パンチなXカードのクロス変更

リフレッシュ&メンテナンスをしたパンチ200iXですが期待していたパンチな低域には程遠く、むしろボワつく感じでしかも1 KHzから2KHzにピークがあるようでボリュームを上げるとその辺りの帯域が前に出過ぎな感じでしたのでクロスを変更してみる事にしました。

デジタルフィルターでしたらちょちょいと変更できてあれこれとすぐに試せますがアナログフィルターですといちいち素子を交換しなければですのでメンドクサイことおびただしいです。

別のパンチなアンプからXカードを引っこ抜いてきて抵抗とコンデンサーを付け替えます。
今回の実験はR14KΩ、C0.022μFで約516 Hzのローパスフィルターとします。
気になっていたピークの解消と低域のレスポンス向上を期待します。
ちなみに端子面はツルツルのピカリンコに研磨しておきました。

14KΩの抵抗なんて持ってませんので手持ちのパーツからVisayのMELFタイプとリードタイプの金属皮膜抵抗を直列に接続しました。
偶然ですがまるであつらえたように基板のスルーホールにMELF抵抗がドンピシャに立ちましたのでリード抵抗を橋渡しして合成抵抗で14KΩとしました。
ややアクロバティックな実装ですが我ながら良いアイディアかなと。。。

どちらの抵抗も誤差0.5%以内ですのでピッタンコの抵抗値です。

メタライズドポリエステルフィルムコンデンサーも部品面に実装して作業完了。

絶対に関心できませんが時間も無かったのを言い訳に車両トランクでの作業です。
トランク内でアンプをひっくり返して裏フタを外してXカードを付け変えました。

ここまで作業して予備機のXカードの端子面が微妙に狭い事に気づきマジか！と思いましたが端子ピッチはギリセーフでしたので無事に実装できました。
絶対に関心できませんので必ず机上テストしてから車載しないとまさかの恐ろしい祟りがありますのでご注意を。

あれこれ作業するといつものプラシーボ全開で良くなっているはず、あるいは良くなっていて欲しい感から狙い通りの効果は得られたようでニンマリでしたが、しばらく聴いていると一番気になっていた低域のボワつきはまだ残っていて・・・やや残念な気持ちになりましたがふと気になってドアをバラしてウーファーの取り付けビスを増し締めしましたらなんと！一発で気になっていた帯域がビシッと締まってくれて・・・アンプやら何やらよりスピーカーユニットの増し締めが一番効いたっていうオチでしたわ〜ちゃんちゃん。。。