U3S6 ファームアップの思わぬ副産物？

以前のファームアップの時から分かっていたことなんですが、書きそびれていたので一応書いておきます。

ASUS社から発売されているU3S6というカードは、以前書いたとおりUSB3.0×２と、SATAⅢ（6Gb/s）×２という内容のカードです。

実はこのカードには思わぬ秘密が隠されていました！

それはSATAⅢ（6Gb/s）×２という部分。

公式では、単にSATAⅢ（6Gb/s）のインターフェースが二つあることしか書いていませんが、このSATAⅢ（6Gb/s）を制御するコントローラ・チップに秘密がありました。

U3S6に搭載されているSATAⅢ（6Gb/s）のコントローラはMarvell社製の「88SE9123」というものが搭載されているのですが、実はこのコントローラは、RAIDをサポートしているのです。

ASUS社のHPにはそんなことはどこにも書いていませんし、初期出荷時のU3S6ではRAIDをサポートしていません。
ネット上調べてみても、U3S6はRAIDをサポートしている話は見かけません。
むしろ、サポートしていないという記述ばかり。

ところが・・・

このコントローラのファームアップを実施したところ、BIOSバージョン「1.0.0.1019」以降で、Virtual Disk（RAID）メニューが出ることが判明しました。

起動時に「Ctrl」+「M」キーを押すと写真のような画面が表示され、RAID構成が組めそうです。

組めそうですと書いているのは、現状、手元に試せるディスクがなく、私自身の確認が取れていないからです。

ちなみに、Windows 7でASUS社のドライバをインストールするとMarvell Raid ・・・というドライバがインストールされますので、ほぼ間違いなくRAIDが組めそうです。

現在、U3S6は５千円弱で買えるので、この内容を考えたら相当お買い得な商品だと思います。

ファームアップをしたことで、思わぬおまけが付いてきました♪