政治家や教師がいくら言葉で語ったところで、所詮は絵空事にしかならないでしょう。

　このような魂を真に伝えるには、大人が自らそれを行ってみせ、物言わず背中で語ることでしか、後の者に伝えることはできないのだと思います。

　このプロジェクトが実際に行われる可能性は少ないのでしょうけど、僕たちはこの先人の方々の背中をしっかり見届ける義務があるのではないでしょうか。