
先日ブログでネタにした防水MP3プレーヤーですが。
結論か先に言うと、壊れてました。
この製品、よくあるUSB接続型プレーヤーの例にもれず、PCのUSB端子に刺せば、OSがUSBメモリとして自動認識するので、あとはフォルダの中に音楽データを放り込むだけという簡単なものです。
しかし、何回刺してもPCから認識されません。(;´Д`)
何も特別な操作がいらないだけに、手順の間違えようが無く、考えられるのは相性問題くらいだと、家にある何台ものPCに試しに差し込みましたが、全てのPCで認識しませんでした。
OSもWin2000、WinXP SP3、Win7とそれぞれで試しているので、もう完全に
初期不良の疑い100%です。
まぁ、どこの馬の骨とも知れぬアジアメーカー製の製品なぞこんなものと、当初からある程度想定はしていましたので、さっそくこの製品の国内販売元の会社に連絡をとりました。もちろん、正常品と交換してもらうためです。
すると、
返品・返金という形での対応となると回答されたのです。
いやいや、ちょっと待ってくださいと。
僕はこの製品に不満があるから
返品したいんじゃなくて、この製品を
使いたいから一刻も早く
正常品と交換して欲しいんだと。
(そもそも一度も使えてないのだから、製品の評価すらできない)
そのようなメールを送り返したところ、販売元からは驚きの返答が帰ってきました。
現在、同製品では
同じクレームが多発しており、こちら(販売元)としても手持ちの在庫に
正常品として自信を持って送り返せる物が無い ので、返金という対応をとらせてほしい・・・とのこと。
( ゚д゚)ポカーン
ワタクシ、今まで何年もこの手の電子機器を購入し、そのうち初期不良にま何回か出会ってまいりましたけど、
在庫全部不良品かもしれないから交換できないなんて初めて聞いたYo!
結局、これからアマゾン経由で返金処理を行うわけなんですが、時間だけを無駄に消費してしまったことになります。
ちなみに、ご存知無い方がいるやもしれんので、ついでに情報発信いたしますと、アマゾンってカード決済以外では返品になっても現金帰ってこないので、こーいう時は普通に消費者がダメージくらいます。カード決済以外での支払いの返金は、全てアマゾン商品券での返金になります。
皆さんも、アマゾンでこーいう怪しい製品買う時は、くれぐれもご注意くださいね。
(ちなみに、僕はカード決済なのでノーダメージです)
さて、ここからが本題です。 (マテ
今回、僕が買ったプレーヤーは、台湾のLAVODとかいう聞いたことも無いメーカーで、おそらく生産国は中国の工場でしょう。
こう書くと、やはりチャイナクオリティー(笑)とか、粗悪なアジア製とか思っちゃうところですが、それはあくまでの物事の一面でしかありません。
少なくとも、電子機器業界において、これほど日本人にとってはステレオタイプなMade in Chineなどというものは、今回みたいな無名メーカー品を選ばない限り、なかなか出会うものではありません。
実際問題として今世界中で使われている電子機器で中国産でないモノを探すほうが難しいのです。
先日発売され、すでに世界中で400万台が売れている
iPhone4Sだって生産国は中国です。 (台湾のFoxconnというメーカーが生産を請負い、中国の巨大工場で生産しています)
ですが、iPhoneでこのようなおかしなトラブルが発生することはないでしょう。(初期不良が無いと言ってるわけではありません)
結局、工業製品というのは、
何処で作るかなどというものは問題ではなく(地政学的な問題は発生しますけど)、
誰が作るか(もしくは作らせるか)が問題なのです。
つまりは、品質管理次第で、Made in Chinaの品質がMade in Japanを品質を上回っても、何もおかしくはないわけです。
実は今日わざわざ津のauショップまで出向き、iPhone4Sを見てきたのですが、とても高品質な印象を受けました。
納期の状況や、料金プランなどの話も聞こうかと思ったのですが、県内では数少ないiPhone4S取扱店というだけあって、この日も平日昼間だというのに10人以上も待合に並んでいたので、話を聞くのは諦めパンフレットを貰って帰りました。
待合客の半数以上はiPhone目当てだったように思えました。
おそらく、彼らの中でiPhoneが実は中国製であるということを意識している人はほとんどいないでしょう。
(ちなみに中身の半導体などは、だいたい韓国サムスン製なわけですが、今後この中身は変わるかもしれません・・・)アップルは純然たる米国企業であるわけですしね。
そのあたりが、まだ日本にとっては救いがあるところで、中国は世界の下請け工場という立場からは抜け出せていません。
言われたとおりには出来るが、自分達だけで全て作り出せる力はまだ乏しいというのが、(先進諸国から見た)世界的な評価だといえます。
しかし、そんな評価もいつかは変わる時が来るでしょう。それが5年先なのか10年先なのか、はたまた30年はかかるのかは、まだ解りませんが、確実に変わる事だけは確かです。
何故ならば、技術は時間とともに発展するもので、退化していくことはないからです。
(SF世界では退化したりしてますけど)
僕らの商売は、まだまだメイドインジャパン神話の恩恵を受けながら仕事をしていますが、年々勢いを増していく中国製品を見るたびに焦燥感に駆られることを禁じえません・・・
Posted at 2011/10/20 01:11:39 | |
トラックバック(0) |
Web担当Kの日記 | 日記