12月2日(水)====================
09:45 一次見積りを精査したところ、抜けがありそうなので、Maxの見積りをくれるように再度依頼の電話。
10:02 加害者の支払能力を考えて車両保険を使う可能性があるのでどうすりゃ良いか、自分の保険屋に相談。
車両保険を使う可能性があるなら、修理を始める前にアジャスタの査定が必要だそうだ。
う~ん、面倒臭い。
とりあえず、二次見積りが終わったところでアジャスタに査定してもらおう。
で、アジャスタの査定には立ち会う事にしてるので、また、面倒臭い。
アジャスタと修理工場との癒着によるピンハネ(品質)は、そんなに稀な出来事ではないので。
12:21 加害者から着信。
想定通り、事故相談窓口のBさんに相談したみたいだ。
電話の内容は次の通り。
・見積りが欲しい、車検証が欲しい。
・金は必ず払う。
・修理が終わってから払っても良いか?
即答は避け、この日の夜、21:30に事故現場近くのマクドで会うことを約束。
18:44 加害者から着信。
気付かず。
19:58 加害者から着信。
今日は仕事で何時になるか分からないので明日にしてくれないか。
なんか胡散臭いぞ。
拒否。
何の仕事かと尋ねたら、営業。
強く拒否したら、30分遅れで22:00に会うことを約束。
なんや、仕事終わるんやん。
なんか胡散臭いぞ。
21:50
ちょっと早めに、示談会場に到着。
チャリ置き場にチャリを止めてたら、横にいるのは加害者やった。
軽く会釈して、店内へ。
何も頼もうとしないので(それじゃマクドに失礼や)、ホットコーヒを2つ注文して席へ。
イ:『これがあなたが欲しがってた車検証』
詳しく説明してあげる。
イ:『これが被害の状況』
画像を見せながらどういう被害状況かを詳しく説明してあげる。
説明してる途中で誰かが来た。
誰:『自分、こいつ(加害者)の友達なんだけれども、こいつ車の事全然分からないんで、口は挟まないから話だけ聞かせてもらっても良いか。』
類は類を呼ぶのか…
またアホそうな奴が出てきた。
イ:『じゃ、身分証明してくれる?免許証でいいよ』
誰:『逆に免許証見せてもらっても良いか?』
イ:『何でこっちが免許見せなあかんの?』
誰:『こっちも見せる以上、見せてもらわないと』
イ:『じゃ、立会い拒否。はずしてくれる?』
誰:『見せます。』
イ:『見せる事ないよ。帰って。』
誰:『見せます』
イ:『見せなくていいって言ってるじゃん、立会い拒否するから、帰って』
誰:『はい?なんでですか?』
イ:『あなたが身分証明しないから』
誰:『証明しますよ、免許証見せますよ』
イ:『おかしいやん、さっきこっちが免許見せへんと見せへんて…』
誰:『急に言われたもんで、すみません、申し訳けありません』
イ:『ちゃんと謝罪してくれる?』
誰:『どうもすみませんでした。』
どうやら、加害者の幼なじみのようだ。
初っ端からアホ丸出しだ。
車関係の仕事についてるようで、こういう事に詳しいそうだ。
なんだかんだいって、俺への威嚇だろう。
幼なじみの登場は想定外だったが、全く威嚇になってない。
この幼なじみを利用させてもらう事にした。
車の被害状況の説明の途中だったので、それまで詳しく説明していたのをやめて…
イ:『君、車に詳しいんだったら、この見積書読めるよね』
誰:『は、はい。』
イ:『後で内容を彼(加害者)に説明しといてくれる?その為に来たんだよね』
誰:『は、はい。』
イ:『で、この衝突状況からみて、この修理見積りに抜けがあるのが分かるよね。』
誰:『…』
イ:『フロントドアのここに、こういう向きに力かかってるからね。分かるよね。』
誰:『はい、分かります。』
イ:『だから、いま再見積りとってる。再見積りでき次第、彼に電話するから。で、コピーもあげるよ。』
奴に何が抜けてるかなんて分かってる訳無い、俺が分かってないんやから…、ほんとアホな奴だ。
ここで感付いた。
夕方日程を明日にずらそうとしたのは、仕事なんかとちゃう、幼なじみと調整するためやな。
姑息なやっちゃ。
誰:『すみません、ちょっと、事故の状況教えてもらえませんか?』
イ:『それは2人で後でやってくれる?今時間もったいないから』
誰:『あと、ルーフのこの部分の傷はどんな状況なんですか?』
イ:『彼(加害者)から聞くか何かしてくれる?部外者のあなたに僕が説明する義務ないよね』
誰:『分かりました、自分の方で確認します。あと、代理人として…』
イ:『え?代理人なの?委任状見せて』
誰:『いや、代理人では…』
イ:『代理人なら委任状見せて』
誰:『だ、代理人ではなくて…』
イ:『代理人じゃないのね?』
誰:『は、はい、代理人じゃなくて…』
イ:『じゃ、改めてはっきり宣言して、代理人じゃありませんって』
誰:『はい、代理人じゃありません、代理人じゃなくて、修理の金額も多いので、こいつが判断できないので…』
イ:『ディーラの見積り出してるやん、偽造とちゃうよ』
誰:『いや、疑ってるのではなくて…金額的にこいつが払えないんじゃないか…』
イ:『連帯保証人になってくれるの?』
誰:『話をうかがった上で…』
イ:『連帯保証人になるの?』
誰:『で、お名前とか、ご住所とか控えさせてもらっていいですか?』
イ:『連帯保証人になるって一筆入れてくれたらいいよ。』
誰:『じゃ、教えてもらえますか?』
イ:『一筆入れてくれたらね。』
誰:『この場で教えてもらえますか』
イ:『いいよ。』
誰:『…』
なんで、ここで話が止まるねん。
一筆入れるとこやろ、ここはっ!
話の脈絡が全く見えない。
ある意味、強敵だ…
ここからはこちらの予定に従って、1枚目の確約書を書いてもらおう。
内容は事故とは直接関係ない。
加害者が、私の自宅の敷地内に立ち入らない事、家族の半径10m以内に近付かない事、自宅の固定電話に電話しない事、を確約させるもの。
こっちが加害者側に恐怖を感じている事を主張する為だ。
イ:『こっちは、あなたに恐怖を感じてる。こういう事(威嚇するために第三者を出してくる)するから』
加:『はい』
イ:『あと、夕方の電話うそだよね。仕事で遅くなるんじゃなくて、彼(幼なじみ)との調整が間に合いそうになかったんだよね。』
加:『いや、それは…』
イ:『それと、お父さん本当に他界してるの?生きてない?○○してるよね?』
加:『…』
イ:『ちがうの?』
加:『いや、あぁ』
イ:『ちがうの?』
加:『違います。』
イ:『じゃ、アレは誰?同姓同名の人?こんな近くの地域に歳も同じくらいで同姓同名の人が居る訳だ。』
加:『いや、それはですね、母親が父をなくして、2年前に…もう、それは勘弁してください、本当に2年前に他界したんです。』
イ:『ま、それは良いとしても、こちらはあなたを信じるに足る材料が何もない。あなたに恐怖を感じる。だから、この確約書書いて。』
-----幼なじみが口を挟んできた。
誰:『すみません、再見積りでちゃんと金額が出た上でのサインが必要だと思うんですよ。』
-----全く意味不明。
イ:『ねぇ、この確約書の内容、事故と全く関係ないよね。』
誰:『はい』
イ:『僕の家族に手を出すなって内容だよね。見積り額となんの関係があるの?』
誰:『いや、一応…』
イ:『関係ないよね。』
この後数分、全く意味不明の発言があったが、結局確約書に署名捺印をしていただいた。
これで、家族の安全の担保はできた…ふぅ。
結局、交渉時間は1.5時間。
成果物は家族に近付かないって確約書だけ。
あと、約束したのは、翌日12/3(木)、次の3つの方法、どれを選ぶかを委ねた。
1.車両保険を使わず示談する。
2.車両保険を使って示談する。
3.示談決裂。
幼なじみ君、何の為に君は来たの?
こちらへの印象を悪くしただけ。
長い1日が終わった。
明日は普通に会社なのに…
(
続く…)
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この物語は、事実に基づかないフィクションです。
こんな話、現実にある訳がないっ!(^-^)b
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