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MAZDA渾身の野心作 - CX-60
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コタんパス
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マツダ / CX-60
XD Lパッケージ_4WD(AT_3.3) (2022年) -
- レビュー日:2026年8月8日
- 乗車人数:1人
- 使用目的:その他
おすすめ度: 5
- 満足している点
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動力性能と燃費を高次元で両立したSKYACTIV-D 3.3
MAZDA3顔負けの驚異の運動性能
どことなくクラシカルな落ち着いたインテリア
開口部の広いパノラマサンルーフ - 不満な点
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思った以上に後部座席の乗降性が良くない
相変わらずBOSEオーディオの音量調節幅が粗い
i-DMランプが見にくい - 総評
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MAZDA肝いりのラージ群の一番槍。
気合いが入り過ぎたのか、ただでさえ新造品の塊なのに、あろうことか設計思想(哲学)までALL NEWで登場。
MAZDAファンとしてはこんなに面白いことはないのですが、初期型ゆえの粗もあってか世間の評価は賛否両論の大荒れに。
Premium Modernの雰囲気に騙されそうになりますが、あくまで"ドライビングエンターテイメント"であって、決して"ラグジュアリーコンフォート"ではありません。
レスポンスとリニアリティに優れているのはもちろん、その"余白"の少なさには前車MAZDA3以上にストイックさを感じるほど。
ある時ステアリングを握った知人が「すごいクルマだ…でもこのすごさを求める人は、そもそもこのクルマが眼中にないかもしれない」と言っていたのが印象的です。
大型SUVという先入観を捨てて、「こいつは(積極的に)走るためのクルマだ」と認識したうえで、ちょっとやりすぎかな、と思うくらいスッスッと歯切れよく操作してやると、クルマが生き生きと反応します。
決して楽に運転させてくれるクルマではないですが、運転が苦にならない、むしろ楽しくて中毒性のあるクルマです。
- デザイン
- 5
-
エクステリアはMAZDA3に比べればおとなしいものの、分厚いフロントからグイッとリアにかけて流れていくサイドビューは力強く、光の移ろいやリフレクションも健在。

周囲環境や見る角度によって表情を変える様はまさにMAZDA車です。

インテリアも最近のMAZDA車にもれず、質感は◎。
ギラギラメッキや艶々ブラックが極めて少なく、水平基調かつ肉厚なデザインとあいまって、どっしりと落ち着いた印象を与えてくれます。
ナビ画面はかなり横長ですが、サブ画面を表示しても地図エリアの視認性が保たれるほか、変に視線が上下しないので良き。
操作系はコマンダーや物理スイッチ主体ですが、わざわざ画面に手を伸ばしたり画面内のボタンを探す必要がなく、何より"メカ"を操っている感があって、個人的には大変好みです。

スピードメーターもフル液晶化したにもかかわらずクラシカルな3眼レイアウトを貫いてくれたのも好印象。
フル液晶化の恩恵はドライブモード固有の見た目にあり、例えばスポーツモードにすると真っ赤になってテンションが上がります。
ただ、i-DMランプが非常に見にくいことだけはいただけないですね。

そして、やはり大開口のパノラマサンルーフは解放感が素晴らしく、採光や換気にも非常に役立ちます。

総じて、MAZDAの掲げたインテリア思想の極致として、非常に完成度が高いと思います。
欲を言えば、最初からバーガンディがあってほしかった… - 走行性能
- 5
-
"どっしり重厚"な雰囲気からは考えられないほどの猛獣っぷりを発揮します。
まるでクルマ側から「もっとこいよ、こんなもんじゃないだろ」という声が聞こえてきそうな勢いです(汗)

ひとたび走り始めれば圧倒的なトルクでどこからでもグングン加速するうえ、
ベタ踏みすればシートに体が押し付けられるほどで、加速性能に不満を感じることはありません。
ブレーキも、しっかり意思をもって踏み込めば相応の制動力が発生するうえ、MAZDA車らしくコントロール性も良いです。
そして何より、このクルマの特筆すべきはコーナリング。
体感MAZDA3を凌駕する勢いで、面白いくらいクイックに向きを変えてくれます。
KPCの恩恵もあってかロール感も少なく、この巨体なのにワインディングでは水を得た魚のように躍動します。
さらにクローズドコースでは、もはや魚どころの騒ぎではありません!
総じてポテンシャルはかなり高く、どんなドライビングにも応えてくれそうな懐の深さを感じます。
…と、ここまで褒めちぎってきましたが、これまたMAZDA3を凌駕するレベルで、あらゆる操作に対する分解能(解像度)が良すぎる節があります。
ちょっとした修正舵やアクセル踏み増し/抜きはもちろん、各操作の迷い・ブレがもろに挙動(≒乗り心地)に反映されます。
人馬一体といえば聞こえはいいですが、良くも悪くもドライバーの粗を丸裸にしかねないレベルで、i-DMも容赦なく躍度減点を突き付けてきます(汗)
ゆえにこそ、かみ合った時のフィーリングは感激モノで、自分の意志とクルマの挙動がピタリとはまる、まさに人馬一体の領域を垣間見れます。
素晴らしいのは、何も特別な環境下でなくとも、それこそ普段の何気ないドライビングの中でそれを感じられるということ!
このフィーリングこそがこのクルマの醍醐味といっても過言ではありません。 - 乗り心地
- 4
-
MAZDA3初期型からの乗り換えだったためか、硬さは正直そこまで気になりませんでした。
過度なノーズダイブやロールもなく、同乗者からも酔うとか不快だとか言われたことはありません。
ただ最初のころ、特にリア側で路面との相性による縦揺れの収束の悪さがあったり、大きな凹凸を乗り越えた際の「おつり」が大きかったりしたことは事実。
とはいえ、これらはリアショック交換でかなり改善したので、結果オーライということで ^^;
いろいろ言われたトルコンレスATも、初期のころは低速時やパーシャル時にギクシャクすることがありましたが、リプロを重ねてだいぶ洗練されました。
ちなみに、速度域を上げたりメリハリのある操作をしたりすればするほど乗り心地が良くなっていくような不思議な感覚があります。 - 積載性
- 4
-
MAZDA3に比べれば雲泥の差で良いです。
巻き取り式トノカバーになったこともあり、ある程度かさばるものを乗せるのも楽になりました。
とはいえリアガラスがそこそこ寝ているため、欲張るとリアゲートが閉まらなくなります(笑)
ただ後席については、スペース自体は十分確保されているもののステップ部分が想像以上に短く、リアドアの形状と相まって特に狭い場所での乗降性はあまりよくありません。 - 燃費
- 5
-
極端なストップ&ゴーを繰り返す市街地だと悲惨ですが、そうでもなければ10km/Lは安定して上回り、流れが良ければ15km/L前後、高速なら20km/L超も狙えてしまいます。
何より上述の性能を我慢せずに使い倒してもこの燃費、というのがすごすぎます。
ノンハイブリッドの大排気量車としてみれば、燃費で文句を言われる筋合いはないのでは!? - 価格
- 3
-
CX-60は極端に価格レンジが広いため選んだグレードによって評価は異なると思いますが、なんだかんだで個人的には妥当かなと感じました。
少なくとも、このパッケージングでこの価格、というのは他に類を見ないと思います。 - 故障経験
-
巷で言われる様々なトラブルや初期型ゆえの粗は確かにありましたが、ちゃんと言えば対応してくれたのでそれ自体は大きな不満ではありません。
まぁ、ALL NEWモデルを事前予約するような物好きなので、ある程度免疫があったのかもしれませんが ^^;
それよりも、新車装着タイヤのALENZAがやたら摩耗(特にフロントのショルダー部)が早かったのが想定外でした。
やはり20インチともなるとタイヤの価格が…
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