12月3日(木)====================
加害者から『1.車両保険を使わず示談する。』『2.車両保険を使って示談する。』『3.示談決裂。』のどれを選ぶかの電話を貰うだけで、今日は特に大きなイベントはない筈だ。
18:22 ディーラから再見積りが出来た旨の電話あり。
金額を確認すると一次見積り+D万G千だ。
あれぇ、あんまし高くならんかった…(^-^;
加害者から三者択一の電話は未だないが、再見積りの結果は教える約束をしていたので、電話をしよう。
19:52 加害者に電話。
2次見積りの金額を伝える。
すると、突然加害者が喋りだした。
加:『A十万で、その場で、一括って言うか、何とかそれで勘弁っていうか、…、あれではないんですけど、…』
イ:『A十万…?』
加:『ほんとに反省してます。こんな事言える立場ではない事は分かってますが…(長~い略)ご勘弁いただければと…』
イ:『じゃ、良いよA十万で。』
加:『で、ちょっとまた…、明日、お忙しいですか?』
イ:『A十万で終わりにするなら、良いよ、今から会って、お互いに一筆入れて金額を確定しよう。で、やめようよ、こんな事』
加:『イカさん、明日じゃまずいですか。今日ちょっと、色々、自分…、母親がちょっと具合悪くて…、明日じゃまずいっすか』
----また、時間稼ぎか?
----役に立たん幼なじみに相談か?
----母親が具合悪いのと、会えないのと、何の因果関係があるねん。
イ:『いいよ、明日で。』
その後、少し話して…
イ:『じゃ、明日一筆書いて、A十万で終わらそうよ、ね。』
加:『で…、金額はもうどうにもならないですかねぇ。決まればもう、必ず現金で、もう、払いますから。もう一回、ご検討いただいて…、最高A十万位までなら何とかなりそうなんですけど…、もう少し考えていただいて…』
イ:『正直言うと、A十万じゃ安いと思ってる。だけど、事故以降、幼なじみの事を除けば、反省している様に思えた。』
加:『えぇ…』
イ:『で、あなたの口からA十万って金額が出たから、さっきA十万で良いって言った。』
加:『えぇ…』
イ:『で、A十万の確約とってから、その後にさらに安くしろってのは、あなた、失礼だよ。』
加:『えぇ…』
イ:『あなたがA十万で勘弁してくれっていうから、安いと思ってるけど、あなたが考えて言った事なんだから、A十万で良いよって言ったんだよ。』
加:『えぇ…はい。』
イ:『で、僕がA十万で良いよって言ったら、更に安く出来ないかって?』
加:『…』
イ:『だったら、話はふりだしだよ。』
加:『すみません、ほんと、反省してるんですよ、大変な事してしまったって…』
イ:『大変な事したんだよ、あなたは』
加:『明日、また、ちゃんと話しますんで…』
なんの結論もでず、明日(12/4)昨日と同じマクドで22:00に示談交渉する事になった。
さ、準備せな。
昨日加害者が書いた確約書(家族を守る奴)のコピーを取って…
2次見積りのコピーをとって…
あと、示談書作らなきゃ。
できれば、明日示談書に署名捺印させて、もう終わりにしたい。
用意した示談書は3種類。
1.B十万の示談書。(御の字)
2.AG万の示談書。(これ位は欲しい)
3.A十万の示談書。(これ以下は考えられない)
これらを用意して、12月3日(木)は終わり。
12月4日(金)====================
11:59 電話が鳴った。
瞬時に頭に…『加害者からか?また時間稼ぎの電話か?』っと思ったが、千葉西警察からだった。
来週の水曜日か木曜日に調書を作成するので、千葉西警察に来れないかと…。
丁重に平日は無理だって言った。
で、12/5(土)の9:00に千葉西警察で調書を作る事になった。
21:55 示談会場に到着。
加害者はまだ来ていないようだったので、先に入り、ホットコーヒを注文して席へ。
間もなく、加害者到着。
イ:『これが、この前約束した確約書のコピーね』
加:『はい…』
イ:『これが、再見積りのコピーね』
加:『はい…』
イ:『この再見積りを警察に出す。この前の見積りは出さないからね。』
加:『はい…』
イ:『で、』
加:『(もごもご)…』
イ:『え?なに?』
加:『G十万でなんとかなりませんか』
ここから、彼はこめつきバッタ状態。
話にならない。
G十万泣き落とし作戦のようだ。
顔をあげさせ、事務的に話を進める。
イ:『こっちの要求額はB十万。そっちはG十万。その差D十万。示談交渉を進めよう。いいね。』
加:『…』
イ:『で、いくら出せるの?』
沈黙状態がかなり続く。
加:『A十万で…』
イ:『A十万?』
加:『はい』
イ:『A十万って、昨日電話であなたから出た金額だよね。』
この時点で、A十万で仕方ないか…終わらそうと決心した。
でも、気が治まらんから…
イ:『今日ここに来る前に、この金額なら終わらそうっていう額を心に決めてきた。』
加:『…』
イ:『AG万だ。』
ここで、AG万の示談書を取り出して相手に見せる。
間違えてA十万やB十万の示談書を取り出さないように、また、相手からそれらが見えないように細心の注意が必要だ。
(
続く…)
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この物語は、事実に基づかないフィクションです。
こんな話、現実にある訳がないっ!(^-^)b
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